概要
シバ・ツカサおよびナナセ・コウイチが一緒に使用する改造ガンプラ。
ベース機は明かされていないものの、ガンダムアストレイノーネイムと思われる。前作「ガンダムビルドダイバーズ」の最終話にて、GBN内でガルバルディリベイクと共に戦う姿が写っていることから、前作と今作の間に製作したものと考えられる。ツカサとコウイチは現在同じELバースセンターで働いており、そのため合作になった可能性が高い。
左右非対称だったガンダムアストレイノーネイムのときとは異なり、左右対称のシルエットを持つ。また"ロードアストレイ"の名を冠したとおり、各部の装甲はロードアストレイに近いデザインが加えられている。
なお、ノーネイムとは違い、名称には「ガンダム」の名はつかない。
その最大の特徴は、射撃主体のクアドロ(表)と、格闘特化のレベルソ(裏)のモードチェンジにより、単機でありながら全く異なるバトルスタイルを示せる点である。
モードチェンジするときは、表裏とあるように前後反転し、各部のパーツが展開(クアドロ⇒レベルソ時)される。その変形機構はミラージュフレームを彷彿とさせ、同じように頭部も前後に顔がついているのだが、ミラージュフレームが胴体だけは反転しないのに対して本機は胴体も前後反転する。
全体的なシルエットも変化し、レベルソモード時は通常の人型より腕部・脚部が長くなっている。その戦う姿はガンダムバルバトスルプスレクスに近いものを感じさせる。
また、本機はビルドシリーズとしては意外と初の複座式である。
どのビルドシリーズも開始するにはビルダーが自身の機体をスキャンして操作するという流れなので、基本的に一人が一機(分離やSFSを含めると複数機になる)と考えられてきたが、一機を複数人で扱うことも可能ということがこの機体の登場によって明らかとなった。
前後の複座になっており、コウイチが後ろ、ツカサが前に登場している。
「I have controlだ!」と叫んでレベルソモードにチェンジし攻撃を行う姿は、そのセリフとモードチェンジから最終的に複座式のガンダムハルートに搭乗したアレルヤ・ハプティズムを思い出させる。
(ハルートはアレルヤが後ろ、ソーマが前となる。嫁が前に座っていることを考えるとツカサが嫁の位置に来ているが、言ってはいけない。)
活躍
ガンダムインフォなどでプラモデルの情報は出ていたものの、名称は「ガンダムアストレイ系新機体(仮)」としか書かれておらず、長く情報は伏せられていたが、最終話にてアルスとの決戦時に満を持して初登場。
クアドロモードからレベルソモードにチェンジしアルスの戦艦に突撃、内部に侵入し再びクアドロモードに戻って内部からの砲撃によって戦艦を撃沈させ、その高い戦闘能力を示した。
なんとたった1話、それも数分間だけしか登場していないにも関わらず、その活躍によってファンの心を魅了した。
武装
その多くが未だ詳細不明である。
ライフル
肩部に搭載された射撃武装。取り外して手で持って使用する。
ビームサーベル
手甲の先端から発生させる。
有線式ドラグーン(?)
戦艦内からの攻撃に使用した。
バンダイホビーサイトにはリード線を使用した武器としか記載がない。
立体物
1/144シリーズにラインナップされることが決定。発売は2020年10月である。
関連タグ
ガンダムアストレイノーネイム:元となったと思われるガンプラ。
レッドフレーム:大元のベースガンプラ。
ロードアストレイ:機体名にも使用されている、モチーフとなった機体。
戦国アストレイ頑駄無:同じアストレイベースのガンプラ。 レッドフレームの意匠が色濃く残されている。
ミラージュフレーム:同じく前後反転してモードチェンジするアストレイ。なおこちらは単座式である。
ガンダムハルート:同じ複座式のガンダム。モードチェンジがあるのも同じ。
リボーンズガンダム:同じく射撃と格闘にモードチェンジを行うガンダム。
ラゴゥ:複座式仲間。モードチェンジはないが、射撃と格闘の担当を分けるのは同じ。
ガンダムバルバトスルプスレクス:爪で戦う仲間。格闘時のシルエットが近い。
蜃気楼、ランスロット、紅蓮弐式:おそらくネタ元の1つであると考えられるサンライズアニメの人型兵器達。射撃と格闘の主人公(及びライバルクラス)機、白と黒の機体色、射撃戦はビーム砲、挌闘戦はワイヤーと剣を使う、太複座式(正確には蜃気楼の前の主人公機)、ダッシュ格闘のフォルムのスタートダッシュなど酷似した点が多い。また、Re:RISEのシバのアバター『アンシュ』も名前や正体を隠しておりさらにコンピューター技術に長ける日本人系、更にノーネイム(名無し)からロード(君主)になった点などおそらく例アニメ主人公である白の皇子と黒の皇子をオマージュされたのでは?と推測される。