データ
概要
レスターの商家の息子。両親は事故で亡くしているが妹がおり、祖父の家に預けている。商家を畳んだ際の財産で入学した。
190cmもの身長を持つ巨漢。服がぱっつんぱっつんしている。
その風貌通り豪快で細かいことにこだわらない性格で、友情に篤く常に前向きな楽天家。日々筋肉をいじめて鍛えており、そのためか食欲が旺盛。計算が苦手で、座学にはあまり興味がない。大変な妹思いという一面もあり、入学理由も騎士という安定した職業で妹を養うため。
一人称は「オデ」。言葉も若干訛っている部分がある。プレイヤーからのあだ名も「オデ」。
次第に大修道院を取り巻く状況が不穏になっていく中でも純朴な発言が多く、プレイヤーからは「癒し」と称されることも。
商家繋がりであるイグナーツとは幼馴染み。しかし、イグナーツは彼に何やら負い目を感じており…。
ユニット性能
見た目通り、斧術、格闘術、重装が得意なパワーファイター。苦手なのは弓術、理学、馬術。弓の得意な者が多いレスター諸侯同盟では珍しく弓が苦手なので、遠距離対策に「手斧」を持たせておくといい。ブリガンド、拳闘士、アーマーナイト系に適正がある。
意外にも飛行は不得意ではないので得意な斧を生かしてドラゴンナイトにするのもありかもしれない。拳は使えなくなるが…。
HPの成長率は全ユニット最高を誇り、力と守備も高い部類に入る。生い立ちは不幸だが、上記の性格のおかげか幸運の伸びは普通。個人スキルの「拾い食い」の発動は幸運に依存するので活用するなら幸運をドーピングしてもいい。
やはり速さが伸びにくいものの、今作は自分から責めれば2回攻撃の「篭手」があることや装備品&スキル&騎士団での補強ができるので攻めの面では過去作よりは気にならない。男性ユニット専用の最上級職「ウォーマスター」になれば必殺率+20%の兵種ボーナスもあるので魔物相手だろうが体一つで粉砕できる。だが魔防は壊滅的なので聖水は必須、遠距離魔法や必殺率の高い闇魔法の「デスΓ」に注意。
ちなみに、今作のキャラは格闘術をBまで上げるとHPを50%回復する戦技「瞑想」を覚えるが、これがHPの高いラファエルと相性が良く、しかも武器消費のリスク無しで発動できるため、前線に立たせる場合は是非覚えさせておきたい。他のHPの育ちやすい前衛キャラに言えることではあるが。
青獅子の学級の級長ディミトリと支援があるので、周回の手間を省くためにも青獅子ルートの攻略の際にはスカウトしておきたい。ただし、青獅子の学級は優秀な前衛が多く、特にドゥドゥーと役割が被りやすいのでいっそのこと「踊り子」にしてしまうのもありかもしれない。本人は踊りには自信があるらしく、前線に出れる踊り子になれる。踊られる側から需要があるかどうかはともかく…。
余談であるが、授業で彼の提案する目標のうち「ウォーマスター」を目指すものの項目名は「ウォーマスターにオデはなる!」。よくアイデア通ったなこれ…。
支援会話
※括弧内は支援会話の上限
金鹿の学級
イグナーツ=ヴィクター(A)
レオニー=ピネッリ(A)
黒鷲の学級
ベルナデッタ=フォン=ヴァーリ(A+)
青獅子の学級
セイロス聖教会
フレン(A)
シャミア=ネーヴラント(A+)
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両親の死の真相(外伝ネタバレ注意)
実は両親を襲い死に至らしめた魔物は、商人がリーガン公爵領に金を落としていくことに不満を持つグロスタール伯の仕業という噂があることが外伝で判明。前リーガン公暗殺事件は、グロスタール伯が美術品の取引と称してリーガン公を誘い出していたのだが、その際にリーガン公側が美術品の目利きができる商人を連れていたという。この目利き役は当初ヴィクター夫妻が依頼されていたらしいが、別の仕事があったため交友のあったキルステン夫妻が同行することとなり、その結果リーガン公の巻き添えとなって死んだというのが商人たちに伝わる話だった。外伝の戦闘内容がまさに貴族の使いが商人に魔物をけしかける場面そのものだったため、噂は真実味を帯びていた。
イグナーツがラファエルに対して感じていた負い目は、このときのトラウマによるものだったようだ。
しかし、ラファエル本人は「ただの噂なんだろ?くだらねえよ!」「万一、本当だったとしても、親のことだ。」と親の死で誰かを恨むつもりはないと発言しており、器の大きさを見せた。このラファエルの聖人のような言動に心を打たれたプレイヤーは多く、彼を四聖人に準えて「聖ラファエル」と称える声も。ラファエルという名前自体が多くの作品で使われているため、ツイッターではこの呼び名の方が彼に対しての感想がかかりやすい。
発売前はいかにも脳筋そうな見た目からネタキャラ扱いされていただけに、いい意味で印象を裏切ったキャラとなった。
イグナーツとの支援会話では過去を引きずり続けるイグナーツを怒号と共に叱りつけるという珍しい場面もあり、現在の友情と前向きに生きることを大事にする性格がうかがえる。
なお、グロスタール伯の息子であるローレンツは上記のことを知らないようで、支援会話では普通に日常会話をしている。友情を重んじるラファエルにとっては恐らくそれが一番幸せな形だろう。何気に食堂やグループ課題で専用の会話がある。
ここまで書いたが、結局の所グロスタール伯が魔物をけしかけていたのかどうかは作中明らかにはならず、噂は噂のままで終わってしまう。グロスタール伯もリーガン家を目の敵にするのは不安定な同盟領を守るためにあえて反対の立場をとっているというのも後にローレンツの口から語られるため、だとするならリーガン家に関わった商人に魔物をけしかけるというのはあまりにもやりすぎな行為である。詳細が明らかにならない以上ラファエルの言うように「事故」という線も捨てきれないため、結局はプレイヤーの想像に任されることになる。当の本人が「親の死に拘っている場合じゃない」と言っているのがモヤモヤするプレイヤーにとって本当の救いである。
5年後…
髪の毛を少し伸ばしてより勇ましい見た目になっている。外見の変化自体は少ない方。
5年前のガルグ=マク大修道院の陥落により騎士の道が絶たれたため、祖父と妹と共に飯屋を経営していた。しかし、先生と再会したことで大修道院復興の兆しが見えたため、再び騎士への道を歩みだす。
金鹿ルート以外でスカウトしていた場合、同盟領の情勢が不安定なことから祖父と妹をガルグ=マク近郊へ引越しさせることを考えている。
ちなみに、飯屋を経営していた割には相変わらず「一緒に料理」での腕前はイマイチ。ラファエルが抜けても経営できているため、飯は祖父と妹で作っているのだろうか。