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Macintoshの編集履歴2020/06/25 19:30:17 版
編集内容:ファームウェアについて

Apple_Inc.パーソナルコンピュータ。略称、愛称は「Mac」。「Macintosh」の呼称はApple公式でもめったに使われない。

沿革

Macintoshは、その革新的なデザインコンセプトでパソコン業界のトレンドを先導してきた。初代Macは1984年発売。1991年のPowerBook、1998年のiMac2005年Macmini、そして2008年のMacBook Airの発売はそれぞれセンセーションを巻き起こし、その後のパソコンの形態に大きな影響を与えた。

OSとソフトウェア

世界で初めてGUIを商業的に成功させたコンピューターということで知られ、1990年代以降、パソコン市場をPC/AT互換機と二分する。

登場以来一貫して独自OSを採用しているが、登場から2000年代初頭まで使われていたMacOS(System1〜MacOS9)と、2001年以降のmacOSBSDUNIX)は基本的に別システムである。

ハードウェア

何度もCPUの移行(68000系→PowerPC(32/64bit)→Intel(IA-32/x64))を繰り返したことで有名。68k時代(1984〜1995年)、PowerPC初期(Old World時代、1994年〜1998年)、PowerPC後期(New World時代、1998年〜2006年)、Intel時代(2006年~2022年?)の各時期でハードウェアの基本的な設計が大きく変わっている。

68K時代はハードウェアとOSが完全に一体化しており、ROMに焼かれているファームウェア(Toolbox ROM)がシステムソフトウェアの一部分だったため(つまりBIOSに相当するブートプログラムが存在しない)、他のOSをブートすることは基本的にできなかった。Mac用の他OSも一応存在したが、Mac OS(当時はSystem)起動後にシステムを横取りするようなトリッキーな起動方法がとられていた。

この状況はPowerPCに移行しても変わらず、当時存在したMacintosh互換機にはAppleがToolbox ROMをライセンスする形態がとられた。しかし、iMac以降(New World時代)はToolbox ROMの内容の大半がMacOS側に移され、オープンソースのファームウェア(Open Firmware)を搭載することで普通に他のOSをブートすることもできるようになった。この時期になるとハードウェアの独自仕様はほぼなくなったが、チップセットはAppleが独自に設計したもの(IBMと共同開発したものもある)である。

Intel化以降のMacはチップセットもIntel製となり、ハードウェア的にはPC/AT互換機とほぼ同様のものになっている。ファームウェアはEFI(OSX用)とBIOS(Windows用)をサポートしており、Windowsをインストールすることも可能になった。ただし、2020年現在はBIOSのサポートが打ち切られ、Intel Macで起動できるWindowsはEFI対応のWindows10のみとなった。

そして2020年の開発者向けイベントで、Apple独自SoCへの移行計画が明らかにされた。CPUのコア部分はiPhoneiPadと同様Armアーキテクチャベース、GPUニューラルコアなどもAppleの独自仕様である。2年でIntelから移行を完了するとされており、実に4回目のハードウェアの全面刷新となる。

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