リュック隊長
りゅっくたいちょう
CV:岸尾だいすけ
概要
ソフトモヒカンが特徴的な帝国軍所属の軍人で、使用ゾイドはキャノンブル。
地球再生の鍵を握るサリー及びボーマン確保の任を受け、彼女を保護したレオ達を狙い、キャノンブルでレオとビーストライガーを追い込む。
性格
やや口の悪い好戦的な性格の持ち主。
任務に忠実であるが、ゾイドは道具と言う認識しかなく、襲ってきたジャミンガを排除した後に足蹴にする、(歯向かったとは言え)民間人のレオを部下に始末するよう命じる、不完全状態のライガーに負けた部下に罵声を浴びせる等、敵に対しては非情、味方に対しても厳格な態度が目立つ。
一方で、フランクとシーガルの反乱にて共和国軍との共同戦線の際には、オメガレックスの砲撃で負傷した共和国軍兵士に肩を貸して助けてやったりと、人間としては決して冷酷でも非道というわけでもない。
加えて、作戦に個人的私情は持ち込まない方でもあるようで、これまで散々と敵対していたレオと共に、アルドリッジ捜索を命ぜられた際には大人しくそれに従い、そのアルドリッジの逃走を手助けする為に現れたスピーゲルが駆るドライパンサーの攻撃からレオを守り、アルドリッジを捕り逃した時には「全ての責任は自分にある」とレオを庇う等、職業軍人としての責任感は相応に強い。
余談
リュック役の岸尾氏は『ゾイドワイルドZERO』の出演声優陣の中では、ゾイドアニメシリーズ出演経験者枠に入り、そして、『ゾイド-ZOIDS-』の主人公バン・フライハイト役として知名度を挙げた声優である。
但し、バンはゾイドを生き物として大事にする善人で共和国側だったのに対し、リュックの方はゾイドを単純に兵器としか扱わない人物で、帝国に属する軍人である等、ゾイドに対しての価値観・ポジションは真逆のキャラと言える。
どちらかというと、緑髪である点や帝国兵士であること、バッファロー型のゾイドに搭乗するという点も含め、ポジション的にはトーマ・リヒャルト・シュバルツに似ている部分もある。狂言回しで憎めない部分もあるトーマをより尖らせたキャラクターかもしれない。
隊長という階級から他の帝国軍人との上下関係は長らく不明(少なくともシェル軍曹よりは上)であったが、23話でギレル少佐の命令に対してはまだ中尉と認識していた時は拒否しようとしたが、少佐と判明するや渋々ながらその命令に従った事から、曹長以上~大尉以下クラスの階級の持ち主と考えられる。
更なる余談だが、ゾイド同様にリアルロボット及び、戦争を題材としたロボットアニメジャンルの代名詞である『ガンダムシリーズ』では、主人公を演じた声優が後の作品で悪役のレギュラーキャラを演じるパターンはよくあったりもする。