これまで実在か非実在かで論争が別れており、非実在の可能性が高かった天皇の一人であるが、富雄丸山古墳の発掘調査の結果、考古学的に実在していた天皇のひとりになる可能性が浮上しつつある(富雄丸山古墳の被葬者が麛坂皇子説があるため)。
概要
日本武尊の王子、母は両道入姫命(垂仁天皇の皇女)、名は足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)。
実績
成務天皇崩御に伴い即位、気長足姫尊(神功皇后)を皇后とした、在位中に筑紫に向かうが熊襲の反乱を起こし鎮圧に向かう。橿日宮で皇后が神からの熊襲より新羅を討つべきという神託を受けるが天皇がその神託を受けず熊襲に向かったが敗北、仲哀天皇9年に崩御した。神託を受けなかった神罰で崩御したと伝わる。
皇統
- 皇后:気長足姫尊(おきながたらしひめのみこと、息長宿禰王の娘)
・誉田別命(ほむたわけのみこと、第15代・応神天皇)
- 妃:大中姫命(おおなかつひめのみこと、彦人大兄の娘)
・麛坂皇子(かごさかのみこ)
・忍熊皇子(おしくまのみこ)
- 妃:弟媛(おとひめ、大酒主の娘)
・誉屋別皇子(ほむやわけのみこ)