「くれたものを返せとは…見苦しい事極まりなし…」
「わちきには男など金を運ぶ犬……!! 無くなれば価値はなし」
「貧乏人は 嫌いでありんす♡」
概要
ワノ国のトップアイドルとも言われる花魁。男の憧れにして女のカリスマ、高い教養、国をも揺るがすその美貌、神にも落とせぬ気高さはもはや女の「完全体」と作中で称されている美女。
人物
評価
あまりの美しさに見ただけで失神する者が後を絶たない程である。今現在ワノ国を治めている黒炭オロチに言い寄られ、また多くの民衆や百獣海賊団の大看板クイーンからも惚れ込まれている。
反面、その美貌と高い演技力を使って何人もの男を騙して金を貢がせて破産させる悪女ともとれる側面を見せており、近しい者からは腹黒い女と評されている。
性格
彼女自身は自分の言葉や振る舞いを曲げることを良しとせず、誰にもへりくだらないことや自分が正しいと思えば譲らないことを信条としている。そのため、自分に言い寄ってくる男に媚びた態度を取ることもあるが、内心では決して服従しない。
また、従者のおトコに対しては優しい素振りを見せ、トコ自身にも懐かれている。
活躍
オロチ城の宴に呼ばれる。そこで将軍黒炭オロチが熱弁をしていた最中、従者のおトコが笑いだしたことでオロチが逆上してトコを殺そうとしたため、彼女を庇ってオロチに明確な形で反逆する。その後、反逆者としてワノ国の大ヤクザ居眠り狂死郎に斬り伏せられた。
この一件で世間では死亡したことになり、葬儀が営まれることとなったが…。
関連タグ
居眠り狂死郎…小紫が所属している遊郭の支配人。オロチに対して粗相を働いた彼女を斬り捨てた。
以下、アニメ未放送のネタバレにつき注意
ネタバレ
「弱き女がご所望ならばーーどうぞ斬り捨てなさいまし」
「わちきは武士の娘!! 無様に生きはしない!!!」
その正体は光月おでんの娘である光月日和。
人物
26歳となった現在は清楚ながらも、兄と過ごしていた幼少期は相当なじゃじゃ馬で、モモの助の後頭部にドロップキックを放つ程のお転婆であった。
プロフィール
本名 | 光月日和 |
---|---|
年齢 | 26歳 |
身長 | 不明 |
肩書 | ワノ国九里の大名が娘→花魁 |
悪魔の実 | 不明 |
覇気 | 不明 |
出身地 | 海上 |
誕生日 | 不明 |
血液型 | 不明 |
好物 | 不明 |
一人称 | わちき、あちき(小紫)→私(日和) |
CV | 水樹奈々 |
活躍
- 父おでんの処刑後~河松との生活
もしも兄であるモモの助か日和自身、片方に何かあった時「光月」の血が絶えぬようにと、20年後の未来には飛ばされず、落城時に家臣の河松と共に城から脱出する。
同日に両親、兄を失ったため、20年後に兄が帰ってくるという希望を信じる事も出来ず、当初は生きる気力を失っていたが、河松の励ましと尽力により徐々に笑顔を取り戻した。
その後13歳まで河松に守られながら育てられてきたが、河松が少ない食料を自身に与え続け窶れゆく姿を注視出来ず、手紙を残しその前から姿を消す。
- 狂死郎一家の遊郭に入る~康イエ処刑
その後の経緯は不明だが、狂死郎一家の店先にいたところを保護され、日和に気づいた彼と再会する。河松の代わりに日和を守ると誓う彼の遊廓に入り、表向きは小紫としてワノ国の愛される存在となった(また、金を貢がせて破産させた件は冷酷な性格を演じていただけに過ぎず、騙された男の多くは元々インチキ商売を営んでいた上に最近になって墓荒らしをしていたことも明らかになった。)。小紫として悪党達から巻き上げた金銭は丑三つ小僧へと引き渡されていた。
美しく成長した日和は将軍オロチに好意を寄せられるようになる。万一の事態に備え、常に血のりを着物に仕込んでいた。
狂死郎の一太刀から生き延びた後はトコの命を狙う人斬り鎌ぞうから逃げ、おいはぎ橋でロロノア・ゾロに助けられる。その後、鎌ぞうとの戦いで深手を負ったゾロを手当てし、自分の素性を明かした。
翌朝、やって来たブルックから知人の霜月康イエが処刑されると聞かされ、飛び出したトコを追って羅刹町に向かう。康イエが処刑された後、オロチお庭番衆に狙われるも再びゾロに助けられ、花の都はずれの森にある「閻魔堂」へと逃げ延びる。
牛鬼丸に盗られた秋水を取り返したいと言うゾロと共に再び鈴後のおいはぎ橋を目指こととなる。
- 河松との再会~再びの別れ
翌日に鈴後へと戻ると、偶然にもそこで兎丼から脱出した河松と13年ぶりに再会する。その後ゾロに国宝秋水をワノ国に返す代わりに、自身が亡き父から譲り受けた名刀「閻魔」を譲ることを提案する。
その後は河松やゾロと一時的に別れる。本人曰く決戦が終わるまで兄のモモの助達とは会わないとのことだが……。
余談
- トコ
日和にとってトコは彼女の素性を知る数少ない人物であり親友。曰くトコの明るさに何度も救われてきたとのこと。小紫として彼女を従者にしていたのも、その間柄が大きかったものと思われる。
- 疑惑
作中では光月日和=小紫とは明言されておらず、判明したのがジャンプの特集ページである「ワノ国動乱地図」から判明したものだった。
仮に同一人物だった場合、葬式の描写に疑問が出る上に、日和が何故小紫と名乗ったのか、小紫の遺体はどうなったかなどが全く判明しておらず(その場に居合わせたナミやロビン、オロチも殺された事をハッキリと認識している)、更に狂死郎の一太刀からどうやって生き延びたのかも不明瞭で、斬られたのに怪我をしている・苦しんでいる仕草がないなど、明らかに不自然な描写があり、日和=小紫と決めつける確固たる証拠が作中では一切無い。その為、影武者など別人の可能性も考えられていた。
後に狂死郎の正体が赤鞘九人男の一人傳ジローで、常時服に血糊を仕込んでいたことが判明し、ある程度上記の疑問が解決された。また、日和=小紫という事もハッキリと描写されている。とは言え、情報の出処が出処な為、不要なネタバレを喰らった読者も多い。
関連イラスト
関連タグ
風鳴翼……中の人が同じなだけでなく、聖遺物がおでんの得物と同名の「天羽々斬」である。こちらは元になった神剣そのものという設定。