概要
八幡神を祀る神社は「八幡社」「八幡神社(はちまんじんじゃ、やはたじんじゃ)」とも呼ばれる。
祭神の八幡神、八幡大明神は第15代天皇応神天皇と同一存在とされ、彼の母神功皇后や比売大神(ひめおおかみ、宗像三女神)と一緒に祀られることが多い。
このほかの祭神のバリエーションとして父帝仲哀天皇と祀られる例があるが、血縁関係などがない他の神々である例も複数存在する。
社数は約四万。稲荷神をまつる稲荷神社、菅原道真を祀る天満宮を超え最も数が多い神社の種別である。
八幡神は神仏習合の観点から八幡大菩薩と呼ばれ、本地仏とされた阿弥陀如来などを祀る「本地堂」のほか、八幡神そのものを祀る「八幡堂」も存在する。
八幡宮の総本宮で釈迦本地説が支持された宇佐神宮はかつては「八幡大菩薩宇佐宮」とも呼ばれていた。
八幡神系の神社とも密接な関係があった仏教要素であるが、明治時代の廃仏毀釈、神仏分離により、他種の神社同様八幡宮からも追い出されている。
関連タグ
祭神による神社の種別:愛宕神社 稲荷神社 厳島神社 東郷神社 東照宮 豊国神社 靖国神社
源義家…石清水八幡宮で元服したことから「八幡太郎」と呼ばれた。