コレが………『レクイエム』……………ダ!!
オマエが見テイルモノハ確カニ『真実』ダ
確カニオマエノ能力ガ実際ニ起コス『動き』ヲ見テイル……
シカシ………実際ニ起コル『真実』ニ到達スルコトハ決シテナイ!
ワタシの前ニ立ツ者ハドンナ能力ヲ持トート絶対ニ!行クコトハナイ
コレガ
『ゴールド・E・レクイエム』
※以下5部やゲームのネタバレが含まれます。
概要
【破壊力 -なし/スピード-なし/ 射程距離-なし/持続力-なし/精密動作性-なし/成長性-なし】
ゴールド・エクスペリエンスが矢に貫かれたことによって、ゴールド・エクスペリエンス内部から脱皮するように進化した、スタンドを超えたスタンド「鎮魂歌(レクイエム)」。容姿は全体的に変化し、特にゴールド・エクスペリエンスの手首から内部に進入した「矢」の矢尻部分が額に浮き出ているのが特徴的。作中、最強と評されたスタンドだが、その能力はスタンドの範疇を超えた規格外の存在である。
レクイエム化した直後、ゴールド・エクスペリエンスの破片から生み出したサソリをディアボロにも視認出来ない程の速さで飛ばして攻撃する場面があり、その時点ではディアボロにはゴールド・エクスペリエンスのパワーがアップしただけの存在と認識されていたが…。
進化前の生命を与える能力に加え、攻撃してくる相手の動作や意思の力をゼロに戻すという究極の能力が備わっている。これによってジョルノへの攻撃や使用された能力などの干渉が成就する直前、世界が逆再生されるかの様に戻っていき”始めから何もしなかった”かのように無効化されるという現象を起こしている。それは時間の消し飛んだ世界で仕掛けた攻撃や、予知によって確定したはずの未来ですら無かったことにされてしまう…つまりこのスタンドの前に立つ者はどのような能力を持とうとも決して何かを為すことはできない(ただしアイズオブヘブンでは…)。
そしてこの”真実にたどり着かない”という現象はこのスタンドに殺されたことさえも対象になっている。このスタンドに殴られて死ぬと、死んだことすらゼロに戻されてしまう。しかしゼロに戻ったあとでも殺された対象は「死」という真実に必ず向かう…つまり「死の直前」まで向かい、ゼロに戻る…を永久に繰り返し、永遠に死に続ける運命に陥る。
GERに攻撃されたディアボロは轢死や医療事故死などありとあらゆる「死の過程」を永遠に繰り返す運命の無限ループに陥ってしまった。
本体であるジョルノさえもこの能力の真相を知ることはないが、心で確信することはできた。
本体が再起不能であった為、暴走状態にあったシルバー・チャリオッツ・レクイエムとは異なり、ジョルノはこのレクイエムを自由にコントロールできるが、通常のゴールド・エクスペリエンスとは異なり、スタンド自体が明確な自我を持ち、勝手に言葉を発する事がある。
原作の描写が異様に少なく難解なスタンド能力としてファンの間ではよくその能力が議論される。原作のその後を描く外伝小説「恥知らずのパープルヘイズ」ではジョルノのスタンドは〈ゴールド・エクスペリエンス〉と表記され使用する場面は見られなかった。その為、シルバーチャリオッツ同様、矢を取り上げればレクイエムは解除されるのでは?という解釈もある。(この解釈ならメイドインヘブンによる時の加速に対してゴールドエクスペリエンスレクイエムの能力が発動しなかったことが楽に説明できる。)一方でゲーム「オールスターバトル」の恥知らずのパープルヘイズのストーリーモードでは、フーゴと対戦するジョルノが最初からゴールド・エクスペリエンス・レクイエムを使用している。
ゲーム内での活躍
- 黄金の旋風
CV:朴璐美
ディアボロとのラストバトルのみ使用可能となる。
蠍を発射する遠距離攻撃が追加されている他、キング・クリムゾンの能力が発動してジョルノの動作がスローモーションになっている間もスタンドだけは平常時と変わらない速度で動かす事ができる。またディアボロは、基本的に接近戦しか仕掛けてこないため、タイミングを見て殴ったり、蠍を飛ばしまくれば余裕で勝ててしまう。以下にG.E.レクイエムを維持できるかが勝利の鍵となる。
CV:渡辺美佐
ジョルノ・ジョバーナのグレートヒートアタックとして登場。
攻撃を打ち消したり、ラッシュの持続時間が明らかに他のスタンドより群を抜いたり、超スピードでダッシュしたりと発動すると相手を一気に追い込められる切り札的存在だが、ロード時間が長いので、発動できるかどうかが勝負である。その場で留まってしまうため、ダッシュされて攻撃を受けたり、遠距離攻撃が当たったりするとレクイエムにはなれない。ストーリーモードではディアボロとの最終決戦で、最初からレクイエムが使える。最初から最後までなので、性能がよく分かるだろう。
CV:渡辺美佐
特殊コマンドとしてスタンドを進化させる。
最初は時間がかかるが2回目からはロード時間なし。ステージが立体的なため妨害される危険性は少なくなった。再発の簡略化により使いやすさが向上。さらに攻撃無効のコマンドもある為、かなり凶暴性を増した。その代わりコマンド使用可能になるまでが長い。だが、とあるアイテムを使うと序盤からGERにすることが可能になる。(GERに限らずMIHや究極生物、時間停止でも同じことが言えるが。)やはり最後の切り札的存在である。
ストーリーモードでは、同じく作中最強とも評される「スタープラチナ」「タスクACT4」と共に天国に到達したDIOに攻撃を仕掛けるが、「ザ・ワールド・オーバーヘブン」のDIOの望む真実を上書きする能力が上回り敗北した。