演:赤楚衛二
概要
シーズン2より登場する不良集団「TEAM X(チーム・キス)」のリーダー。17歳。ニックネームは「ヒロキ」。イユとはかつて同じ学校に通う同級生だった。
両親との不和から家を飛び出し、学校にも行かずにアマゾン狩りの様子をネットで配信して生活費を稼いでいる。4Cを脱走してメンバー入りした千翼の事は金蔓と見做している節があり、激昂しやすい性格から彼と衝突することもあったが、一方で自分と同じく両親にないがしろにされた身として仲間意識を抱いており、普通の食事ができない彼のために特殊なゼリー状食糧を用意するなどして面倒を見ていた。
しかし、チームキスは琢己がヒヒアマゾンとなった事で壊滅してしまい、何もわからずに命を落とした琢己や重傷を負った健太の仇を討つためアマゾンへの復讐を誓う。たまり場となっていたバーが志藤真の経営する店だったことから元駆除班と知り合い、彼らの「狩り」に同行するものの、駆除班がマモルとその仲間の実験体を殺せないことに失望してしまう。
その後は目的を失い、行く宛もなく彷徨っていたが、偶然にも脱走したイユと再会。彼女が生ける屍になったことに驚愕しながらも、記憶を取り戻しかけていた彼女を連れて思い出の地を巡り、チームキスを再結成しようと試みたが、直後にイユが4Cに確保されたため頓挫した。
その後、4C本部へ赴き千翼との面会を試みていたが、彼が暴走して多数の4C隊員を虐殺した現場に遭遇してしまう。同時に千翼が駆除対象になったこと、彼が溶原性細胞のオリジナルだったことを知るが、それでも千翼への情を捨てず、彼を助けるため奮闘。駆除しようとする黒崎に掴みかかり、何度も殴打されながらもくじけずに「千翼ォ!逃げろォ!!」と叫び続けた。また、息子を殺そうとする鷹山仁の言動には強い嫌悪感を示し、彼が変身したアマゾンアルファに散弾銃を撃ち込んで変身解除に追いやる活躍も見せた。
結局、裕樹の努力が報われることはなかったが、最終話のラストシーンでは復学しており、千翼とイユのプリクラを眺めて思い出に浸りつつ、前向きに生きる道を選んだことが示唆されている。
余談
演じる赤楚氏は、後に平成ライダー第19作『仮面ライダービルド』にて万丈龍我/仮面ライダークローズ役で出演することになる。『アマゾンズ』では追われる身だった千翼の逃走を助けようとするキャラクターだったが、こちらでは一転して自分が追われる身となった。
また、「千翼ォ!逃げろォ!!」のセリフがあまりに迫真だったために「千翼ルルォ!逃げルルォ!!」と聞こえてしまったため、龍我が出るたびにラ行の音が巻き舌っぽくなったりするルルォ語(仮称)がコメントされている。
人名の場合は
- 『佐藤太郎(さとうたろう)』→『佐藤太郎ォ(さとォたルルォ)』
となる(個人差あり)。
あまりに印象に残りやすく使い勝手が良すぎるためか、龍我や裕樹が登場しない作品でもちらほらコメントされている事もある。というか最近は『ブットバソウル』にてアマゾンネオのメダルをスキャンするとこのセリフが流れるようになっている。ついに公式までネタにし始めた。
そしてついにキャストコメンタリー予告編で……?