昆虫食

こんちゅうしょく

昆虫を食べること。主に人が虫を食べることについて。

概要

動物が虫を食べることは生物界では普通であり、人間が虫を食べるという文化は古くから普通であった。現代でも世界各地（中国、ベトナム、タイ、フランス、中南米各国、アフリカ各国、日本の山間部他）で日常的に存在するが、一般的には（とくに先進国では）心理的に忌み嫌われるようになっている。

近年では高い栄養価から食糧問題の解決策になると注目もされ、質素な食事や宇宙食にもなると見られている。国際連合食糧農業機関(FAO)が推奨を行った事でも注目を集めた(但し、予てより指摘されている｢昆虫カタストロフィ｣の問題を考えると｢遅きに失した｣観が無くもない)。

昆虫によって生み出されたり、昆虫を使って作られた加工食品も昆虫食の一種でもあり、ハチミツも昆虫食の一種と言える。

ただし、虫の体内に農薬が蓄積されていたり、毒や病原菌、寄生虫が存在する危険もあるため注意も必要。

サソリクモムカデ：厳密には「昆虫」ではない

カタツムリ（エスカルゴ）：節足動物ですらないが、性質的には類似する