概要
GB用ゲーム『メダロット』の主人公。やや内向的ではあるが行動力と正義感を持ち合わせた少年。
建設関係の会社に勤める父と主婦の母の三人家族でペットは犬のボナパルト。
カブトバージョンでは「メタルビートル」ことメタビー、クワガタバージョンでは「ヘッドシザース」ことロクショウを操り、色々な苦難を乗り越えて、成長していく。
メダロット2以降
『メダロット2』以降は高校生に成長した姿で登場し、コミック版では大学生になっている。
普段はコンビニでアルバイトをしており、レトルトカレーを買いに来た天領イッキに、話も聞かずに4980円と引換えでティンペット、パーツ一式を押し売りした(これが原因でイッキは、母からお叱りを受けることになってしまう)。
メダロット4ではメダマスターであることが明かされ、メダ検に挑むイッキの前に立ちはだかった。
仮面とマントを見につけ、快盗レトルトとしてイッキ達をサポートすることもある。
イッキにメダロットを強引に売った後、レトルトの姿でイッキの父であるジョウゾウにカブトメダルまたはクワガタメダルをご子息に与えるように仕向けた。
『メダロットDS』ではその変装姿に憧れていた少年によって跡を引き継がれた模様。
劇中の描写では美男子として扱われており、『5』にて「レトルトの正体は美男子」という噂も広まっていた。ちなみに彼が何故レトルトになったかは漫画、アニメ、ゲーム共に明かされない。
なお、イッキ達が正体を知るのはゲームのみ。
他の媒体では最後まで正体はバレない(アニメではアガタヒカルだとは知っているが、コンビニ店員のヒカルと同一人物だとは知らない)。
漫画版
ゲーム版と同じく主人公。
最初はメダロットに興味がなかったがボナパルトが公園でメダルを拾ってきたのを父親のベイスケに見られ、半ば強引にメダロットを渡されて、ロボトルを始めることになった。
ネーミングセンスは最悪の一言で当初はメタビーに「ムシムシムッシー」「クヌギジュエキー」「スイカシルシル」「モグモグフヨード」等の名前を付けようとした。さらにアガタ家で暮らすようになったメダロットセキゾーには食太郎の名前を与えている。
メダロット2からはゲーム版同様にコンビニのバイトをしており、裏で快盗レトルトとして活動している。
イッキにメダロットを与えるのは同じだが、こちらはイッキの自費で購入している。イッキが拾ったカブトメダルはヒカルがレトルトとして活動した際、強盗から盗み出したメダルであり、誤って落としたものをイッキの愛犬であるソルティが拾ってきたものである。奇しくもヒカルがカブトメダルを拾った時といっしょである。そもそもヒカルに犬がメダルを拾ってきた話を聞いて、真似をした。
なお、漫画版においては直前にイッキがメタルビートル一式の箱を落として破損させてしまった為、コンビニの店長が子供に上げるために持ち帰ったのだが強盗から家を守るためにメダロットを求めたイッキに応えるためにヒカルが売ってしまった(その後、店長に怒られたらしい)
漫画版メダロット4で起きたある出来事が原因でバイトをやめ、イッキたちと距離を置くようになるが、メダロット博士の発言を受けバイトに復帰し、再びイッキたちとの交流を再開する。
アニメ版
演者は内藤玲。
アニメ版ではイッキが主人公の為、初めから高校生として登場。髪型は小学生時代に酷似している。
8年前の世界大会において、メタビーと共に決勝に進出するが魔の十日間を止めるべく、メタビーのメダルを破壊。メダルは復元され、アークビートルに移し替えられたが人格までは復元できなかった。
こちらもイッキにメダロットを与えているがイッキの自費で支払っており、最初はイッキのお小遣い事情から旧式のメタルビートルを薦めたが、その時は不評だった。
イッキが持っているカブトメダルはレトルトとして、ロボロボ団の手から盗み出したもの(ロボロボ団がどこかの職員を襲撃して盗もうとしたもの)だが、うっかり、川に落としたのを翌日にイッキが拾ったものである。その為、最初はカブトメダルを取り戻そうとしていたが、イッキとメタビーの友情を見て静観することにした。
ロボトルランキングでは宇宙メダロッターXという名前で全国1位となっており、世界大会にも登録された。しかし、ほとんどの試合は純米カリン、スクリューズ、カラスミさんなどに変装させて出場させていた。
メダロット魂
エンディング映像のみ登場。
メダロッターりんたろう
波島鱗太郎が憧れる伝説のメダロッターとして登場。
『メダロット2』がリリースされる前の作品であるが『2』同様に数年後を描いており、コート姿で活動し、クールな性格と「誰だお前?」状態であり、一人称も「俺」になっている。
暴走してしまったカンタロスを鎮め、りんたろうにパーツを授けた。
余談
初めは「鼻水垂らしてバカでスケベな子供を主人公にしましょう!」と言われたらしいが「別にそんな主人公でもよくない?」とほるまりんが反発し普通の少年として描かれた。