「世界の平和は、僕が守る!」
概要
CV:下野紘
大空ヒロは、ダンボール戦機WのW主人公のうちの一人。13歳。
特撮ヒーロー「宇宙英雄センシマン」をこよなく愛する特撮・ゲームオタクで、ふとした事からバンと知り合って、彼からLBXの操作を教わる。その後、トキオシアのブレインジャック事件に巻き込まれ、ペルセウスを使って戦うことになった。
特徴
センシマンへの憧れから、「(重大な役目を担うものとして)選ばれる」ということに特別な感情を抱いている。
当初は厚めのメガネ(雰囲気の為につけている伊達眼鏡で視力は悪くはない)をかけ、地味な焦緑色の服装をしているなどいかにもオタクという恰好だったのだが、トキオシアにて暴走したLBXの襲撃でメガネを落とし服も破けてしまい、洋服売場から拝借した青と紺のジャケットと白のジーパンを纏って以降はこの服装である。
お調子者だが明るく素直な性格。礼儀正しく言葉遣いも丁寧で、「バンさん」「ランさん」など同い年以下でも他人を「さん」づけで呼ぶ。
家では母親が研究に夢中になると帰ってこないことが多く、物語開始時点で1年以上の間1人で暮らしていた。
LBXによる実戦経験はなかったが、バンの指導や後述の特異な能力もあって急速に成長し、現在はバンと肩を並べるまでに至っている。
頭の中に浮かんだイメージがその後現実に起こるという予知に似た能力を持つ。 また、LBXバトルでは集中力が極限に達した時に目が金色に光り、凄まじい操作能力を発揮する。これは母親の大空遥にはない能力であり、彼女も知らなかった。
使用LBXはペルセウス、イカロス・フォース。劇場版およびゲーム版の追加シナリオ「ミゼル編」では新たにアキレスD9を使用。いずれも二刀流を得意とする機体である。また、Σオービス操作の指令も担当した。
ゲーム版ウォーズでは17歳に成長して登場。ウラランキングバトルの1位に君臨しており、勝つとスカウトすることが可能。
また、特徴的なアホ毛はキャスケットをかぶって隠れてしまった。
『LBX烈伝』において
外見や年齢は『ウォーズ』のものと同じで、LBXは『W』本編から引き続きアキレスD9を使用。
国際テロ組織「ワールドセイバー」がA国で起こしたテロ活動の際に、エンペラーM5の攻撃からアラタを庇うも、アキレスD9は破壊され、ヒロ本人もワールドセイバーに拉致されてしまう。
※この先ネタバレ注意!!
「どうもしませんよ。僕はやらなければならない事を見つけた。それだけです」
敬語口調こそ変わらないが、性格は冷酷非情なものとなり、ワールドセイバーから託されたLBX「ディ・レギウディア」を手に、かつての仲間であるバン達に襲い掛かる。
服装も大きく様変わりしており、飾り付きの黒いパーカーと黒いパンツ、模様が入ったピンクのブーツを身に着けている。
また、左腕は袖を通しておらず、パーカーの下は無印のコウスケよろしく何も着ていない。
髪色は明るい青に、瞳の色も茶色から赤に変わっており、セレディの意思がヒロに乗り移った様にも感じられる。
ディ・レギウディアがブレイクオーバーした際は、シンクロ率が極めて高かった為に、左目に出血する程の傷を負った(『ダンボール戦機』シリーズにおける明確な出血描写はこれが三回目。一回目は、漫画版でルシファーがジンの首に剣を突き付けた時。二回目は、同じく漫画版で山野博士がディテクターに襲撃された時)。
洗脳は解けた様だが、ヒロはそのまま昏睡状態に陥り、その後についてはいかなる公式媒体でも語られていない。
余談
その為か、こんなやり取りが行われた事も。
久保田恵「これも運命だよ。いっそカタカナに改名しちゃえば?」
下野紘「しません!(笑)」
(アニメージュ付録「イナダンミニロマンアルバム」より)
また、プラモデルの公式サイトで「"青空"ヒロ」と名前を誤植された事もある。