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メダロット3

めだろっとすりー

『メダロット3』とは、ゲーム・漫画『メダロット』シリーズの三作目。
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概要編集

メダロットシリーズの3作目。

2000年7月23日にゲームボーイカラー専用ソフトで発売された。

主人公は前作に続きイッキ。


今作は「環境問題と友情」というやや重めのテーマを扱っておりシリアス方面に傾いている。


また新システムに「メダチェンジ」や「メダリア」が登場した。

女性メダロットの数も増え、前作までは忌避されがちだった女性ティンペットの需要も増した。


メダルの属性が一新されたことで新たな攻撃・行動が増え、

  • 攻撃する度にカウントが減り、0になると強制的に機能停止にする『カウントダウン』
  • 充填中のメダロットを時々強制的に引き返させる『ホームシック』
  • 防御や反撃といった援護や構えを行うパーツを破壊する『体勢破壊』

などが新たに加えられた。

また、ミサイルとナパームが絶対に当たるようになったり、前作まで装備するだけで使えなかった無効パーツが防御として使用できるなど、従来の攻撃・行動もいくつか新機能が加わっている。


2017年12月21日に発売されたニンテンドー3DS専用ソフト『メダロットクラシックス』にも収録されている。一部裏技のフリーズが無くなったりと改善されている。

2020年11月12日に発売されたニンテンドースイッチ専用ソフト『メダロットクラシックスプラス』にも収録されている。



あらすじ編集

復活したロボロボ団によって再び危機にひんした世界だったが、ヒカルが見込んだ少年イッキの活躍によって無事に解決。一時の平和が訪れるおみくじ町。しかし新たな闇が再び世界を包もうとしていた。


漫画版あらすじ編集

ロボロボ団との戦いも終わり平和になったイッキたちの前にタマオ・ビルバーレンという少年が現れる。タマオとの戦いの中、メダロット社では陰謀が…?


登場人物編集

主な登場人物編集

2から続投だが、エレクトラの磁気嵐によってほとんどがメダロッチのデータを消され、1からやり直す羽目に陥っている。


お馴染み、友達バカ主人公。今回も女装イベントあり。

謎の少年スバルと繋がりを持ち、ロボトル大会に参加しつつ、ブラックデビル率いるスピリット達と交戦する事になる。

なお、今作でかの『カツカレーうどん定食』と運命の出会いを果たす。

愛機はカブトバージョンではメタビー、クワガタバージョンではロクショウ


お馴染み、イッキの愛機。

レアメダルであるため、スピリット達から目の敵にされている。

ストーリーの関係上、所持メダロットの内の1体に彼らのメダルを装備しなければならず、メダルを外したままにしようとすると文句を言ってくる(ロボトルに参加させなくてもいいが、イベントの都合で彼らを呼び出した扱いになる)。

後にそれぞれサイカチスドークスという新たな機体に鞍替えする事になる。


お馴染み、自称・天才ジャーナリスト。

相も変わらずイッキを無理矢理引っ張っていく。あるイベントではイッキのメダロッチを拾ったことで、彼女を操作することができる。

愛機はブラス。今作からセーラーマルチからラストセーラーに鞍替えする。

チームロボトルでは前半はラストセーラーが索敵しつつ射撃攻撃を行い、後半からはギャラントレディが反射や防御で身を守りつつ、右腕のフリーズで攻撃を行う。


アリカの愛機。実はゲーム版で名前付きで台詞があるのは今作初。漫画版ではカブトメダルだが、こっちではヒーローメダル。

たまたまメダロッチの外にいたため、エレクトラに消されずに済んだ。

なお、宇宙ではアリカに宇宙服を着せられたせいで戦えず、メタビー・ロクショウにツッコまれる。


お馴染み、熱血暴走特急。

当初はメダリンピックはなぞの学園の代表としてイッキと戦うが、敗れてからはカリンと共にイッキチームに入る事になる。

彼もあるイベントでイッキのメダロッチを手にし、操作することができる。

愛機はカブトバージョンではスミロドナッド、クワガタバージョンではウォーバニット。後にエクサイズユニトリスに鞍替えする。

チームロボトルでは攻撃役だが、メダチェンジ機体であるため非常に脆いのが難点。


コウジの愛機。ラムタムではない

後にアースモールにてエクサイズユニトリスに鞍替えする。しかし、コウジのロボトルの練習に付き合いすぎて、肝心な時に疲労して力が出なかったり、隠蔽パーツだけを付けたままロボトルする羽目になったりと不憫な目にあっている。

コウジ曰く、彼らとは今まで喧嘩した事がないらしいが、終盤でコウジを救う為に敢えて彼に刃・銃口を向けた。

サイカチスとドークスと同じく、イベントでクラフティーモードへの変形ができる。


お馴染み、真ヒロイン。

前作の病弱設定が嘘のように元気になったが完治した訳ではなく、飛行機に乗って具合が悪くなったり、旅先の自室の定位置がベッドの上だったりする。

彼女もイッキのメダロッチを拾ったことで、操作することができる。

愛機はブレイブナースのナースちゃん。

チームロボトルでは完全防御による盾役や、継続リペアによる回復役を兼ねる。アリカと共に組む場合は、防御行動が被らないようにローテーションを変更する事をオススメする。


お馴染み、スクリューズのオヤビン。

イッキチームに強引に参入し、チーム名を勝手に『コークスクリューズ』と命名した。

今回、彼女の初恋が描かれる。

あるアクシデントから彼女とイッキのメダロッチのデータが入れ替わり、彼女を操作することができる。

愛機はノクトキャット。エンディング後(厳密には第5章の頃)にはダークパンサーに鞍替えする。なお、ダークパンサーはノクトキャットと同一人物であると仄めかす台詞を吐くが、メダルが異なるのは内緒。

第1章ではスペシャルチームとしてディアアイドルやプットキャットもいたようだが、エレクトラに消されてしまう。

チームロボトルでは停止攻撃によるアタッカーを務める。


お馴染み、スクリューズの天才ハッカー。

エレクトラのせいで相棒や大事なデータを消されたり、キクヒメにぶっ飛ばされたりと結構不憫。

愛機は相棒の弟分であるパープルカーラー。エンディング後にはストレイウォルフに鞍替えする。

ちなみに、イッキによるとアニメ版同様にサルメダルで射撃パーツを使っていたらしい(そうなると、エレクトラにサルメダル(ブルースドッグ)を消された可能性がある)。


お馴染み、スクリューズのきれい好き。

自宅にゴキブリが出たくらいで寝込むくらい繊細。

第1章では愛機共々花に見とれてロボトルに不参加な上に、戦える機会が短い事もあり、前作に比べて活躍するシーンが少ない。イッキにも「スクリューズで影の薄い」と言われる。

愛機はリックタートル。エンディング後にはブラウンバイソンに鞍替えする。


  • アワノ ハチロウ

2にも登場したイッキの友達。すっかり改心している。

メダルを取り返してくれたイッキに、シメタが使役するスパインの弱点を教える。

第3章の舞台であるアースモールは、アワノ財閥が出資して作り上げた実験都市である。

愛機は変形してレーシングカーになるホッピンスターの後継機ディストスター。


お馴染み、イッキの両親。

母親の容姿はアニメ版に近くはなったが、前作よりマシになったとはいえ、やはり厳しい性格をしている。


お馴染み、イッキを見守る大人達。

ロボロボ団が使うミニミニマシーンや黒いメダルに危機感を抱き、研究を進めている。

イッキのために新型のサイカチス・ドークスを与える。


お馴染み、初代主人公にして快盗レトルト

本編ではいい所がないが、クリア後にレアメダルを求めて各地に現れる。

愛機はアークビートル


お馴染み、初代ヒロインにして快盗レトルトレディ。

今作からなんとあのゴッドエンペラーを愛機にしている。ちなみに名前はそれぞれアトス、ポルモス、アラミス


  • トックリ

お馴染み、セレクト隊の良心。

彼が隊長になった事により、前作と違ってセレクト隊は妨害してこなくなり、町の危機に対して住民の避難誘導を行うなど、正義の組織に恥じない行動を取るようになった(その代わり、セレクトスリーの出番が激減し、アースモールの町中やヘブンズタワーのオフィスで雑魚敵として登場)。

ただし、イッキ達が違反行為した時には大人としてちゃんと叱り、罰として掃除するように命じている。

隊員は、前作や今作の前半ではセレクトスリーと同じ機体を使っていたが、終盤からは新たにブレイブファイア、ブレイブポリス、ブレイブレスキュを使用する。


お馴染み、神出鬼没なロボトル協会公認レフェリー。

メダリンピックでの司会・審判を勤めている。


メダロット社の社長の息子。

初代メダロットの登場人物にして、ヒカルやキララのかつてのクラスメイト。

現在はヘブンズゲートの居住区にパディと共に住んでいる。

ヒカルのライバルだった事もあり、快盗レトルトの正体が誰なのかも知っている。

女好きのプレイボーイ振りは変わってなく、自宅には彼の趣味か女型メダロットが多い。


  • スイデンジ パディ

ユウキのガールフレンド。1から数年経っても、相も変わらずファンシー趣味の意地悪な性格。

今作ではベティベアは実装されていない(自宅に飾られている)ので、代わりにピーを「ベティちゃん」と呼んで可愛がっている。

クリア後に、ユウキを自宅に招いてイチャイチャしていた所を、空気を読まずに押し掛けたイッキに対し、しつこくロボトルを挑んできた。


お馴染み、悪のイタズラ集団。

刑務所から脱走しようとした最中にブラックデビルを発掘してしまい、彼に操られ、ミニミニマシーンを駆使して暗躍する。

今作では重力攻撃を得意とする一輪車型のワンホイールと、サクリファイスと復活パーツを持つメダチェンジ可能な小悪魔型のパカットを使用する。

スーツは潜水服や宇宙服にもなるが、団員はともかく、顔だし黒タイツな幹部連中が宇宙空間で平気なのは永遠の謎。


お馴染み、少しお間抜けなロボロボ団のリーダー。

第1章から登場しているが、実際戦えるようになるのは最終章の一戦のみである。

愛機はデュラハン型のデュラホース。症状クリアやダメージ減少で防御し、右腕のゾリゾンで敵を叩き切る。


お馴染み、子供嫌いなロボロボ団の老人幹部。

今作においても、最初に戦うロボロボ団幹部である(ただし、戦うのはイッキではなく、彼のメダロッチを持ってるコウジである)。

愛機はグール型のパスグール。メルト攻撃を得意とし、メダチェンジで潜水型になる上に、カウントダウンを使ってくる。


お馴染み、いつまで経ってもおしゃぶりから卒業できないロボロボ団の幼児幹部。

今回はアースモールでロボロボーズとして戦うのと、ドリームマシーンを狙った時以外はあまりパッとした活躍がなく、不貞腐れている(そのせいで余計に出番が少ない)。

愛機はガーゴイル型のチェンジガーゴー。たださえ硬い上にメダチェンジで戦車型になるため、非常に厄介である。


お馴染み、お金や宝石が大好きなロボロボ団幹部の紅一点。

前作ではルート次第で顔見せ・名乗りが飛ばされる事もあり、その腹いせか今作では第1章から登場する。

愛機はバンシー型のクライバンシー。充填中に強制的に行動をキャンセルさせるホームシックを得意とする。


かつてのロボロボ団の首領。

今回は、突如現れたUFOに対抗するため仮釈放されたが、未だに世界征服を諦めていない。


  • 白玉

お馴染み、ナエさんLoveなスタッフの化身にしてトラブルメーカー。

今作ではメダロット研究所から追放され(メダロット博士を「おじいさま」と呼んだのが原因)、廃工場を拠点としてナエの部屋への地下通路を作ろうとしている。セレクト隊さんこいつです

何気に、ロボロボ団が落としたミニミニマシーンを偶然拾った事で、事件の解明に貢献した。

次回作ではメダロット社からも追放されており、自己中心な性格からかつての同僚にも嫌われていた事が判明する。

愛機はマンボウ型のリンボマンボ。単発クリアで判定勝ちを狙ってくるが、攻撃の手を緩めなければ勝てる。


  • 波島りんたろう

『メダロッターりんたろう!』の主人公。

クリア後に、憧れのヒカルに会うために各地を駆け回っている。

愛機はカンタロス。


  • カワムラー

お馴染み、ディレクターの化身にして、メダロット界のビッグマウス。

クリア後のメダロッターズのオークションに現れ、メタルビートルヘッドシザースをいきなり10万円で落札し(持ち金は最大99990円までしか持てないので、どうあがいても勝てない)、先にイッキが落札したスミロドナッドウォーバニットを賭けてタイマンロボトルを挑む。

勝利後は、落札のためにかなり見栄を張って全財産を使ってしまった様で、泣きわめきながら走り去っていく。


ゲストキャラクター編集

  • スバル

イッキが夢の中で出会った、不思議な少年。

スピリット達に苦戦するイッキ達を不思議な力で導く。


  • シメタ

花園学園の学園長代理。前作でイッキが助けた叔父のハナムラ学園長に代わって勤めるが、教育にメダロットは不要と考えて学園内のメダロット持ち込みとロボトルを禁じ、更にはスパイ衛星型のスパインで学園内を監視しているため、生徒も教師も逆らえずにいた。

メダリンピックにおいても、花園学園側が勝てば没収したメダロットを返すと約束しておいて、アリカを人質にイッキに勝つように脅迫紛いな方法で約束させ、更にはコウジを妨害するなど卑怯な手を使った。

しかし、事前にイッキ達に監視のタネを見破られていたために不正ができなくなり、イッキとコウジの一騎討ちを見て感動したところをハナムラ学園長に諭されて改心する。

続編の4にも登場し、コウジと共に花園学園を襲撃したコクエン隊を撃退する他、かつては伝説の走り屋でメダスピードキングの上級者であることが判明する。

愛機はディストスター。


  • オガサワラ セセリ

アースモールのジオフロント研究所に勤める女性研究員。

ある事からメダロットを信用しなくなり、道具のように扱っていた。


  • アサマ イチモンジ

アースモールの地熱発電所の研究員を勤め、ツチノエ小学校の教師としても勤めている男性。

セセリの幼なじみで、彼女の過去を知っている。

セセリに想いを寄せており、その事を指摘されると激しく動揺する。


  • コガネ

アースモールの人工牧場に勤めるメダロット。機体は植物栽培型のライザ。

歌って躍りながら密かに花を育てており、セセリから問題児扱いされている。

実は、元はメダロット貸し出し施設で勤めていた子守り型のチルドシッター(男型。そのため会話グラフィックが男性型メダロット)であり、セセリの過去に関わっている。


  • ハエトリグサ、アザラシ、アメーバ

ジオフロントで害虫駆除のために用いられるメダロット。

ハエトリグサのフライトラップが害虫捕獲のためのトラップを設置し、そのトラップに他のメダロットや職員が引っ掛からない様にアザラシのシャインシールがトラップを解除し、不必要にトラップを解除されないようにアメーバのソフトアメーバがウイルスで動きを抑制し、そのウイルスをハエトリグサが……というループで運用するつもりだったらしい(職員メダロット曰く食物連鎖)。

なお、実際のフライトラップはトラップ設置型ではなく、メルト攻撃型である。

ビリジアナが脱走させて操っていたが、メダロット三原則によって人間を襲うのを拒否し、持ち場に戻った。


  • プリミティベビー

前作の隠しボス。メダル発電所で巨大化した状態で発電機にされていた。

イッキが彼を知っている事から、今作は2で彼と交戦した時系列と思われる。


  • シードラゴンズ

メダリンピックでマーマン学院の代表となる男子生徒。リーダー角はかっこよく決め台詞を言おうとするが、現実を見ている仲間達が達観しているため、いまいち決まらない。

マーメイド学院女子にロボトルで負け続けており、ロボトルに強いイッキに目をつけて彼を用心棒に雇おうとする。

愛機はバンカランの後継機バンチュー。反撃パーツの持ち主だが、ぶっちゃけメダフォース戦法を駆使するマーメイド学院女子には無意味だったりする。

他の生徒はカブトバージョンでは鯉型のオールドカープ、クワガタバージョンではタツノオトシゴ型のコーシーホース。どちらもメダチェンジで龍になる。


  • ラブレター男

下記のウオナに恋し、ラブレターを送ろうとするマーマン学院男子。渾名はイッキが付けた。

後にウオナと愛でたく結ばれ、デートしていた。


  • ウオナ

マーメイド学院のメダリンピック代表シーフェアリーズのリーダー。ラブレター男曰く、マーメイド学院で一番美人とのことだが、他のモブと見分けがつかない。

マーメイド学院生に変装したイッキ(この時、アリカと名乗っていた)の強さに目をつけ、マーマン学院の用心棒(言うまでもないがイッキ本人)を倒すための用心棒に雇おうとする。

後にラブレター男と結ばれ、メダリンピック前(カイと会話してシーフェアリーズに追い出されるまでの間)にラブレター男の教室に行くと、ウオナからの返事の手紙を読む事ができる。

愛機はディアアイドル。変形前は索敵と隠蔽のサポート型だが、変形後はサンダーと反撃が怖いスケバン。

他の生徒は蘇生が得意なイルカ型のドルドルフィンと、メダフォースゲージ増加が得意なクジラ型のブルーハウンテン。攻撃パーツを持たないが、メダフォース『せいめいドレイン』が脅威(マーマン学院が負けるのは、メダチェンジしようとしてる隙にこれを食らったせいと思われる)。


  • ハマグリ学院長
  • アサリ学院長

ハマグリはマーマン学院、アサリはマーメイド学院の学院長。2つの学院が仲が悪いのは、2人の関係が関わっている。


  • レイ

アンダーシェルでメタビー・ロクショウと恋に落ちる潜水型メダロット。

その正体は地球のマザーに派遣された金魚型メダロット・ゴールドフィン。人間と交流するために作られたが、自分の力が暴走して過去に人間の町を海に沈めてしまったことがあり、自分の意識を封印して眠りについていた。

しかし、セルリアーノに自分の意識と記憶を封じ込めたハートストーンを壊されたことで操られ、アンダーシェル崩壊およびメタビー・ロクショウを抹殺するための刺客にされてしまう。


  • ワタリドリ カラス

ヘブンズゲートに住まう総理大臣の息子。メダリンピック・ライチョウ学園代表ドラゴンフライアのリーダー。

成績もよく、ロボトルの腕も優れているが、ひねくれ者であり、よく授業をサボっている。しかし、本来は優しい性格であり、ヘルズゲートで動けなくなったところを捨てられたメダロット達に助けられ、彼らのメダルを回収して救っている。

愛機は死神型のG・O・デス。サクリファイスと光学無効の攻防一体の機体。


  • ワタリドリ カモメ

ヘブンズゲートに住まう総理大臣の娘。

一人称が「ぼく」な上に、美少年と見間違えるほどの中性的な顔立ちをしており、そうとは知らないキクヒメが恋してしまった。

兄のカラスを慕っており、彼がピンチになると激しく取り乱した。

愛機はチーター型のライトチーター。ソード・ハンマー攻撃を得意とするメダチェンジ可能なメダロット。


  • ワタリドリ総理大臣

カラスとカモメの父親で、日本の総理大臣。

大のロボトル好きで(コウジ曰く『ただのロボトル好きのおっさん』)、イッキ達を自宅に招いたり、アリカにスカイTVを見学する許可を出すなど懐が深い。執事のトンビ曰く、下手なロボトルを見せると怒るそうだが、コウジvsアリカで隠蔽と索敵による不毛な判定勝ちでも満足してくれる。

自宅3階には、ヴェイパーレールオートクルーズスカイカーゴが飾られており、クリア後にはどれかのパーツが紛失した時、ここから足りない分を補充できるようになる(ケース自体がドリームマシーンになっているので、取った分はすぐに生成される)。

メダロットに対する愛情は本物で、イッキの訴えを聞き、ヘルズゲートにメダロットを捨てることを禁止させる事を約束した。


ブラックデビルとスピリット編集

  • マーブラ

スピリット達を従える少年。その正体はマザーメダロット『ブラックデビル』の仮の姿。

愛機は麒麟型のジェニアス。


  • エレクトラ

火を司る、地球のフォーススピリット。電気の髪を持つ少女の姿をしている。

片言で喋り、人間を激しく憎んでいる。

電撃を操る事ができ、彼女が起こした磁気嵐によって、イッキ達はメダロッチのデータを消されてしまう。

今回、2までの旧式メダロットがほとんど出てこないのは、こいつのせいだったりする(次回作でいくつか再登場できたが)。

愛機は白虎型のツンドル。変形前は転倒とウェーブ、変形後は停止攻撃が厄介。


  • ビリジアナ

土を司る、地球のフォーススピリット。緑色の猫のような姿をしているが、本人は猫と呼ばれることを嫌う。

土を汚す人間を憎み、アースモールで様々な騒ぎを起こす。姿を隠す事ができ、あるパーツが無いとほとんど戦う機会がない。

最終的にロボロボ団を唆し、プリミティベビーを暴走させてアースモールを崩壊させようとした。

愛機は玄武型のバサルト。防御型故に装甲が硬く、おまけに構えているパーツを破壊する体勢破壊を持つ。

他にも実験場のメダロットを利用して悪さをしようとするが、メダロット三原則によって上手くいかなかった。


  • セルリアーノ

水を司る、地球のフォーススピリット。青髪の半魚人のような姿をしている。

レイの心を宿したハートの石を破壊して彼女を操り、アンダーシェル崩壊と共にメタビー・ロクショウの抹殺を企む。

普段はウラシマ カイという人間に化け、イッキを欺いている。

愛機は青龍型のロンガン。回復パーツでブラックビートル・ブラックスタッグを補助し、変形後はメルト攻撃を使ってくる。

彼とトパージアは、意識を失ったメダロットを操る事で、メダロット三原則を無視して人間を襲わせるように仕向けた。


  • トパージア

風を司る、地球のフォーススピリット。天使のような姿をしている。

片言に加えて『・』で区切るような喋り方をする。

ヘルズゲートに廃棄されたメダロットを操り、カラスを救出しようとするイッキを妨害する。

愛機は朱雀型のスフィンク。混乱とファイア攻撃が厄介。


ブラックデビルが対メタビー・ロクショウのために作り上げた、ブラックカブト・ブラッククワガタ型メダロット。

装着している黒いメダルにはメダロット三原則の概念が無いため、人間を平気で攻撃する。

女性型なので女口調なのだが、次回作ではブラックビートルはロクショウと同じ性格に、ブラックスタッグはメタビーと同じ性格になっている。


  • ブラックデビル

本作の黒幕。悪魔の姿をした巨大なマザーメダロット。

本来は地球のマザーと共に、人類の文明進展を助力するために宇宙人に派遣された。

巨体のためあまり身動きできないので、マーブラという仮の姿を作り、スピリット達を指揮して暗躍していた。

相手を洗脳する能力を持ち、自分を偶然掘り出したロボロボ団を洗脳して操っていた。

ガンキングファーストエース、ジャッカル、メイクイーンといったトランプシリーズを愛機とする。


記事のある初登場メダロット編集

サイカチス ドークス

エクサイズ ユニトリス

ブラックビートル ブラックスタッグ

パープルカーラー

アサルトティラノ

ヴェイパーレール

ディアアイドル

ゴールドフィン

ブレイブポリス

メダサン メダプルート

ツンドル バサルト ロンガン スフィンク

ガンキング

ファーストエース

ジャッカル

メイクイーン

マケット


※漫画版のみ登場


地域編集

おみくじ町編集

お馴染み、イッキ達が住んでいる町で、第1章の舞台。前作より建物が増えたが、配置は変わっていない。

エレクトラの磁気嵐でメダロッチのデータ消去騒ぎに加え、コンピュータがおかしくなってしまう。更にはロボロボ団がミニミニマシーンを使って悪事を働き、混乱に陥っている(磁気嵐に関しては、隣のメダロポリスでも被害があったらしい)。


メダロポリス編集

お馴染み、おみくじ町の東にある都会で、第2章の舞台。前作より行き来が楽になったものの、ティンペットが揃わない内は迂闊にうろつくと1vs2、1vs3のロボトルを挑まれる事がある(しかも後者は話しかけたらいきなりロボトルを挑まれるため、ロボロボメダルが使えない)。

メダロポリス1編集

セレクト隊本部やメダロッターズがある。育成が順調ではない内は、ここで鍛えた方がいい。

メダロポリス2編集

メダロデパートや駅がある。クリア後は駅からアースモールや空港に行けるようになる。

メダロポリス3編集

コウジやカリン、ハチロウの家と、花園学園がある。コンビニもある。

メダロポリス4編集

メダロット社や、ヒカルとキララが住んでいるマンションがある。高級レストラン『ドン・ペリ』はリーズナブルになって気軽に入りやすくなり、イッキはここで『カツカレーうどん定食』に出会う。

メダロポリス5編集

クリア後にメダロポリス2の駅から行ける空港(厳密には第5章に通りすぎる)。

コンビニが無く、エンカウントもしない。

駅、またはヘブンズゲートからここへ向かおうとする際にイッキが運賃を気にするが、実はメダロポリス2への運賃が無い時にここでセーブすると詰む。特に風のつばさが使える様になる前は、無闇に往復するのを避けた方が望ましい。


アースモール編集

アワノ財閥が出資して作られた地下実験都市で、第3章の舞台。

ジオフロントや発電施設などがあり、天候も自在に操作できる。しかし、土壌の状態が悪く、ここで作られる野菜は美味しくない。外食も喫茶店一店のみで昼には混雑するらしい。

第3章の時点では整備が不十分であるためミニハンドルが使えないが、クリア後には使えるようになる。


アンダーシェル編集

海底にある都市で、第4章の舞台。

おみくじ町の港が改装されたマリンステーションから行くことができる。

西側は金魚の像と恋占いの神殿がある観光名所になっており、東側は住宅街になっておりメダロッターズやコンビニもある。

真ん中ではバブルという小型潜水艇で海中遊泳できる乗り場があるが、夜間では閉鎖される(夜にこっそり忍び込んでバブルに乗ろうとする輩を防止するため)。

なお、アンダーシェルの屋根には外敵を倒すための防衛システムが備えられているが、セルリアーノに利用されて大惨事になりかけた。


ヘブンズゲート編集

空に聳える空中都市で、第5章の舞台。

町の中央にはヘブンズタワーがそびえ立ち、イッキ達が見ている週間メダロットの放送を行っているスカイTVやメダロット社、ライチョウ学園、イッキ達が宿泊するホテルがあり、エレベーターで行き来する。

日本の総理大臣であるワタリドリ宅もここにある。

ここに住んでいるのはメダロポリスより遥かなお金持ちであり、ほとんどが地上の人間を見下している節がある。

地下にはゴミ処理場のヘルズゲートがあり、金持ち達に飽きられたメダロットがメダルごと捨てられている(それも、まだ新品状態にも拘わらず)。ここに捨てられて壊れてしまったメダロットは、トパージアに利用されてしまう。

イッキがトパージアを撃破して事なきを得たが、一歩間違えれば捨てられたメダロットが捨てた人間に復讐するというゾンビパニック映画さながらの惨事になり得た可能性があった

イッキの訴えを聞いたワタリドリ総理大臣によりヘルズゲートにメダロットを捨てることを禁止されたものの、ワタリドリ家以外は実害がなかったため、アースモールやアンダーシェルと違い、クリア後まではすべての人々が改心する訳ではないため、後味が悪い(それでも、メダロットを捨てようとしていた人が心を入れ替えて優しく接するようになる事もある)。


宇宙編集

ヘブンズゲートのスターゲートからロケットで行ける場所であり、第6章の舞台。

まずたどり着くのは衛星都市『ランデブー』で、ゲームセンターの他、宇宙遊泳ができる。

ゲームセンターでは、商品としてロボロボメダルや、パスワード入力でパーツが手に入るパスポイントを手に入れることができる。

そこからハニカム型の月面都市『ビーハイブ』に行くことができ、月面を探索できる。

月の内部には『月の海』と呼ばれる場所があり、ここでは空気があり、宇宙服を脱いで探索できる。ブラックデビルのUFOもここにある。

本来であれば、ヘブンズゲートからランデブーに行くのに何十万もの莫大な運賃が必要になるが、クリア後にワタリドリ総理大臣に話しかければ、自由に行き来出来るようになる。


その他、仕様編集

BGM変更編集

今作から、スタート画面の設定から戦闘BGMを変更する事ができる。

戦闘BGM3こと『Beat Up!』は必聴。


名前編集

今まではティンペットにメダロットの名前を登録していたが、今作からはメダルに名前を登録するようになる。


パーツ装甲値編集

装甲値がパーツ毎に分けられ、残りの装甲値が分かりやすくなった。


チームロボトル編集

前作までは同行者がいても主人公のみ戦っていたが、今作ではアリカやコウジ達と一緒にロボトルできるようになった。

仲間のメダロットに直接指示は出せないものの、ローテーションを変更することはできる。


バトルフィールド編集

今作や4では六角形のフィールドに変わり、時間経過(4では地形効果のパーツ)でステージごとに様々な仕掛けが出てくる。

  • しんりん・ジャングル

サルが現れ、地形エリア内のメダロット1体に取り付いて『束縛』の症状を付与する。

  • まちなか・スタジアム

チアガールが登場し、地形エリア内のメダロット1体の攻撃力を上げる。

  • さんち・かざん

火山が噴火し、地形エリア内のメダロット1体に『継続』の症状を付与する。

  • すいちゅう・ひょうが

雪玉が転がり、地形エリア内のメダロット1体に『停止』の症状を付与する。

  • さばく・ありじごく

蟻地獄が現れ、地形エリアにいるすべてのメダロットを中心地へ引きずり込む。

  • うちゅう・サイバー

UFOが現れ、地形エリアにいる行動前のメダロット1体をキャトって行動を忘れさせる。


属性編集

前作までメダルの数に比例して膨大にあった属性だが、

今作からは、格闘と射撃は『そくど』に、

変動、継続、束縛、停止は『しょうじょう』に、

火薬、光学、重力、破壊は『いりょく』に、

対空・対水と索敵・隠蔽は『まもる』行動として『ぼうぎょ』に、

復活や再生は『なおす』行動として『かいふく』に、

連携は『せっち』行動として『せっち』に、

反撃と無効は『とくしゅ』行動として『かいじょ』に、

時間は『おうえん』行動として『へんか』に一纏めにされている。

なお、妨害は変わらず『ぼうがい』として残っている。


これにより、前作ではバージョンによって手に入るメダルの属性が片寄ってしまう(例:カブトバージョンは射撃型メダル、クワガタバージョンは格闘型メダルしか手に入らない)が、今作ではバージョンごとに手に入るメダルが違うものの、取り残しがなければ全ての属性のメダルを手に入れる事ができる。


メダチェンジ編集

メダロットの中には純正パーツを揃える事でレクリスモードに変形できるものがいる。これがメダチェンジである。

変形するとパーツの装甲値の合計が体力となり、パーツの効果や脚部が変化したりする(例外あり)。また、パーツを破壊するデストロイや体勢破壊を無効化できる。

しかし、変形を前提とするためパーツごとの装甲が低く、パーツが1つでも破壊されるとメダチェンジできなくなるのが難点。後の4では、装甲値を1/4にするスタティックに弱いという新たな弱点が判明する。

更には変形するには純正パーツを組み立てる必要があり、自由にカスタマイズできるメダロットの持ち味を殺しているとして嫌っているファンもいる。


メダチェンジにも種類があり、性能は平凡なもののすぐにメダチェンジが可能なシフト変形と、

変形の維持にメダフォースが必要だが、その反面、性能は強力なパワー変形の2つである。

なお、一部にはレクリスモードから更に変形し、クラフティモードになる機体があるが、残念ながらイベント専用である。


後のシリーズではすべてパワー変形となり、手軽にできなくなった分、戦略が広がった。


メダリア編集

今作と4ではメダルの熟練度は3つまでだが、これを補助するのがメダリアである。メダル1つに付き、装備できるメダリアは最大3つまで。

例えば、射撃型のカブトメダルに「なぐる」と「がむしゃら」のメダリアを装備すれば、格闘パーツが使いやすくなる。

しかも、メダル同様にメダリアも熟練度を育てる事ができ、育てたメダリアを別のメダルへ付け替えることもできる。


しかし、メダル本来の熟練度と被ったメダリアを装備した場合、熟練度の数値が高い方に優先され、数値がプラスされることはない。

更に、成長もメダルと比べて遅い。

とはいえ、最初の内は同じ熟練度のメダルに装備させて育てるのが効率がいいと思われる。


後のシリーズでは種類が多くなり、メダルに装備することで、性能アップや様々なスキルを発揮するようになる。


漫画版ではメダロットをメダフォース(暴走)状態にする危険なシステムとして描かれる。

鮟倉がイッキ達を違法メダロット転売の犯人に仕立てあげるついでに実験しようとしたが、発動する前に地球のマザー達に操られた虫の大群によってメダロットを地面に叩きつけられて阻止されてしまう。


ミニミニマシーン編集

ロボロボ団が悪用する、人間やメダロットを縮小させる機械。また、縮小された物を元の大きさに戻す事もできる。

ロボロボ団はこれを使ってどこへでも侵入し、数々の悪戯を行ってきた。

実は、ロボロボ団が開発したものではなく、ブラックデビルがロボロボ団に渡したもので、元々はメダロットを縮小して持ち運びしやすくするための宇宙人の道具である。


  • ジャンプでゴール
  • セレクト隊ききいっぱつ!

ランデブーのゲームセンター、またはメダリンククリア後のマシンから遊ぶ事ができるミニゲーム。


「ジャンプでゴール」は流木をAボタンでジャンプしながら渡っていき、メダルをすべて集めてラピ人形を手に入れれば勝ち。水に落ちたり、時間切れになったり、ロボロボ団に捕まるとゲームオーバー。

一回200円(メダロッターズでは一回100円)で、クリアする度にレベルが上がり、レベル5をクリアするとレベル1に戻る。

難易度は高いものの、レベル1~2の商品はロボロボメダルで、レベル3~5はパスポイント1~3枚を貰える。


『セレクト隊ききいっぱつ!』は一回300円(メダロッターズでは一回200円)で遊べるシューティングゲーム。

水が一杯になる前にロボロボ団を10人落とせばクリア。水が一杯になってイカダが沈むとゲームオーバー。

水位はロボロボ団が落とす水玉や、撃ち落とされたロボロボ団が水に落ちる事で上がり、大きな水玉を壊すと時々、連射力が上がる『POW』と水位が下がる『HELP』が出てくる。

ジャンプでゴールと違って難易度が変わる事がなく、商品はパスポイント1枚。


  • オークション

クリア後にメダロッターズ3階で行われるオークション。

メダロポリスのメダロッターズでは、かつてコウジが使っていたスミロドナッド・ウォーバニットが、アンダーシェルのメダロッターズではサイカチス・ドーグスの代わりに手放す事となったメタルビートル・ヘッドシザースが競りにかけられる。

続編の4でも行われ、レアなメダロットやメダルを手に入れることができる。


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