エドガー・ロニ・フィガロ
えどがーろにふぃがろ
プロフィール
概要
砂漠の国フィガロを治める若き国王で、マッシュ・レネ・フィガロの双子の兄。
一国の王ではあるが、ジョブは機械に精通する「マシーナリー」。
彼の居城も機械仕掛けであり、城自体が砂漠を潜って地中を突き進むことができるというレベルの代物である。ある意味、「魔法が失われ機械文明が発展した世界」という本作の世界観を端的に表した人物とも言える。
ガストラ帝国とは表面的に同盟関係にあるものの、裏ではリターナーと通じている。ロックとも親友(悪友?)の間柄。一人称は基本的に「私」だが、王子時代の頃や弟マッシュの前などでは「俺」に代わる事がある。
民を思う人格者ではあるが軟派でキザな性格であり、女性に会うやいなや歯の浮くような口説き文句を漏らすこともしばしば。城内の老女や幼女も例外ではない。パーティメンバーの女性陣も例外なく口説かれているが、当時感情を取り戻したばかりのティナには言葉の真意を受け止めてもらえなかったり、セリスにも何度かモーションをかけるが華麗にスルーされている。ただし、セリスに宝物のコインを貸して(イベントは後述)間接的にロック&セリス&セッツァーの三角関係の後始末を促し、勝負に負けた(?)セッツァーに「褒美を取らせる」と言い放った真のフェミニストでもある。その後、ロックはセッツァーを仲間として守るようになった(男性にも優しいのがリアルである)。
また、10歳であるリルムに対してつぶやいた「さすがに犯罪か…やめとこう。」という台詞はファンの間で彼の名(迷)言として語り継がれている。
街中のモブキャラクターの女性を口説いて重要な情報を聞き出したこともある。
女性モンスターを口説く様子はない為、女性型の人外は例外なのが分かる(人間と人外のハーフのティナは口説いているし、モブキャラクターもトランスティナを人間の女の子と解釈している)。
口説き文句をからかわれた時には、マッシュに「兄貴、あの癖まだ直ってなかったのか?」と(半ば冗談のニュアンスで)言われた。
何かと国の為に行動する野心家な国王様で、何かと弟を心配するブラコンでもある。
EDであまりティナと関わらないのは「愛」を知るのが目的だったティナと公式カップリングだと勘違いされない為だと思われる(EDではティナを心配する台詞がセリスとハモるような演出になっている)。
最少数パーティーのEDでは「レディーファースト」と言いつつセリス&セッツァーを先に行かせるシーン(ちなみにセリスはセッツァーに助けられるシーンでロックを思い続けている)、セリスを口説いた(?)(台詞は不明)後でセリスとティナが並び、セリスが興味なさそうに向こうを向き、エドガーが驚いて拗ねるシーンなどが出てくる(通常のEDではセリスの次にリルムとマッシュがエドガーの隣りに並び、やがてセリスとロック、リルムとストラゴスが合流する。ストラゴスがいないEDでセッツァー&エドガー&セリスの3人組がリルムに煽られるシーンもある)。
ゲーム全体を通して恋愛に関わっている様子はなく、マッシュを気にしているシーンが一番印象的に描かれている。
女性と見ると節操なく口説くのは女性全員を「女性」として扱うフェミニストだからであり、某タコのように女性たちを性的な目線で見ている訳ではない(ただし、裏設定で初恋の女性はいるらしい)。女性の年齢や容姿や待遇に順位は付けず、口説き文句はポエム・ギャグで済まされており、マッシュ共々コミカルな言動&痛快なアクションを繰り返している。
女好きの設定だが、実際には女性キャラ以上に国や家族や男性キャラを気にする描写が多く、筋肉隆々なのに優しいマッシュ共々嫌味がなく、盗賊ジェフに変装して自国を救えたのは、トレジャーハンターのロックとの接点があったからではないか?との見解もある。
作中での活躍
ナルシェから脱出したティナとロックを城に保護する。ナルシェでの一連の出来事を聞き、リターナーの活動の好機を見計らっていたところで、帝国の魔導士ケフカから彼女の受け渡しを要求される。当初は飄々とした態度で受け流したものの、翌日、ケフカが城に火を放つという強行手段に出たのをキッカケに帝国との同盟を破棄。二人とともにリターナー本部を目指す形でパーティに加入する。
実弟・マッシュとは本部へ向かう道中で再会を果たす。
その後、故郷であるフィガロ城に戻った際に、父亡き後の王位継承の話に振り回された過去を二人で懐かしむ場面も。
世界崩壊後は、盗賊「ジェフ」を名乗りフィガロから脱獄した盗賊たちを率いる。
その目的は地中から浮上できなくなったフィガロ城を救うためで、正体を偽り彼らが脱獄に利用したルートを案内させていた(そのため、真っ先にエドガーだと気付いたセリスとマッシュに対しても他人のように接していた)。
なんとか城に潜入するものの、城が稼働しなくなったのが稼働機械の心臓部に絡まった無数の触手であることが発覚。ジェフ(エドガー)は盗賊たちに自分が囮になると指示し奥の宝物庫へ誘導し、コッソリついてきていたセリスらとともに触手を退治する。
その後、盗賊たちが戻ってくる前に身を隠し、ジェフは死んだものと思わせる形で離別。対価として以前彼らから没収した宝は奪還という形で返還した。
初登場が序盤と早めでシナリオ上での出番が多く、なおかつ後半でも必ず登場するため物語全体を通して見ても最も多く登場するキャラクターである。
戦闘スタイル
武器は剣やナイフ・槍を、防具は盾や兜・鎧も装備できるなど、過去作品で言えば「騎士(ナイト)」の肩書を持つキャラクターたちと同等の重装備が可能。
固有コマンドである「きかい」は、自身の城や一部のショップ、宝箱で入手した機械を戦闘で使用することができる。「きかい」による攻撃は単体・全体を攻撃するタイプと、状態異常を与えるタイプに分かれ、使いこなせばどれも強い上にノーコストなため、剣や槍なんか振り回すよりドリルで敵に風穴を空けるほうが強い印象があると言う、ファンタジー系RPGにあるまじきコマンド。
世界崩壊後のパーティ復帰も必須イベントであり、弟のマッシュと並び、パーティの主軸となれる強キャラ兄弟である。
通常必殺技が「オートボウガン」、専用装備は「パルチザン」、パルチザン装備中に変更可能な専用必殺技は「バイオブラスト」となっている。
一時は原作のFF6とコマンド入力後の待機モーションが異なっていた(カインやキスティスが原作のエドガーと同じ待機モーションを持つ)。が、密かに原作と同じモーションに差し替えられた。
その他
機械に精通しているためか、セッツァーの代わりに飛空艇「ブラックジャック号」の舵を取る事もある。また、機械オンチなカイエンの機械いじりにハラハラする場面も。
きかいの一つ「かいてんのこぎり」はランダムで即死効果があり、その際はどこぞのサイコキラーよろしくホッケーマスクを着用する。
宝物の「表裏一体のコイン」はマッシュとの賭けで使用したもの。つまり、彼との勝負はイカサマであり、最初からマッシュを王族のしがらみから解放するための演技だった。後にセリスがセッツァーとの賭けで彼のコインを借りイカサマをする場面があり、ここでフィガロ兄弟がパーティにいると一部会話が追加される(マッシュに真相がバレる演出になっている)。
裏技を利用する事で機械を武具として装備する事も可能であり、装備すると防御力や魔法防御が一気に跳ね上がる。一種のバグ技なので、発売されたハードによってはできない。
ちなみに『ディシディアファイナルファンタジー』シリーズでは機械装備として、普通に公式認定されている。
pixivでの扱い
女好きの設定なのに二次創作ではアーッち系の題材にされやすい。
エドガーがエ○ゲーに出がちな女好きの男性とは違い、友人や家族を尊ぶ『王様』らしい性格をしているせいなのだろう。
稀にエロガー・ロリ・フィガロというエドガーをゲス化させたエドガーの類似品が出回ることもある。流石は初期設定で囮のロボットを使う予定だったキャラである。
ティナ、セリス、リルム、女性モンスター、ネームレスのオリキャラ娘etcといった女性陣を従えるハーレムの王様にされていることもある。やると思ったぜ。
だが、原作ゲームではエドガーではなくロックが女性陣にモテるポジションだったりする(王様なのに盗賊を演じたエドガーとは対照的)。
ゲーム中の女性陣にはスルーされているが、女性陣に嫌われているのではなく、マッシュと同様にストーリーの潤滑油にする為にこの役割にされている可能性が高い(おそらく仲間としては好かれている)。
セッツァーとはエンジニアの長髪イケメンコンビで、二次創作での扱いも髪の色とシンクロしている(エドガーはコミカル、セッツァーはボケられないのがボケ)。また、乗り物は女性の暗喩とされている。
カイエンと価値観が真逆な為、Vジャンプで機械の知識をカイエンに教えているイラストが描かれたこともある。
Vジャンプではエドガーは夢女子に人気のキャラ、マッシュは甘えさせてあげたいキャラのように説明されていた。
関連イラスト
関連タグ
エロガー・ロリ・フィガロ マッシュ・レネ・フィガロ フィガロ兄弟
青いリボン……公式画ではリボンは緑や紫だが、砂漠の水を模した青いリボンを着けている設定。衣装もロックより水色寄りに塗られている。iOS版ではゲーム画面で『青いリボン+紫のマント』になっている。
オルトロス……同じ女好きなのに…。
カップリングタグ
エドティナ……エドガーとティナのイラスト