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ジェノブレイカーの編集履歴

2020-07-30 15:31:15 バージョン

ジェノブレイカー

じぇのぶれいかー

ジェノブレイカーとは、タカラトミー(旧トミー)が展開する『ゾイド』シリーズに登場する金属生命体。

スペック

機体名ジェノブレイカー
番号EZ-036
所属ガイロス帝国
分類ティラノサウルス
全長 23.0m
全高 13.7m
全幅 不明
重量 137.5t
最高速度 345km/h
乗員人数1名
武装
  • ハイパーキラーファング
  • ハイパーキラークロー×2
  • ハイパーストライククロー×2
  • レーザーチャージングブレード
  • NZR複合センサー
  • 集束荷電粒子砲
  • ウィングスラスター
  • 荷電粒子コンバーター
  • アンカー×2
  • フリーラウンドシールド&エクスブレイカー×2
  • ウェポンバインダー(AZ140mmショックガン&AZ80mmビームガン&マイクロポイズンミサイルポッド)×2

概要

ガイロス帝国のオーガノイドシステム(OS)搭載型ゾイドジェノザウラーを格闘戦に特化させた機体。

ロングレンジパルスレーザーライフルに代わり、特殊チタン合金で作られた巨大な盾フリーラウンドシールドと、中型ゾイドを一撃で破壊する力を持った鋏エクスブレイカー一式を装備。


大型の可変式ウィングスラスターも搭載されており、短時間の低空飛行と長距離ジャンプも可能になった。

頭部のレーザーガンは近接攻撃用のレーザーチャージングブレードに換装されているが、

脚部に複数の武装を内蔵したウェポンバインダーを増設し、火力の低下を補っている。


背部に増設された荷電粒子コンバーターによって荷電粒子砲の出力が三割向上し、連続発射を可能としている。

スラスターとの兼用で移動中や空中での荷電粒子砲の発射も一応は可能となり、

わざわざ踵の爪を降ろして地面で踏ん張る必要がなくなった。

(ただし、パイロットには発射中に機体を安定させる高い技量が求められる)


攻撃力・防御力・機動性においてヘリック共和国ブレードライガーを凌駕している。

一方ジェノザウラーよりも更に操作性は劣悪なものと化し、現存するゾイドの中で最も扱いが難しく、エースパイロットでも乗りこなせるものはほんの一握りと言われるほど。

これらの強力無比な性能故に「魔装竜」の異名を持っている。

漫画での活躍

諸事情でデススティンガーを失った「ハンナ・ハンナ」が新たに搭乗し、

レイヴンの乗るバーサークフューラーの演習相手を務めたが、そのフューラーにあっけなく破壊されるかませ犬という不遇な扱いだった。

バトルストーリーでの活躍

小学館刊『機獣新世紀ZOIDS 公式ファンブック2』内のバトルストーリーでは、

ガイロス帝国のテストパイロット、「リッツ・ルンシュテッド中尉」が搭乗。

ガリル遺跡で遭遇したヘリック共和国のレオマスターの一人、「アーサー・ボーグマン少佐」の駆るブレードライガーに打ち勝つには『今のジェノザウラーのままでは不可能だ』と痛感したリッツは、自らの機体に強化改造を施しジェノブレイカーとして生まれ変わらせた。

3000kmもの途方も無い距離を半日で走破したり、荷電粒子砲で橋桁を破壊して共和国軍の追撃を阻止するなど目まぐるしい戦果を挙げていくが、好敵手アーサーとの決着は暴走したデススティンガーの突然の乱入によって永遠に果たされぬままとなってしまった。


最終的にデススティンガーは、折れたブレードライガーのレーザーブレードをジェノブレイカーに突き立てられて機能を停止するが、そのきっかけを作る為に身代わりとなったアーサーは戦死。

これまでの戦いを経て、愛機ジェノブレイカーの心情を汲み取ったリッツは、

ゾイドの心を歪め、憎しみへと駆り立てるOS計画を止める為に軍を離れ、何処かへと消えていった。

バリエーション

ジェノブレイカーRS

媒体によってはアニメ第一期に登場した「レイヴン」の機体をこう呼んだりもする。

RSは「RAVEN SPECIAL」というまんまな意味で、バトスト版よりも大きめに描かれるが、スペックノートは丸写しの事も多い。

シャドー独断でジェノサウラーRを強化させる形で登場。

かつて、バン・フライハイトシールドライガーがジェノザウラーによって負傷させられてブレードライガーに進化したように、ブレードライガーに右腕を切り落とされた状態で「エヴォリューションコクーン」が展開・進化した。

もっともヒルツと行動を共にするアンビエントが色々と介入したらしく、体色も影響を受けて赤くなっている。


初登場回からその破格の戦闘能力を発揮し、進化直後のレイヴンが乗っていない状態での破壊を目的とした帝国・共和国軍合同による大規模攻撃を受けても全くの無傷で、

その後レイヴンとの合流の間に追撃戦を試みた両国の部隊10個師団を壊滅させ、

バンのブレードライガーに圧勝、アーバインコマンドウルフに関しては致命傷を負わせた。


その後もたった一機でバン、アーバイン、トーマを含めた両国の軍と幾度と無く交戦し、デススティンガーの横槍を受けたものを除けば、

決着が付いていない場合でも実質勝利と言っても差し支えない戦果を挙げている。


その後はシャドーの死によって一時は戦線離脱を余儀なくされたが、

シャドー復活後は、パイロット不在でその負荷を考慮する必要のないジェノザウラーR3機と同時に交戦。

これを左舷のフリーラウンドシールドを失いつつも撃破し、デスザウラーの強力なEシールドをも必殺の荷電粒子砲で突き破るなどしてその圧倒的な強さを見せつけた。

ちなみに、余りのスペックの高さゆえに制御が難しく、オーガノイドの中で最もスペックの高いシャドーですら3分間しか制御できないほどである。

シャドーとの合体時には目の発光色が青に変わり、レーザーチャージングブレードが常時展開、フリーラウンドシールドの中央部が黒く染まる。

また、Eシールドの展開も可能としている。

更に、途中から側頭部のダクト周辺が白く塗り替えられている。


玩具商品ではレイヴンのパーソナルマークとしてRと黒い羽根をあしらったシールが付属するのが通例で、貼りつけると雰囲気が出る。

もっとも、このマークはバトストでリッツのマークとしても扱われるようになった。


プロトブレイカー

『機獣新世紀ZOIDS 公式ファンブック2』に登場したジェノブレイカーのプロトタイプ。

フリーラウンドシールドは装備されておらず、外観は原型機のジェノザウラーに近いが、

背部にはアイアンコングPKのバーニアスタビライザーを、脚部にはエクスブレイカーの試作型を装備している。

帝国軍主力部隊の撤退を援護する為に、新鋭機であるライトニングサイクスやデススティンガー、そして本機を始めとした改造型ジェノザウラー等で構成される1個中隊(戦闘ゾイド約30機分に相当)に組み入れられたが、北エウロペ大陸のレッドラスト(赤の砂漠)にて共和国軍の部隊と交戦中にデススティンガーが突如暴走を起こして無差別攻撃を行った為、これを制止すべく荷電粒子砲で応戦するが、Eシールドに阻まれた上にライトニングサイクスを残して部隊は壊滅してしまった。


ジェノシザース

『機獣新世紀ZOIDS 公式ファンブック2』に掲載された強化改造タイプ。

背部のウィングスラスターを外し、パイルバンカーユニットとジェノザウラーのロングレンジパルスレーザーライフルをそれぞれ2門搭載。エクスブレイカーは刃が片側1つづつになったものの、より大型の刃に換装されており、可動形式も横方向に改められ、左右の刃で相手を挟み込むスタイルとなった。


ジェノブレイカージェット

ジェットとは「黒玉」のことであり、名前の通り漆黒のステルス塗装が施され、

格闘力と運動性能も更に高められている特殊任務機。

初出はかつてトミーの公式サイトで公開されていたWEBコミック『ZOIDS妄想戦記2』の第3話「双子の魔女」。

Type-AとType-Bの2種類が存在し、共鳴し合う双子のコアを使っている為、常に行動を共にしなければならない。

パイロットも双子の姉妹「アイダベル」と「フローラベル」であった。

Type-Aの外見は通常のジェノブレイカーと変わらないが、Type-Bはフリーラウンドシールドの代わりに巨大な折り畳みナイフ状の武器「フリーラウンドブレード」を装備している他、

ポケモンナックラーを彷彿とさせる簡易型フェイスマスクを頭部に装備している(参照)。

通販サイトのゾイドコア・ドットコムにて限定販売された玩具には、

専用の追加パーツ等は同梱されておらず、通常のジェノブレイカーのカラーリングを変更したのみ。


2020エディション ジェノブレイカー

全長13.8m
全高8.2m
重量82.5t
最高スピード207km/h
IQ102
ステータス
  • アタック:10
  • ディフェンス:9
  • スピード:7
  • スタミナ:7
  • IQ:7
  • レジェンドブラスト:10

「ゾイドワイルド バトルカードハンター」Z-04弾にて、再登場するブレードライガーと共に、

ついに実装された2体目の伝説のゾイド。惑星Ziのゾイド因子から復元された。

キャップがワイルドZEROの帝国仕様になり、世界観に合う様に小型化されている。

また、青×黄のツートンカラーが美しい「ジェノブレイカーアズール」が同時に登場する。

関連リンク

ゾイド ガイロス帝国 ティラノサウルス ジェノザウラー

レイヴン

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