「自分の息子だから止めを刺すのを躊躇っただとー!?駄目だそんなのはっ! カァーッ!」
「弟子の罪は師匠の罪だ、こうなったらワシ自らの手で、ダイレンジャーめを葬ってくれるわ!
ホーホッホッホ!ホーッホホホホホ…!」
CV / 演:大月ウルフ
登場話: 第7話「裏切り者ォッ!」第8話「おやじィィッ!」
概要
ゴーマ十五世の側近にして、ゴーマの為政を司る重鎮・元老院の1人、大僧正リジュの怪人態。
ノコギリを模した頭部に縦に並んだ3ツ目、真紅の道着を着用し、人間態は名前通り僧正の姿の老人。大物然とした泰然自若な老人だが、そのイントネーションや振る舞いはどこか西洋風なものがあり、和洋混在のちぐはぐな様は見る者に違和感と謎の威圧感を与える。
劇中での活躍
不甲斐ないシャダム一派に任せてはおられぬと、弟子の鉄面臂張遼を伴ってダイレンジャーに挑むも、張遼が自らの息子である亮を攻撃できずに作戦失敗したのを受け、「弟子の失敗は師匠の罪」としてついに自らが出撃。「地獄の1丁目」と称するとある渓谷にてダイレンジャーと戦った。
気力ボンバーを片手でアッサリ跳ね返して変身解除に追い込み、リジュの姿に戻って手や口からの妖力波で圧倒する。亮にとどめを刺そうとするものの、助けを呼ぶ息子の絶叫についに心を動かされた張遼の刃を受け、妖力波で彼を殺害するものの、張遼が最後に全身全霊を振り絞って放った気力の一撃を受け吹っ飛ばされる。
その後、ノコギリ大僧正の姿で巨大化して再登場。
初登場の大連王と相対し、この未知の強敵の実力を測るかのごとく、しばらくの睨み合いの末に斬りかかるも、大王剣で自身の刀を落とされ、最期は大王剣・疾風怒濤の前に敗北。「ワシが負けるなんて…ないぞよ…!!」と絶叫して散った。
余談
2話しか登場していないが、これでも歴とした幹部格の怪人である。
演者の大月ウルフ氏は『高速戦隊ターボレンジャー』にてキメンボーマ / 流れ暴魔カシム役を演じており、スーパー戦隊シリーズへの出演は4年ぶり。また、翌年の『忍者戦隊カクレンジャー』第45話にて長老サンタクロース役でゲスト出演している。
人間態のデザインと闇堕ちした主人公の実父の師匠という設定は、STARWARSシリーズのダース・シディアスが元ネタかと思われる。
関連タグ
デュークオルグ:この中のプロプラとキュララ、ドロドロも2話しか登場しないが、レギュラーのヤバイバやツエツエ、狼鬼と同じ幹部格。
ヌエ(カクレンジャー)、暗黒の使徒ガイルトン、ニゴール・ゾ・アレルンブラ、ウズマキホーテ、衛星のターゲイト、デラツエイガー、ザイエン、ザツリグ、ジャグド、エリードロン、ライモン・ガオルファング:スーパー戦隊シリーズにおける短期退場幹部の後輩たち。