概要
初代アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場するサイバトロン戦士。地質学者であり、バギーにトランスフォームする。
動物と戯れる、反戦家である、戦闘に興味がない、長期の一人旅が好きなど、たいへん穏やかな性格をしている。
一方で、ブリッツウイングの標的にされてワーパスに助けられるシーンなどで画面狭しと動き回る場面もある。
サイバトロン側に大勢の戦死者を出したユニクロン戦争(ザ・ムービー)を生き延びており、『2010』では地球のサイバトロン基地に残留して、果敢にもダイナザウラーと戦った。
ゴールデンラグーンの秘密
初代アニメで唯一の、ビーチコンバーが主役のエピソードが第31話「ゴールデンラグーンの秘密」である。
ある日、地球の未開発資源の調査を兼ねた偵察に出たワーパス、パワーグライド、シースプレー、パーセプター、ビーチコンバーの5人。
その途中でデストロンに遭遇し、戦闘になる。迎撃に出るパーセプターら4人だったが、ビーチコンバーの姿が見当たらない。
そこにあったのが、伝説のゴールデンラグーンと呼ばれる金色の泉だったのである……。
ゴールデンラグーンを巡って楽園は激戦区となり、最終的にはメガトロンの手によって消滅させられてしまう。
勝利に喜ぶサイバトロンの傍ら、「楽園は消えてしまった……」と嘆く彼の姿が、前半の楽園で動物と戯れるシーンと並び、印象的である。原語版では「We won……」(我々は勝った……)と言っており、戦争とは何かを考えさせる台詞となっている。