トランスフォーマー2010
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』にて登場したサイバトロンの偵察員。元は平和なパラドロン星の住人だったが、デストロンの侵略により故郷を失い、サイバトロンに加入した。バギーとヘリコプターに変形可能なトリプルチェンジャーの一人で、デストロンのオクトーンとは親しい間柄である。ロボットモードではサンドブラスターガンを携行する。
アニメでは口の部分が露出しているが、玩具は口がマスクで覆われた造型となっている。また、温和で社交的だったアニメ版の彼に対し、玩具に付属しているカードの記述では「非戦闘時の退屈さを嫌い、刺激的な戦闘を好む無鉄砲な性格」という設定。
後に『トランスフォーマージェネレーションズ』として現代風にリメイクされたものが同シリーズのスプリンガーの仕様変更品として発売。サイズは旧製品よりも大きくなり、バギーとダクテッドファン形式のVTOL航空機に変形するようになった。
マシンウォーズ
1997年にアメリカの玩具専門店ケイ・ビーショップで限定発売された玩具独自シリーズ『マシンウォーズ』版のサンドストーム。1992年にヨーロッパ圏で発売されたローターストームの仕様変更品だが、ミサイル発射ギミックが当時のアメリカの安全基準に抵触したため、発射ギミックは削除されている。
マイクロン伝説
(イラスト右側)
CV:千葉一伸
メガトロンと共に来たデストロン戦士で、攻撃ヘリコプターに変形。海外版『Transformers Armada』ではサイクロナス(Cyclonus)という名前だったが、無論G1シリーズの同名のキャラクターとは無関係。
残忍で攻撃的、卑怯な事も平然と行うデストロンらしい性格の戦士で、「ラリホー」などの高笑いを上げながら攻撃する。ドジで撃墜される事も多いが、至ってマイペースで全く懲りる事は無く、負けが続いた事でデストロン内部が不穏な空気になった時も彼だけはいつも通りだった。終盤でユニクロンの捜索を行った際には独断で攻撃を開始したが、その際一緒にいたデストロン戦士達も共に「ラリホー」と鬨の声を上げて突撃していくなど、こんな彼でも慕う部下はいるようである。
パートナーマイクロンはキャノン(海外名はクランプルゾーン)。単独で戦車に変形し、サンドストームとのエボリューション(合体)によりビークルモードの機首の形状が変化する。また、デストラクションマイクロンチームともエボリューションを行った。
続編の『スーパーリンク』にも引き続き登場し、ボディも迷彩が施されたグレー系統のカラーリングに変化。テラーコンの襲撃を受けるまでは他のデストロン続投組と同じくサイバトロンと共同で任務に当たっていたが、メガザラックの持っていたメガトロンソードを見てメガトロンの生存を確信しアルファQの軍門へと下る。
ほどなくしてメガトロンがガルバトロンとして復活を遂げるとアルファQを裏切り、ガルバトロンと合流。後の戦いではチーム・ロディマスによる狙撃を受けて瀕死の重傷を負うもガルバトロンの計らいでスノーストームへと転生を遂げている。
玩具は『マイクロン伝説』、『スーパーリンク』の2期にわたって発売されたが、カラーリング以外の変更点はない。テイルブームの下部にある尾翼を引くことでメインローターが回転、更にマイクロンを腕に合体させるとミサイルが発射され、脚部に合体させると膝のキャノン砲が起き上がるギミックがある。
更にビークルモードに変形させた状態でコックピットを跳ね上げ、付属のマイクロン・キャノンを底部に合体させると互いのギアが噛み合うようになり、この状態で尾翼を引くとローターの回転に連動してキャノンの砲身が左右に振動する。別売りのデストラクションマイクロンチーム3種にも同様のギミックがあり、各々のカッター、ドリル、砲身が連動して動く。