概要
もとはラテン語の「区分、階級」を意味し、英語では「共通の性質を持ったモノ、時間、人の集まり、分類」を指す。
本項の場合、階級のような上下関係より職能(何が出来るキャラか)の区分けにより職業と同じ意味合いで用いられる。
古くは元祖も元祖の『ダンジョンズ&ドラゴンズ』からあり、明確な基準は決められていないが、ゲーム内の世界観で職業として確立している場合は職業と言われ、そうで無い場合はクラスと呼ばれる事が多い。
とはいえ、RPGで「そのキャラクター、クラスは?」等と聞けばほぼ間違い無く意味は通じるから問題は無いだろう。
クラスが登場するゲーム
- Fateシリーズ⇒サーヴァントの英霊としての特徴を表す用語。
- サモンナイトシリーズ⇒ユニットのレベルが上がると変化する称号的なものとして登場。ステータスの上がり方によって変化していく。
- タクティクスオウガ⇒冒険者が活躍する世界観ではないため、軍の兵種を表わす用語。
- ダンジョンズ&ドラゴンズ⇒キャラクターの職能を表す用語。なお初期版(クラシック)ではエルフやドワーフなど種族も各々クラスとされた(現行版は種族別にクラスが選べる)。
- ファイアーエムブレム⇒ユニットの職業・兵種・階級などを表わす用語。
- ファンタシースターオンライン2⇒詳しくはPSO2クラス一覧を参照。
- wizardryシリーズ⇒キャラクターの『職業』は"class"である。
ジョブのクラス
ちなみに、『クラス』と『ジョブ』はRPGの用語としてはしばしば同義に用いられるが、『その職業においてどの程度の階級に相当するか』という意味での称号、いわば『ジョブのクラス』が設定される事例もある。
wizardry#6 禁断の魔筆
全職業ともLV1の時点では称号なし。LV2,4,7,10,14,18,24になる毎に上位の称号を得ていく(『なし』を含め8段階)。
ドラゴンクエスト
『ドラゴンクエストVI 幻の大地』と『ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち』。
経験値によるレベルアップとは別個に、職業ごとの熟練度が存在。転職直後(☆)からマスター(☆☆☆☆☆☆☆☆)までの各段階に称号が存在する。
ファイナルファンタジー
条件を満たす事でパーティーキャラを上位ジョブに「クラスチェンジ」させる事ができる(戦士→ナイト、など)。同社作品の『聖剣伝説3』でもほぼ同様のシステムが存在。
単語としての定義や由来を考慮した場合、雰囲気重視の不正確な引用が多く、中には職業とも階級とも称号ともいいにくいモノも見られる。