概要
『クレヨンしんちゃん』の原作コミックで登場したパロディネタのひとつで、言うまでもなく『ドラゴンボール』が元ネタ。
そのドラゴンボール由来のネタで一番多かったのがこのスーパーサイヤかあちゃんである。
登場したのは比較的序盤の時期だけだが、初登場はなんと第1巻。
その2話目で「ママを本気で怒らせたようね」と炎のオーラを発ししんのすけをぶちのめしていたのが最初。
ちなみにその時の戦闘力はなんと13万であり、ギニューより上。
その後も、ロクに家事も手伝わずにだらけまくるひろしとしんのすけに対しかめはめ波を撃ったり、近所に迷惑をかけまくる野原銀の介の不祥事に対しスーパーサイヤかあちゃん3に進化したりとちょくちょく登場していたが、やり過ぎたと感じたのか原作16巻辺りを最後に登場しなくなった。
他にもドラゴンボールネタはしばしば登場し、ビンタされたしんのすけがフリーザのお面を付けて「ふふ…そんなパワーじゃボクはたおせない」と嘯く(この時コマの外に「©鳥山明」と手書きされてある)、アクション幼稚園のお遊戯会でしんのすけがナメック星で修業した超桃太郎を提案し即無視される、「おふろ入りなさいって何べん言えばわかるのよこのスットコドッコイ!!」とかめはめ波のようなビームを発射する(しかもこの時テレビで「ゴンドラボール セット」なるアニメが放送されており、主人公とみさえが同時にビームを発射している)、さらには鬼ヶ島ならぬ「鬼ヶ小島」の鬼がスカウターのような装置で「スゴい戦闘力だ…7万…8万……」とみさえの戦闘力を測る(しかも「サイヤ人にもらった」と書いてある)などのギャグが散見された。
その後、アニメオリジナル回では2015年にスーパーサイヤかあちゃんに変身している。
余談
『クレヨンしんちゃん』は元々青年向けの雑誌に連載されており、このドラゴンボールパロディがちょくちょく出ていたのと近い初期の頃はかなりブラックなネタも多かった(あの有名な「前が見えねェ」とか「顔がピカソになるぐらい殴りやがって」とか)。
その分しんのすけも悪ガキ要素が強かった他、ブラック過ぎて単行本には載ってないネタも多い。ただしDBネタは全て収録されているので安心しよう。
なお、本家ドラゴンボールにも「サイヤ人で母親」というのはごく少数だが確かに存在している。