大地「これが、ティガとウルトラマンの力……!」
エックス「そしてこの星が持つ、希望の力だ!」
概要
『ウルトラマンX』の映画『きたぞ!われらのウルトラマン』に登場するウルトラマンとウルトラマンティガの力を宿す黄金の最強サイバーアーマー。
左肩にはティガの胸部プロテクター、右肩にはウルトラマンの胸部を模した鎧が装着され、左右非対称の姿をしている。
初代マンとティガのサイバーカードをそれぞれリードする事で現れたエクスベータカプセルとエクスパークレンスを組み合わせベータスパークとすることで変身。この時自動的にエクシードXの姿になる。
ベータスパークは、地球の希望を宿した最強の剣『ベータスパークソード』と、弓形武器『ベータスパークアロー』の2つの形態を持つ。
また劇中では光となったウルトラマンとティガからエネルギーを受け、X字型の光の翼「サイバーウィング」を展開し、そのエネルギーを5ヶ国で交戦中のウルトラ戦士へと分け与えた。
余談
次回作『ウルトラマンオーブ』では、同じく初代マンとティガの力で変身する“スペシウムゼペリオン”というタイプが登場(ただしこちらは本来の姿より弱体化している形態である)。
これはベータスパークアーマーが好評だったため次回作でも取り入れられた……というわけではなく、元々『きたぞ!われらのウルトラマン』制作開始前には既に『ウルトラマンオーブ』の企画が立ち上がっており、エックスからオーブへの橋渡しとして「初代マンとティガの力」という要素が逆輸入されたという経緯がある。
この繋がりからか、ミニコーナー『ウルトラヒーロー大研究』にてエックスが紹介された際はベータスパークアーマーについても触れられている。
新世代ヒーローズの劇場版限定タイプとしては唯一、以降の作品での客演が一切なかったが、『ウルトラギャラクシーファイト』にてようやく再登場が実現した。
このとき(変身時アイテムボイスが唯一ないこともあってか)大地が変身完了後に「ベータスパークソード」と叫んでいる(これ自体は映画と同様だが、映画ではその直後に剣を振るう方向が逆だがザイゴーグの触手へ攻撃を加えているため、変身時の掛け声というよりは攻撃時の掛け声ともとれた)。本作ではエックスの声を大地役の高橋健介氏が担当しているため、彼の声による低いエクシードX版の「イーッサッ」が聞ける。
デザイン案では、エックスが装着したものやウルトラマンとティガの配色をそのまま用いたものなどが存在した。
ウルトラヒーローズEXPO2016にて、大地役の高橋健介氏は「ハイブリッドアーマーとどっちが強いの」という子供からの質問に対し「ケースバイケース」「みんなが見たいものを見せるサービス精神が大事」と苦笑しながら答えていた。