鬼柳京介とは、遊戯王5D'sに登場した人物。
元・チーム・サティスファクションリーダー、元・ダークシグナー、そして現満足町町長である。
声優は小野友樹。
人物
「満足」が口癖の、遊星のかつての仲間。
しかし、ある事件をきっかけに遊星を裏切り者と思い込み、ダークシグナーとして覚醒することとなる。
初登場は第32話。当時のOPでの様子や公式サイトの説明文から、クールな悪役キャラであると思われていた。
しかし、初登場いきなりの「デュエルだぁ!!」「ヒャーッハハハハハ!!」といった台詞のハイテンションっぷりからいきなり話題に。
さらに翌週の33話では彼や遊星たちの突っ込みどころ満載の過去「満足同盟」が公開され、ネタキャラとしての道を歩むこととなってしまった。
そんな反面、その奇抜さやモンスター(と本人のファッション)のデザイン、中の人の演技力などから、一部のファンには脅威的なカリスマを発揮したりもしている。満足するしかねぇ!
使用モンスターはインフェルニティ。手札が0枚の場合にのみ効果を発揮する特殊なモンスター群。手札が0枚というのは、復讐心から自暴自棄になった彼の心情を体現しているのかもしれない(タッグフォース4の解説より)。
満足同盟時代
「だったら・・・ここで満足するしかねぇ!」
まだサテライトが秩序も無く、デュエルギャングのグループが群雄割拠していた時代に、圧倒的強さを誇った伝説の集団、チーム・サティスファクション。そのリーダーであった時代の鬼柳。
そのファッションセンスに視聴者は満足せざるをえない。
仲間想いで頼れるリーダーであり、遊星がピンチの時には危険を冒して助けるという人情に厚いリーダーであった。
しかし、サテライト完全制覇後にデュエルのあり方をめぐって仲間と対立、孤立してしまう。
そんな鬼柳はサテライトだけでは満足できなくなり、ネオドミノシティの治安維持団体セキュリティを襲撃。
そんな鬼柳を遊星たちは最後まで擁護しようとするも、鬼柳は逮捕されてしまう。
さらにその時の遊星とセキュリティのやりとりから、「遊星が自分を裏切りセキュリティの味方をした」と誤解。遊星に深い恨みを持ったまま、獄中で死を迎えることとなる。
ダークシグナー時代
「ヒャーッハッハッハ!踊れ遊星!死のダンスを!!」
死ぬ間際に鬼柳は、遊星への深い恨みから冥界の王に選ばれ、ダークシグナーへと覚醒してしまう。
満足同盟時代と比べると、見た目も性格もまるで別人のように変わってしまった。
そのハイテンションっぷりに視聴者は満足せざるをえない。
そして3年後、フォーチュンカップでデュエルキングとなった不動遊星に、復讐を果たすためデュエルを挑む。
ダークシグナーとなり手に入れたインフェルニティカード、ダークシンクロモンスター「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン」、さらにダークシグナーの切り札「地縛神Ccapac Apu」を駆使し、遊星を敗北寸前まで追い込む。
しかし遊星のDホイールが大破しデュエルは中断。だが遊星に凄まじい恐怖を与えた。
そして2戦目、再び地縛神により遊星を攻める。しかしデュエル中に鬼柳のDホイールは地割れに引き込まれる。そんな鬼柳に遊星は救いの手を差し伸べ、このとき誤解は解けたのであった。
そして遊星は、新たな切り札「セイヴァー・スター・ドラゴン」により地縛神を撃破。
鬼柳は、シグナーとダークシグナーとの戦いの宿命により、消滅してしまう。
「こんなんじゃ・・・満足できねぇぜ・・・。」
だが後に、遊星が冥界の王を撃破したことにより、復活を遂げる。
その後はとくに描写も無く、旅に出たようだ。
不満足時代
「忘れちまったぜ・・・満足なんて言葉・・・」
不満足先生と呼ばれる頃の鬼柳。
ロングコートにロン毛にハーモニカという斬新な格好に視聴者は満足せざるをえない。
旅に出た鬼柳は、ダークシグナーとしての自分の過ちを責め、自分の死に場所を探し求めていた。そしてたどり着いたのがクラッシュタウンである。
ここではマフィア「ラモン・ファミリー」と「マルコム・ファミリー」のデュエルによって決闘が
行われ、負けた方は鉱山で奴隷のような労働を強いられることとなるというルールに支配された町であった。
ここで鬼柳はラモン・ファミリーに自分を売り込み、マルコム・ファミリーの者たちとデュエルを行い、50連勝を達成。しかし死に場所を求める鬼柳は、こんなものでは満足できなかった。
そんな知らせを聞いた遊星は、マルコムファミリーに自分を売り込み(だが俺はレアだぜ)、鬼柳と決闘することに。
鬼柳は遊星に敗北し、鉱山行きとなる・・・が、遊星もマルコムファミリーに裏切られて鉱山行きに。さらにマルコムファミリーのボス・マルコムの弟ロットンが登場、ラモンを1ターンキルし、マルコムファミリーが町の支配権を独占。
鉱山にたどり着いた鬼柳は、遊星の計らいにより無理矢理脱出させられる。
そして途中、自分のことを尊敬する姉弟のニコとウエストとその父親に出会うが、勘づいたロットンに襲われる。
ロットンを遊星が引きつけている間に鬼柳はニコ・ウエスト・その父とトロッコでマルコムファミリーの手下から逃げ、その途中、ニコの父親は3人を救う為に犠牲となる。
その生き様を見た鬼柳は遺された2人を守ることを決意、士気を取り戻したのであった。
その後、遊星とロットンのデュエルは中断、遊星と鬼柳はタッグを組み再びロットンに挑む。
「インフェルニティ・ゼロ」の効果により、ライフが0になっても戦う鬼柳のその様子は、まさに死神そのものであった。
しかしデュエル中、ニコとウエストが人質に取られてしまう。
だがそこにクロウ・ホーガンとジャック・アトラスが駆けつけピンチを救い、チーム・サティスファクションが一時的に復活!
そしてついにロットンを撃破する。
その後はクラッシュタウンの新たなる町長となり、町名も「サティスファクションタウン」と改められ町の仲間達と共に再出発を誓った。
「この町を復興するまで、まだ満足出来ねえぜ……!」
使用デッキ
使用デッキは「インフェルニティ」。手札が0枚のときに効果を発揮するカード群であり、アニメでは「ハンドレスコンボ」と呼ばれた。正直なところ出た当初はファンデッキ程度の強さであったが、「インフェルニティガン」と呼ばれる鬼畜ロウも真っ青なインチキカードと第二の満足龍「氷結界の龍トリシューラ」の登場によって遊戯王界を席巻したインチキカード群である。鬼柳は良い子に夢と希望を与えて満足させることを生甲斐としているため使わなかった。(DTではガンガン狂ったように使ってくる)
どちらのカードもその凶悪さをKONMAIに認識され現在は双方共に制限カードである。大会の殆どをBFと共に制圧したから当然である。
切り札はダークシグナ―時は「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン」と「地縛神コカパクアプ」と呼ばれる巨人だがどう見てもガチャピンにしか見えないマジック。
不満足時の切り札は「インフェルニティ・デス・ドラゴン」。通称気持ち悪いヨッシー。
トリシューラなんていなかった。
ちなみに満足同盟時代は「デーモン」デッキだったらしい。
イラストで満足するしかねぇ!!
ちなみに
鬼柳の中の人、小野友樹氏も実はインフェルニティ使いである。
しかも、64人も集まった遊戯王関係者のデュエル大会で優勝してしまうほどの実力を持っている。
さすが満足さんは中の人も格が違った。