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ハト科の編集履歴

2019/06/06 22:57:52 版

編集者:タコぽん

編集内容:種類の追加。

概要

鳥綱ハト目ハト科に属する鳥類の総称。

すべて植物食で体に比べて頭が小さく、胸骨、胸筋が発達してずんぐりとしている。また頭を下にしたまま水を吸い上げて飲む事ができるのが特徴。

ハトは常に地面をつついているが、これは地面の小石や砂を取り込んで、消化器官の一つである砂嚢に貯め込み、餌をすりつぶす為である。

ハトは素嚢の内壁から分泌される素嚢乳によって雛を育てる。素嚢乳は雄雌ともに分泌し、蛋白質と脂肪分の含有率が非常に高く、動物性の餌を与える必要がないため通年繁殖できる。

代表格であるハトを事例に素嚢乳をピジョン・ミルクと呼ぶが、同様のものはフラミンゴなどにも見られる。

特筆すべき帰巣本能の持ち主として知られ、カワラバトを品種改良した伝書鳩は、その性質を利用して遠距離通信に用いられる。通信機器が未発達だった時代には情報の伝達手段として伝書鳩は重要な存在だった。

知能や学習能力も高く、絵や模様、音楽などを聞き分けることができるとされる。

マジックで使われるのは小鳩(コバト)と呼ばれる改良品種で、一般的なハトより一回りほど小さい。一般的に想起される白いハトもこの小鳩であることが多い。

由来

「ハト」という名前は飛び立つときの羽音に由来する。また漢字の「鳩」は「クック」と鳴くところから「九」と「鳥」を合わせたといわれている。

6,000年以上前から家禽として飼育され、各地の神話にも登場している。

平和の象徴(?)

平和の象徴とされるのは旧約聖書に由来する。

ノアの箱舟(方舟)の話において、一羽のハトが箱舟に平和の象徴であるオリーブの枝を持って降り立ち、洪水の終焉を告げたという。聖書においてハトは神の使いとして登場することが多い。

同じく洪水の神話であるシュメール人による『ギルガメシュ叙事詩』にも、洪水後に探索のためハトを放したというエピソードが出てくる。

対して日本では戦いの神を祀る八幡宮の使いがハトである。

これは八幡宮が全国に伝播する際、ハトが道案内を務めたという伝説があり、またハトは「土地を安んじる」とされたためでもあるが、ハトの闘争心にモチーフが求められたとも言われる。

都市部の公園などで見かけられるカワラバト(ドバト)は警戒心、縄張り意識が強く、余所者を決して許さない。また気性も荒いため同種同士での殺し合いも行う。

特に一年中、繁殖できることも手伝って交尾の相手を巡る争いも絶え間ない。

繁殖力が高いため、頭数の増え過ぎが問題視されている。

糞で建物などを汚し、病原菌やダニなどを拡散させるなど、ムクドリスズメなどとともに糞害の原因となっている(「空飛ぶドブネズミ」とも揶揄される)。

公園に群がるハトは不衛生な環境に生活しているため、食用としてはお勧め出来ない。

皆さん外でハトを見かけても絶対に餌を与えてはいけません。

食用

ハトは食用としても知られ、アグネス・チャンが公園に群がるハトを見て「どうして誰もあれを捕まえて食べないのか」と発言した逸話は有名。ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカなど、ハトを食用として飼育している地域は多い。

日本では入手が非常に難しいが、狩猟鳥(28種)にはハト科のキジバトも含まれている。

寛永年間に書かれた料理書『料理物語』には「鳩 ゆで鳥、丸焼き、せんば、こくしょう、酒」と料理法が記されている。

いまや本家インド以上のカレー大国とされるバングラデシュではハトのカレーは人気が高い。

別名・表記ゆれ

はと  ハト

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