概要
フェストゥム襲来から1年後、新国連樹立と同年の2115年に設立された。3年後には瀬戸内海ミールの毒素に汚染された日本に核を放ち、北海道の半分と沖縄を除いて消滅させている。
南アフリカ・プレトリアに本部を置く新国連事務総長ヘスター・ギャロップに実権を握られており、2146年のヘブンズドア作戦で竜宮島部隊に北極ミールが破壊された後もフェストゥム殲滅のために戦い続け、彼らに痛みと憎悪を教え続けた。
新国連との対立及び人類軍の分裂
しかし、半世紀近く続く戦いで疲弊した人類軍は大将だけで100人いるという階級が形骸化するまでに至った上に新国連自体も人類軍を統率する力を失い、ナレイン・ワイズマン・ボース率いる南アジア艦隊所属・ペルセウス中隊のように、敵との「対話による防衛」を唱える派閥も現れている。
2151年ではヘスター主導でヘブンズドア作戦も含まれる人類救済の『トリプルプラン』を遂行しようとしているが、生存圏の確保もフェストゥム殲滅も出来ず無為に犠牲者を増やし、破綻寸前になっているにも関わらずに方針を変えない新国連に対する不満分子が増える一方となる。
後にへスターの真意を突き止めた太平洋艦隊総司令ダッドリー・バーンズによって事務総長暗殺計画を決行される。フェストゥムを利用した二重スパイによりこれを防ぐも、アザゼル型襲来に乗じて彼の艦隊に離反されると共に太平洋生存圏を掌握される。ほどなくして、軍に反逆した衛星軌道上のミール変異体を排除したため、極秘に配備していた世界唯一の宇宙ステーションを失った。
太平洋生存圏を掌握したバーンズの艦隊は「独立人類軍」を名乗り、人類軍が放棄したダーウィン基地を拠点としている。旗艦はイナンナ。
スーパーロボット大戦では
今の所、登場しておらず蒼穹のファフナーが参戦したスーパーロボット大戦UXも他の作品の組織で代用されている。
特に『UX』では原作以上に極悪非道な組織となっており、フェストゥムのみならずバジュラやスクラッグを排除するためにへスターとハザード・パシャによって設立されたものの、ドクターミナミやショット・ウェポン、矢藩朗利や金本平次などテロリストやマッドサイエンティストが所属、協力しておりもはや軍ではなくハザードの私兵に成り下がっている。
それゆえにカティ・マネキンをはじめとした地球連邦の良識派からはアロウズの再来と危機感を抱かれていた。
最終的にはELSとの対話に入る前に人類を見捨てて宇宙へ逃亡し、フロンティア船団と協力してバジュラの抹殺を図るという暴挙に出たため、大統領からUXに人類軍打倒が依頼され、バジュラ本星間近でハザードが死亡。へスターのいた本隊もショットと電脳貴族の裏切りにあいノーヴル・ディランを除いて壊滅。ノーヴルも後に打ち取られたため事実上全滅することとなった。
この扱いについては批判意見も多く、シナリオ担当の岸本みゆきも「正直やりすぎました」と後で反省の念を述べている。
なおへスターと大統領は声優が同じである。
関連タグ
蒼穹のファフナー 蒼穹のファフナーEXODUS ペルセウス中隊 アルゴス小隊 軍隊
ヘスター・ギャロップ ミツヒロ・バートランド 狩谷由紀恵 日野道生 カノン・メンフィス イアン・カンプ
ナレイン・ワイズマン・ボース ウォルター・バーゲスト ジョナサン・ミツヒロ・バートランド アイシュワリア・フェイン ビリー・モーガン