快盗レトルト
かいとうれとると
「彩りましょう食卓を、みんなで防ごうつまみ食い!」
「常温保存で愛を包み込むカレーなるメダロッター、快盗レトルト只今参上!」
メダロットやメダルの悪用を防ぐために、各地を飛び回る謎のメダロッター。
黒いマントとシルクハットを着て、そのミステリアスな仮面で素顔を隠している。
シリーズや媒体によって少しずつ立場が違うが、正体を隠して暗躍する点は一貫している。
同作のアニメやゲームにも登場した。(前述の名乗り口上は、実はゲームにしか登場しない)
マンガ
漫画メダロット2にて初登場。
当初ロボロボ団がレトルトの名を語って悪事を働いていたが、後に本物によって成敗された。
セレクト隊からは追われているが、子供達の間では「カッコイイ」とヒーロー視されている。
2の終盤、悩めるイッキに助言し彼を最終決戦後に導くことになる(彼は負傷したため最終決戦には不参加だった)。
メダロット3ではある人物の依頼を受け墜落したフユーンの捜索を行う。
メダロット4では依頼により「喋る虫」を知った虫マニアに襲撃しイッキとメタビーと対立することになる。戦いの中でメタビーが行方不明になり、その負い目からか表の顔の方でもイッキ達の前からしばらく姿を消す。
ゲーム
メダロット2にて初登場。
神出鬼没であらゆる所に登場し天領イッキを助けてくれる謎の人。
レアメダルに関する情報を中心に集めており、近年積極的に活動を行うようになったロボロボ団の動向調査を行っている。
怪盗らしい犯罪まがいの活動は行っておらず、正体がバレて日常生活に足がつく事を嫌っての「変装」といういう見方が強い。(そもそもテストを間近に控えた大学生である)
こちらでは相棒としてレトルトレディが登場する。
『2』では移動手段としてウィンドセシルを使用していた。
愛機は『2』では旧式のメタルビートル『めたびー』とヘッドシザース『ろくしょう』。メダリンクの順位はそれほど高くなく、旧式メダロットなので性能は低い。リメイク版の2弐coreではイッキと同性能の『メタビー』『ロクショウ』を使用する。
メダロット3・メダロット4でも相変わらず登場する。いずれもノリは2と同じだが出番は少なめ。『3』ではアニメからの逆輸入なのか愛機としてアークビートルを使用する。
『4』では愛機がアークビートルの後継機であるアークビートルダッシュ(カブト版)、もしくはティレルビートル(クワガタ版)になっており、アークビートルはクリア後のりんたろうが使用する。
クリア後のとあるイベントに1瞬だけイッキチームの助っ人として登場する。使用機体はアークビートルであるが、1回しか戦えない為にパーツが入手困難なレア枠になっている。
最終的には仲間になるが、呼び出せるのは中の人であり正体は明かされない。以降の使用メダロットも『めたびー』or『ろくしょう』である。
本作ではアークビートルダッシュがりんたろうの使用機体になっており、こちらは仲間にした後なら何度でも呼び出せる(カブト版のみ)。
スマートフォン向けにリリースされたアプリ版にも登場。ストーリー第一章、追体験ストーリー新装版 メダロット2にて登場。要所要所にて手助けしてくれる心強い味方。ボイスも与えられ、アニメ版から続き、内藤玲が担当。
愛機は下記のアニメ版を踏襲し、アークビートル。
時は流れ、きたる2021年4月、彼の決め台詞と、登場時のBGMにインスピレーションを受け、快盗レトルトイメージソング、「その名はレトルト」を発表。各種音楽媒体にて配信されている。
全体をド演歌調で仕上げ、正義の使命を帯びたカレーなるメダロッターの光と影を歌い上げる。
とりあえず、学生稼業の片手間にするほど、暇な時間も多いらしい。
アニメ
突然現れ主人公を助けていくだけのゲーム版と違って、レアメダルを博物館に盗みに入ったり割と怪盗らしくしている。肩書きは『愛のメダルハンター』。
『R』と書かれた銀色のメダル(おそらくロボロボメダル)を飛び道具として使っている。
メダロッターランキング1位の「宇宙メダロッターX」という表向きの顔も持っていたが、仮面の色が違うだけなのに何故か終盤まで正体がバレなかった。
なお、結構ドジであり、1話にてロボロボ団から盗み出したカブトメダルを誤って川に落としたり(カブトメダルは後にイッキに拾われている)、幽霊騒ぎでロボロボ団が集めていたメダルを盗んだものの袋が破けてイッキ達に回収されてしまったり、かっこよく退場しようとして顔面を強打し、仮面を落とした事でとある騒動を引き起こしたりしている。
愛機はアークビートルの『アーク』。