「わかった。でも…俺は最後まで生きるよ!」
『NEO』
「アマゾン!」
概要
『仮面ライダーアマゾンズ』第2シーズンから登場する四番目のライダー。変身者はアマゾンに育てられた少年である千翼。
ネオアマゾンズドライバーにアマゾンズインジェクターを装填、アマゾンズインジェクター内の薬液を注入して、『アマゾンッ!』の掛け声で変身する。
スペック
身長 | 188.0cm |
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体重 | 97.0kg |
パンチ力 | 25.0t |
キック力 | 31.0t |
ジャンプ力 | ひと跳び55.0m |
走力 | 100mを3.7秒 |
新世代のドライバーを使っているためか、以前のアマゾン達を大幅に上回るスペックを誇っている。
容姿
体色は青がメインで、全身に赤いラインが走っている。
顔、胸、肩、前腕、脛がアマゾン細胞が変質した銀色の金属質の装甲で覆われている。
顔はアマゾンオメガとアマゾンアルファを足して二で割ったような形状。
目はオレンジ色のアマゾンオメガに酷似したものだが、よく見るとそれは装甲に付いているバイザーで、その下にある本当の目はアマゾンアルファに似た垂れ目であることが確認できる。
戦闘スタイル
千翼がアマゾンに対して尋常ではない憎しみを抱いているため、闘争本能も相まって第1話では既に戦闘不能のアマゾン体を何度も執拗にブレードで突き刺す等過剰とも言える暴力を振るった。
しかし、本人の経験不足なため戦闘経験が豊富なアマゾンには終始苦戦している。
武器も使用するが、アマゾンズドライバーのグリップが変形していたアマゾンオメガとは異なり、体から直接生えてくるように形成される。
必殺技
- アマゾンブレイク
ネオアマゾンズドライバーにインジェクターを再注入した後、強化されたアマゾンネオブレードで敵を切り裂く。
第2話でウニアマゾンに対して使用、顔面を貫き、致命傷を与えた。
- アマゾンスラッシュ
劇中未使用。
初代アマゾンの「大切断」に相当する技だと思われる。
- アマゾンストライク
キック技だと思われる。
劇中未使用だが、ガンバライジングでは連続で攻撃を叩き込んだ後、ベルトを操作し高く跳び上がり、回転しながら踵落としを決める。
使用アイテム
アマゾンネオの変身ベルト。
仮面ライダーアマゾンのコンドラーほぼそのままだったアマゾンズドライバーとは大幅に異なる形状をしている。
使用するにはアマゾンの中でも素質が必要で、現時点では千翼と悠以外は使用できない。
- アマゾンズインジェクター
アマゾンネオへの変身に使用する、注射器状のアイテム。
ネオアマゾンズドライバーを通して内部に充填された薬液を注入することで、変身、武器の生成、強化等を行う。
普通に注射器として使うことも可能で、イユへの薬剤やタンパク質投与にも使われている。
- アマゾンネオブレード
『ブレイド・ローディング』
変身中に更にアマゾンズインジェクターから薬液を注入することで形成される剣。
手首部分の装甲が展開して、そこから生えてくる。
- アマゾンネオクロー
『クロー・ローディング』
変身中に更にアマゾンズインジェクターから薬液を注入することで形成されるフック状のクロー。
伸縮自在のワイヤーで射出することも可能で、高所への移動や敵の捕縛に使用する。
- アマゾンネオニードル
『ニードル・ローディング』
変身中に更にアマゾンズインジェクターから薬液を注入することで形成されるニードルガン。
針を弾丸のように発射し相手を狙い撃つ。
- ネオアマゾンズレジスター
アマゾンズレジスターと同じく、アマゾンの本能を抑制する薬液が充填された腕輪。
鳥の顔のような形状をしている。
嘴状の部分がスイッチになっており、押すことでアマゾン細胞を活性化させる簡易版アマゾンズドライバーのような機能も持つ。
- ネオジャングレイダー
アマゾン専用マシン。複眼状のヘッドライトが黄色い点以外は、アマゾンオメガが搭乗しているジャングレイダーと同じ。
恐らく4Cから逃亡する際に盗んできたものと思われる。4Cに戻った後もそのまま使用している。
オリジナル体(千翼)
Season2第9話で登場。人工的に脳死状態になる処分を受ける直前の千翼が土壇場でイユを求める気持ちから覚醒、ネオアマゾンズドライバーなしで変身した。溶原性細胞のオリジナルアマゾンとしての姿。
変身したり力を使った時はいずれも激情に駆られた時であり、アマゾンネオの暴走状態であるとも言える。
アマゾンネオを禍々しく歪めたような体に、6本の腕と無数の触手を備えており、何かしらある生物をモチーフとしていた今までのアマゾン体と比べれば異様な姿をしている。
6本の腕は「溶原性細胞発生の水源に投げ込まれていたのはオリジナルの腕だが、それと疑わしき千翼に腕の欠損は見られない」という疑問への斜め上の回答となった。
触手は一本一本が人体を容易に貫通して手足程度なら切断できる強度を持っており、逃げ惑う4C隊員の逃げ道を塞ぐかのように出口に垂れ下がるなど明確な敵意を感じさせた。複数本を使用すれば相手に巻き付く形で身体を拘束し、そのまま人体をへし折るなど容易い。
もう一体のオリジナルも無数の触手を持ち、それらを束ねた光景がまるで羽に見えるため、それを受け継ぐこの無数の触手こそが「千の翼」という名を表している。
また変身した状態でオリジナルとしての力を使うと体中から触手が伸び、左目と口の部分の装甲が割れオリジナルと同じ顔が覗き右頭頂部からもオリジナルの頭頂部が見えるようになる。
最終回での描写から推察すると、千翼の意志とネオアマゾンズドライバーがあれば暴走を抑えてこの姿にならないこともできるようである。
そのためアマゾンネオに変身しているときは拘束具を付けられているとする見方が強い。
オリジナルの元ネタは父であるアマゾンアルファが十面鬼ゴルゴスの赤のカラーリングを受け継いでいるように、千翼アマゾン態はその鬼神や阿修羅を思わせる姿からカラーリングこそ青であるものの、十面鬼ゴルゴスの姿そのものと思われる。また、これとは逆にシグマタイプのアマゾン達はゼロ大帝との共通点がある。
また、ボディ全体は父のモチーフであるピラニア、触手は母のモチーフであるクラゲを思わせる事から、特定の生物のモチーフは無く、強いていうならそれらのキメラであると言えよう。
ちなみにブットバソウルにてシークレット枠で参戦していたりする。
余談
2017年3月25日(土)より公開の劇場版作品『超スーパーヒーロー大戦』にて先行登場。
2017年3月12日(日)の『仮面ライダーエグゼイド』第22話放送後の予告CMにて判明した。
※『アマゾンズseason2』は同年4月7日(金)より配信。
また、ネオの色彩を150ほど弄るとバイザー下の目の色も含めてアマゾンアルファと同色になる。
担当スーツアクターは松岡航平氏。
ガンバライジング
前弾のオメガやアルファに引き続き、ガシャットヘンシン5弾より参戦が決定。
トランセンドヒーローズ
原典と同じく、アマゾンネオブレードを使用するが、やりすぎなまでに原作再現しすぎて演出を修正する事態に。
仮面ライダーシティウォーズ
5月10日のアップデートからニュー、アルファの3人と共に参戦。初期技は「アマゾンストライク」。ガンバライジング同様に初代アマゾンライダーとチームを組ませる事が可能。
専用テーマはseason2の主題歌Die_set_down。
なお、この作品では溶源性細胞のオリジナル持ちという原典での「生きる事すら許されない存在」から一転、街を守る純粋な正義のヒーローとしての千翼を見る事ができる。きっと草葉の陰から見ている七羽さんも泣いて喜んでいる事だろう。
イベントストーリーは本編の救済ストーリーとなっており、他の人間が死ぬ事を望まず、この世界でも生きたいという決意を表明。その決意はかつて自分を駆除した仮面ライダーアマゾンニューオメガからも認められた。例えそれが父と殺しあう結果になったとしても…。(と言っても、アマゾンアルファは終始プレイアブルキャラである為、殺しあう事はゲームシステムの関係上不可能なのでご安心を)
本編が終わって尚、他の人間を死ぬ事を望んでいない事から、これまで人間達に殺されそうになったのにも関わらず、人間を憎んでいない事が伺える。仲間を大切に思う発言などからもわかるように、むしろ先述のような出来事があったからこそ、誰かの痛みになろうとする事が出来るのかもしれない。
(これに関しては、彼の正体を知ってもなお千翼の為に奮闘していた友人がいた事も大きい)
食人衝動を以前にも増して抑えようとしている事から、本編後の千翼である事が伺える。食人衝動が抑えられる理由としては、やはり、生きる事すら許されなかった原典世界から一転、生きたいという意思を周りから認められている所によるものが大きい。仮面ライダーが人間の自由と平和を守る戦士である以上、彼の生きたいと思う心を尊重しているのだろう。
また、レプリカを食べたいと思わない相手と評しているが、この言葉が指すものとは…。