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M-1の編集履歴

2019-04-12 21:51:37 バージョン

M-1

えむわん

日本で一番面白い漫才師を決めるイベント。

M-1とは、2001年から開催されている、漫才日本一を決める企画「M-1グランプリ」のことである。2010年に一旦終了したが、2015年から再び開催されている。


概要

島田紳助が「漫才への恩返し」を目標に企画・プロデュースを担当し、自らも大会実行委員長兼審査委員長として、番組に積極的に参加していた。

主催は吉本興業朝日放送テレビ(ABCテレビ)の共催(第10回までは吉本興業の単独主催)。テレビ中継は朝日放送の制作で年末のゴールデンタイムに全国ネットで放送される。2005年開催の第5回からはテレビ朝日が制作協力に加わり、テレビ朝日第1スタジオから決勝戦の模様が生中継されている。

また大会スポンサーとしてオートバックス(第10回まで)、Cygames(第11回~)、サントリー(第12回~)、日清食品(第11回~)、ファミリーマート(第11回~)、ユニクロ(第11回のみ)が特別協賛している。


2001年にスタート。コンセプトは「単純におもろい奴を決めるコンテスト」であるが、もう一つのコンセプトは「漫才師を辞める切っ掛けを与える」である。島田の持論として「才能がないのにいつまでも芸能界にいる者が一番不幸」「10年たって決勝に上がれない奴は辞めなあかん」というものがあり、大会当初から、唯一の出場条件に「結成10年以内」(第11回からは結成15年以内)と付けたのもこの為である。

審査員もなかなか受けてもらえる相手がなく難航していたが、上沼恵美子には島田自らが頭を下げて依頼している。


余談であるがテレビ朝日が制作に加わる以前は東京ビッグサイトの目と鼻の先にあるパナソニックセンター有明スタジオから生放送されていた。また放送当日の昼にスタジオ外の特設会場で敗者復活戦が行われていたため冬コミ帰りの見物客もちらほら見受けられ、自身もアニメオタクである司会のはりけ~んず・前田がそのことをイジっていたと言う。


終了と復活

2010年の第10回大会の準決勝終了後、「漫才が隅々まで広まった」ということから、10回目という区切りをもって発展的解消の形として終了することが決定。2011年以降は全国区の漫才賞レースとしては舞台をフジテレビに移し「THE MANZAI」が開催されていた。

ところが2014年、朝日放送はM-1を2015年冬に復活させることを発表(当初は「THE MANZAI」と並行する形で2015年夏に開催される予定だった)。大会が無い4年の間にラストイヤーを迎えてしまったコンビへの救済措置も兼ねて、出場資格が「結成10年以内」から「結成15年以内」に拡大される形となった。


ルール

上記にあげたように、結成から満15年以内(2010年までは開催年の4月30日現在で結成10年以内)ならプロ・アマ・年齢・国籍・男女・人数・経歴等一切自由である。それこそベテラン芸人が即興で組んだコンビだろうが条件を満たすので出場可能なのだ。


予選

8月上旬(初期は9月上旬)から11月中旬(第10回までは12月上旬)にかけて全国各地で行われる。


1回戦

全国の主要都市で開催される。

1回戦に限り複数回受けることが可能である。

なお前年度準決勝以上進出者には翌年度のシード権があり免除される。

しかし歴代の王者には出場資格の許す限り免除される。


2回戦

ここから東京と大阪に絞られ、負けたら終わりのサバイバルが開始する。

第8回からネタ順などの理由で敗退したコンビから協議で数組が復活する追加合格制度が存在する。


3回戦

2回戦とほぼ同じだが、追加合格制度は3回戦が第5回と早かったりする。


準決勝

決勝の2週間前(第4回まで4週間前)に行う数少ない切符を奪い合う激戦である。

なおこの切符は、第1回は10枚・第2回~12回は8枚・第13回以降は9枚である。

第2回からこの激戦に敗れた者は敗者復活戦に戦いの場を移す。


準々決勝

第10回から導入された東京と大阪による2日の激戦である。

第10回のみこの激戦に敗れた者は敗者復活戦に戦いの場を移す。


敗者復活戦

第2回から導入の100人の一般と5人のプロによる審査で行われる地獄の戦い。

この戦いを制した者は毎回決勝で台風の目になった。

そして敗者復活から優勝した者やブレイクした者もいた。

開催年復活コンビ所属(復活当時)結成年出場組数
2002年(第2回)スピードワゴンM2カンパニー1998年45組
2003年(第3回)アンタッチャブルプロダクション人力舎1994年59組
2004年(第4回)麒麟吉本興業大阪1998年53組
2005年(第5回)千鳥吉本興業大阪2000年57組
2006年(第6回)ライセンス吉本興業東京1996年55組
2007年(第7回)サンドウィッチマンフラットファイヴ1998年57組
2008年(第8回)オードリーケイダッシュステージ2000年58組
2009年(第9回)NON STYLEよしもとC.A.東京2000年59組
2010年(第10回)パンクブーブーよしもとC.A.東京2001年67組
2011年~2014年(開催されず)
2015年(第11回)トレンディエンジェルよしもとC.A.東京2004年20組
2016年(第12回)和牛よしもとC.A.大阪2006年18組
2017年(第13回)スーパーマラドーナよしもとC.A.大阪2003年20組
2018年(第14回)ミキよしもとC.A.大阪2012年16組

決勝

上記の予選を勝ち抜いたコンビに敗者復活組を加えた戦いがプロの7人による厳しい審査で行われる。


ファーストラウンド

持ち時間4分の間で漫才を行う(フリップやギター等の小道具の持込は可能)。

審査員が100点満点で審査し、上位3組が最終決戦に進出となる(第1回のみ上位2組)。


最終決戦

ファーストラウンドとは違う新たな漫才ネタを披露する。

全ネタ披露後、審査員全員の記名式投票で優勝者を決定する。

なお同点票が出た場合はファーストラウンドの上位のコンビが勝者となる。


余談

なお、第1回のみ一般審査員の審査もあったが、以降は廃止されている。

また第13回からは、それまで一番最後にネタを披露していた敗者復活組が一番有利になりやすい状況を是正するため、1組のネタが終わるごとにくじでネタ順を決める「笑御籤(えみくじ)」が導入された。


賞品

優勝商品はトロフィーに賞金1000万円

並びに副賞として、第10回まではオートバックスセブンのカー用品100万円分と向こう1年間のCM出演権、第11回以降はファミリーマートのプレミアムチキン1,000本などが贈られる。

だがそれ以上に、「翌年の大ブレイク」が約束されるという事が最大の優勝賞品であろう。たとえ優勝できずとも、決勝進出で注目を浴び、翌年以降仕事が急増する芸人も多い。それらの事は「M-1バブル」「M-1効果」と言われている。


歴代M-1チャンピオン

開催年優勝コンビ所属(優勝当時)結成年出場組数
2001年(第1回)中川家吉本興業大阪1992年1,603組
2002年(第2回)ますだおかだ松竹芸能1993年1,756組
2003年(第3回)フットボールアワー吉本興業大阪1999年1,906組
2004年(第4回)アンタッチャブルプロダクション人力舎1994年2,617組
2005年(第5回)ブラックマヨネーズ吉本興業大阪1998年3,378組
2006年(第6回)チュートリアル吉本興業大阪1998年3,922組
2007年(第7回)サンドウィッチマンフラットファイヴ1998年4,239組
2008年(第8回)NON STYLEよしもとC.A.大阪2000年4,489組
2009年(第9回)パンクブーブーよしもとC.A.東京2001年4,629組
2010年(第10回)笑い飯よしもとC.A.大阪2000年4,835組
2011年~2014年(開催されず)
2015年(第11回)トレンディエンジェルよしもとC.A.東京2004年3,472組
2016年(第12回)銀シャリよしもとC.A.大阪2005年3,503組
2017年(第13回)とろサーモンよしもとC.A.東京2002年4,094組
2018年(第14回)霜降り明星よしもとC.A.大阪2013年4,640組

※吉本興業は2008年以降、タレント所属事務所が「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」に移行しており、便宜上「よしもとC.A.」と記載する。


Pixivでは

基本的に決勝に進出した芸人のイラストにこのタグが付くことが多い。

2009年には物凄く印象に残ったネタのイラストにもこのタグが付くようになった。

なお、別の意味として、「魔法少女のグランプリ」にこのタグをつけているイラストも見受けられる(漫才の大会としてのM-1とは無関係と思われる)。


リンク

「M-1グランプリ」公式サイト

wikipedia-M-1グランプリ


関連タグ

THE MANZAI…M-1休止期間中、漫才日本一を決めるコンテストとして復活していた。

R-1ぐらんぷりピン芸人日本一を決めるコンテスト。

キングオブコントコント日本一を決めるコンテスト。

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