「人に迷惑をかけない清くクリーンな自殺が私の信条だ。」
「自分を憐れむな。自分を憐れめば、人生は終わりなき悪夢だよ。」
プロフィール
年齢 | 22歳 |
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身長 | 181cm |
体重 | 67kg |
血液型 | AB型 |
誕生日 | 6月19日 |
好きなもの | 自殺、酒、蟹、味の素 |
嫌いなもの | 犬、中原中也 |
長所 | 全てが長所(本人談) |
短所 | 無し |
座右の銘 | 清く明るく元気な自殺 |
異能力 | 人間失格 |
CV | 宮野真守 |
舞台版演者 | 多和田任益 |
モデル | 太宰治 |
概要
中島敦が孤児院を追い出されて最初に出会った人物。
入水自殺を試みて川を流れていた所を中島敦に拾われた。
常に羽織っている砂色のコートと腕や首などあちこちに包帯を巻いているのがトレードマーク。
同僚の国木田には「包帯無駄遣い装置」と呼ばれている。
自殺愛好家で幾度となく様々な自殺を試みているが、第三者の介入や死にざまが気に食わないなどの理由ですべて失敗に終わっている。
愛読書は、『完全自殺読本』。
今は美女と一緒に心中するのが夢で、一緒に心中してくれる美女募集中。
普段は飄々としているが、時折冷酷な発言・表情を見せる。
孤児であり指定災害獣である敦をスカウトし彼の上司となり、国木田とは探偵社の名コンビで、嫌がらせをしながらも成果を出している。
そんな彼の前職は探偵社の七不思議の一つであり、当てれば賞金が出るほどだが、その前職はポート・マフィア。
マフィアでの経歴は全て消されており、異能特務課の種田から勧められ入社するも、当初は経歴が白紙だったことから国木田や福沢から怪しまれていた。
乱歩に次ぐ頭脳を持っており、紅葉からは「恐ろしい男」と言われるほどで、組合との戦争中に行われた鏡花の入社試験の際は、鏡花と敦に気付かれず、自然に進めていき、その中で敦と出会った時から考えていた敦と芥川のコンビを作りあげた。
『共喰い』の際はドストエフスキーに先回りし、彼にも『共喰い』の情報を聞き出すも、その最中ドストエフスキーの仲間である狙撃者に撃たれ、一旦前線から引いているが、再びマフィアとの共闘の際は復活し、探偵社社員に指示を出し、見事ドストエフスキーを逮捕へと導いた。
しかしその後、小栗虫太郎の異能力によって一度は消されたはずの彼の過去の経歴が蘇ってしまい、「猟犬」の一人に逮捕され、欧州の異能刑務所「ムルソー」に隔離されてしまうが、実は全てドストエフスキーと会う為の計画で、「ムルソー」に収容されていた彼と心理戦を繰り広げる。
その一方で、坂口安吾を介して、心拍数等の生体情報を利用して、敦達に指示を出し、動かしている。
過去と前職
彼の前職は上記通り、元ポートマフィア。
彼はその中でも未成年で幹部に上り詰めた歴代最年少幹部の器であり、現首領の鴎外からは「後四年経て(22歳になれ)ば私を殺して首領の席につける」と言わしめられるほど。
マフィア時代から自殺癖があり、現在より包帯を巻いている箇所が多い。
マフィア内では体術は中堅以下だったが、頭脳と冷酷さから異端児扱いされており、現在幹部であり、犬猿の仲である中原中也とは黒社会最恐コンビ・双黒として名を轟かせていた。
また、幹部になった際貧民街にいた芥川を自身の部下にするためにマフィアにスカウト。その際彼に黒い外套をあげた。
しかし、そんな彼にも織田作之助と坂口安吾という名の二人の友人がいたが、そんな三人を中心に事件が起こり、その事件後マフィアを抜ける。
詳しくは『太宰治と黒の時代』を参照。
マフィア時代の彼の成果は共謀殺人138件、恐喝312件、詐欺その他625件。
上記のことは彼がマフィアを抜けた際、小栗虫太郎により一度完全に消されていた。
異能力
発動した異能はもちろんのこと、異能力者に触れることでその発動自体を封じることもできる。
「私の無効化に例外はない」と本人が言う通り、太宰に異能力の攻撃は何一つ効かない。
更に小説「太宰、中也、十五歳」の描写から、「太宰が直接触れている物には能力を付与できる」性質があると判明。(冷静に考えてみれば、スタインベックに触れた際は服の上からであったし、そもそも太宰自身が小指球の上まで包帯を巻いているので当然と言えば当然だが)
その反面、自身に利のある異能すら打ち消してしまうので、与謝野晶子から受ける治療は仮死状態でないと効果が発揮できないという欠点を持つ。
余談
番組ラジオにゲスト出演した、織田作役の諏訪部順一は当初、太宰役のオーディションを受けていた。しかし、本人自身もしっくりこなかったと語っており、のちに織田作役に決まった時はうれしかったと話していた。