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アイン・ダルトンの編集履歴

2019-02-20 00:59:53 バージョン

アイン・ダルトン

あいんだるとん

アイン・ダルトンとは、TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の登場人物である。

CV:内田雄馬

人物像

ギャラルホルン火星支部に所属するモビルスーツパイロットだが、配属されて日が浅い新米パイロット。階級は三尉。

性格は義理堅く一途だが、若さから来る真面目さと正義感の強さを持ち合わせており、非戦闘員への攻撃などに対して抵抗を持つ一方(ただし、自身が悪と判断すればその限りではない)で、その一途さや若さ故に広い視野で物事を見る事を苦手とする。

父親は地球出身のギャラルホルン士官だったが、母親が火星出身者だった事から地球出身者の士官達に差別的な応対を受けてきた。新兵時代もその出自から疎まれていたが、そんな中でクランク・ゼントとの出逢いが自分を取り戻す切っ掛けとなったと語る。

しかし、第1話の描写でこの戦いが初陣であるアインに対して緊張をほぐすような言葉を同僚がかけている場面がある為、後述のメインキャラへの昇格の際に、差別設定がねじ込まれたと言える。もっとも、当時のアインは、クランクを妄信しがちでもあったので、クランク以外の同僚に関心がなかったとも解釈できる。


オーリス・ステンジャが指揮を執るCGS襲撃作戦に於いて初陣を果たすが、そこで三日月・オーガスの駆るガンダム・バルバトスと交戦し負傷。作戦後に単独で出撃する事になったクランクから、自分達の戦っていた相手が少年兵であった事、そしてそれを救いたいというクランクの胸中を聞かされるが、その後CGSへ向かったクランクの戦死を知され、その結果クランクの行動を否定し、更に彼の乗機であったグレイズを鹵獲・運用する鉄華団に強い憎悪を向ける。

また、初陣・火星低事になる作戦行動中に次々と上官を喪っており、クランクの無念を晴らす為、そして自身の不名誉を雪ぐ為に鉄華団追撃部隊に志願。ガエリオ・ボードウィンの部下として行動を共にし、ガエリオがガンダム・キマリスに乗り換えてからは彼からシュヴァルベ・グレイズを借り受け、乗機とした。


地球軌道に於ける戦闘でガエリオを庇って瀕死の重傷を負い、彼の回復を願い奔走するガエリオの努力も虚しく損傷した臓器の機能を機械で補わなければ生きていけない身体となるが、マクギリス・ファリドの説得を受けたガエリオの決断によって禁忌とされる阿頼耶識システムを施術され、専用機であるグレイズ・アインを与えられた上で戦線に復帰(この時にガエリオに関して感謝の言葉を述べている)。

エドモントンに於いて鉄華団と激闘を繰り広げ、彼らの駆るモビルスーツを次々と圧倒。遂にはノルバ・シノの駆る流星号の奪還を果たし、エドモントン市街へ向かったクーデリア・藍那・バーンスタインを追撃。それを迎え撃つべく現れた三日月のバルバトスと刃を交える。

そして、因縁の相手である三日月に対して、クランクへの無念を語りながら死闘を展開。その反応速度の差で彼を圧倒し追い詰めるが、三日月が自らの肉体への過負荷を無視して強引にバルバトスの阿頼耶識システムを限界まで開放したことで形勢を逆転され、最後はコックピットを太刀で貫かれ戦死した

アインくん

ギャラルホルンの阿頼耶識システムは彼に想像を絶する力を与える一方で、モビルスーツの中枢部品そのものと化した彼の姿は最早人間と呼べるかどうか怪しいものであり、流星号との戦闘では機体を破壊してまで取り戻そうとするなど狂的な執着を見せ、更に都市部へのモビルスーツ(エイハブ・リアクター)の持ち込み・投入は公的に禁止されているにも関わらずクーデリア追撃の為に構わず市街地突入を行うなど、戦闘終盤に於いては完全に精神が破綻し、狂気に飲まれていた事が伺える。

また、阿頼耶識を埋め込まれた彼を戦線に投入する事自体が「ギャラルホルンに於いて禁忌とされた人体改造の産物に多大な戦果を上げさせる事で組織の歪みを露呈させる」というマクギリスの策であり、彼もまたマクギリスの掌で踊らされていたに過ぎなかった。

それ故に彼はその後「組織の恥部」とも揶揄されるが、彼の脳の一部はグレイズ・アインの阿頼耶識システムと共にガンダム・ヴィダールの疑似阿頼耶識システムのコアとして使用され、ヴィダールという仮面を被ったガエリオに力を与え続けた。

そして、結果的にギャラルホルンの勝利に貢献した。

ただし1人の軍人ではなくMSの部品の1つとしてだが…


余談

今でこそ知られるキャラとなっているが、実は元々は数話程度でフェードアウトする予定だった。

しかし、内田雄馬氏の熱演(「奴め」というセリフを「きゃつめ」と発したことが切っ掛け)を監督が気に入り急遽レギュラーとなった。

しかし劇中最後の末路を見るかぎり出番が多いことは必ずしもいい事とは限らないのかもしれない……。

なお、彼の死後、実質的に彼の脳の一部を生かした擬似的な阿頼耶識「阿頼耶識タイプ・E」システムがガエリオ・ボードウィンに施術され、彼とリンクする形で生かされ続けていたが、その彼の脳がマクギリス・ファリドとの戦闘を最後とするように脳が焼き切れるということが起こったらしく、それによってガエリオは身体の半分の機能を失うが生き延びることができた(鉄ラジ最終話にて)。

前述の通りキマリスの阿頼耶識の部品となったもののガエリオはマクギリスのみに固執しクランクの仇である鉄華団を討つことはしなかったため「ガエリオの復讐のために使いつぶされた哀れな男」、「ガエリオはアインを口実にしている」という意見も存在する。

アインはマクギリスに対しては悪感情を抱いておらず(阿頼耶識手術を受けた後のアインはガエリオに感謝の言葉を述べた後は主にクランクを討った鉄華団への憎悪を口にしており最期の言葉もガエリオとクランクの両者への物となっておりその後戦死して脳をキマリスの部品とされた)また部品と化してからは明確に自身の意見を述べる描写も無かった(逆にガエリオが部品となったアインと会話しているような描写もバエルの格納庫でのバルバトスとの1戦以外無い)。

また、マクギリスの目的が明確になったのは1期でのガエリオとの対峙中でありガエリオがアインの機体に関して通信をしていた描写も無い。

仮に通信が出来ていたとしても前述の通りアインは半ば錯乱状態となっていた為、鉄華団を討つ方を優先していたと思われる。

そして、前述の通りアインは戦死してしまった。

つまり、アインがマクギリスを恨む事は幽霊になった後に誰かに憑りついて真相を知った等のファンタジー要素が作中に存在しない限り有り得ないである(アインから見たらマクギリスは上官の友人で自身を治療した医者を紹介した恩人である)。

結果的にガエリオもアインと同じく「死んだ人間の遺志をないがしろにした復讐者」へと成り果てている(アインの目的は「鉄華団の打倒」でありマクギリスへの復讐ではない)。

また、アインの脳を部品として扱っているギャラルホルンの倫理観に対して批判的な意見も存在する(機械を埋め込むのはダメで死んだ人間の頭脳を機械部品同様に扱うのは良いというのは明らかに矛盾している)。

結果を言えば彼に対して人として接してくれたのはクランクだけだったのかもしれずそのクランクの遺志を踏みにじった時点でこの末路は確定していたのかもしれない。


関連イラスト

センシティブな作品アイン


関連項目

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

ギャラルホルン グレイズ シュヴァルベ・グレイズ グレイズ・アイン ガンダム・ヴィダール

クランク・ゼント コーラル・コンラッド マクギリス・ファリド ガエリオ・ボードウィン

三日月・オーガス ノルバ・シノ

生体ユニット R-TYPE サイボーグ 戦闘獣

司馬宙 獅子王凱 峯崎拳一…ロボットアニメにおけるサイボーグ繋がり、二人目は機械と人間を超越し、三人目はは人間に戻ることができたが…

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