曖昧さ回避
→本記事で取り上げるのは、昭和39年(1964年)に開催された東京オリンピックである。
→令和2年(2020年)に開催される東京オリンピックはこちら
概要
オリンピック開催に先立って首都高速道路の開通、東海道新幹線の開通、いわゆる「オリンピック道路」と言われる街路の拡幅などの巨大開発が行われ、現代の東京のインフラの基礎が築かれた。またこれに並行して、野良犬狩り、下水道整備など都市の美化が進められる一方、昭和30年代の古き良き東京の面影は消滅していった。
体操競技において日本男子チームは、当時最高難易度だった難度Cを更に超える技を繰り出して金メダルを獲得しており、「ウルトラC」という流行語が生まれた。
昭和41年に任天堂が発売した『ウルトラハンド』もこのウルトラCにあやかって命名されたものである。
日本が敗戦を乗り越えて再び先進国として復活したことを示す一つの転換点とも言える大会であり、
開会式が行われた10月10日は体育の日という祝日に定められた。
(ハッピーマンデー制度の導入に伴い現在は10月第2月曜日に定められている)
実現していない大会
昭和15年東京オリンピック構想について
昭和15年のオリンピックについてはライバルであるフィンランドのヘルシンキを上回り、開催が決定していたが、日中戦争の影響により中止となった。
代わりにヘルシンキで開催される予定だったが、こちらも第二次世界大戦の影響で中止となった。
平成28年東京オリンピック構想について
平成28年に開催される予定の第31回夏季オリンピックを再び東京で開催する構想があり、東京都知事の石原慎太郎が中心となって招致活動を行ったが、平成21年10月のIOC総会でリオデジャネイロに敗れた。
余談であるが、予定されていた開催期間は平成28年7月29日から8月14日までで、メイン会場は中央区晴海に新設し、東京ビッグサイトにプレスセンターが置かれることになっている。
関連タグ
いだてん〜東京オリムピック噺〜 - 東京オリンピックを題材としたNHKの大河ドラマ