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服部敬雄の編集履歴

2019-04-29 03:33:34 バージョン

服部敬雄

はっとりよしお

山形県の実業家。別名服部天皇、山形の首領(ドン)

1899年12月10日生まれ。1991年3月14日没。服部天皇山形の首領(ドン)と呼ばれるほど強い力を持っていた。

山形新聞山形放送山形テレビ、バス会社の山形交通(現・山交バス)の社長を歴任。山形の地元メディアを中心に強大な権力を持っており、県政にも影響力を持っていた。

なお彼が亡くなった時山形県民の中には赤飯を炊いてお祝いした世帯があったという噂もある。それには後述のエピソードが関わっている。

服部天皇の罪としてのエピソード

  • アニメ「忍者ハットリくん」を「タイトルが気に食わん」という理由で打ち切り。バラエティ番組「11PM」を「内容が気に食わん」という理由で打ち切った(ちなみに山口放送も似たような理由で打ち切っている)。この頃山形県には民放テレビが山形放送山形テレビしかなく、服部天皇の影響力が及ばない民放が存在しなかった。
  • 全国チェーンのコンビニやマクドナルドの進出が東北地方最後発だった。というのもグループ企業と自己の権威を保持するために全国チェーン店の進出を阻止し続けていたから。マクドナルドは1990年12月に山形へ1号店をオープンさせたが、これは1990年5月にオープンしたロシアモスクワよりも遅い。
  • 『山形市史』編纂の際に、自らの息のかかった者を招聘し、山形初代藩主「最上義光」を「冷血漢」「狐のように小賢しい」などと貶めるような記述をさせた。その挙句に、義光を湛える歴史ある祭りの「義光祭(ぎこうさい)」を「花笠まつり」に変更させた。
  • 山形新聞グループの経営するホテル、山形グランドホテルはどんなに小規模なイベントが同ホテルで開催されても山形新聞グループのマスコミ各社が取材に訪れた。逆に不祥事はNHK以外県内で一切報じられなかった。
  • 山形グランドホテルのライバルであるホテルキャッスルは開業時に山新とYBCに広告を拒否され、1989年にテレビユー山形が開局するまで県内のマスメディアに広告を出稿できず、大きなイベントがあっても山新グループがほぼ取材に来なかったので「ホテルキャッスル」という言葉が山形の報道機関で報じられることは全くなかった。
    • ちなみにホテルキャッスルは全日空と提携しているが、山形空港開港時に服部が直接懇願して就航させた東京山形線は全日空が運航していた。一方ライバルである日本エアシステムの山形支店は山新グループの山形グランドホテルの一角を間借りするというねじれ現象が起きていた。

  • 服部配下の企業では労働組合の存在が認められていなかった。というのも彼自身が戦後の労働争議で仕事を追放されたから。当然のことだが労働組合の存在を認めないのは不当労働行為である。
  • テレビユー山形FM山形の開局には一貫して反対の立場だった。しかし開局を止めることは出来ず、当時フジテレビ系列に属していた山形テレビを無茶な多角経営に走らせ、結果として経営難に喘がせた。服部の死後、山形テレビは人気番組を多く抱えていたFNN/FNSを脱退し、テレビ朝日系列にネットチェンジ(これに伴いテレビ朝日系列だったはずの山形放送が日本テレビ系列にネットチェンジ)した結果、フジテレビに番販購入を禁止され、県民からの猛反発を受けた。

服部の功としてのエピソード

罪としてのエピソードばかりが目立つが功としてのエピソードもないわけではない。

  • 山形空港開港から1か月後には全日空による東京山形線が就航したがこれは服部が全日空の社長に直接懇願した結果である。ちなみにこの全日空東京山形線は山形新幹線の開業によって利用客数が減ったことから2002年に撤退。山形空港の着陸料9割減免、初年度の損失を山形県が補填するなどの条件をつけて日本航空に引き継がせたが、現在の山形県の財政を考えると必ずしも功とはいえない。
  • ドラマ西部警察の山形ロケを成功させたのも彼の功績の一つ。静岡ロケで猛抗議を受けた市街地へのヘリコプター着陸を堂々とやってのけ、酒田市でのロケでは酒田市消防本部の全面協力を取り付けた。ちなみにこの山形ロケの際、制作も担当した石原裕次郎が服部に頭を下げ全面協力を依頼したとされている。
  • 服部の全盛期、山形で生まれ育った1人の男バンドに加入し、デビュー作で彼をモチーフにした楽曲を世に送り出した。
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