CV:菅生隆之(現在)、楠大典(回想)/演:村井國夫(実写版)
概要
20区に所属する喰種。喫茶店『あんていく』の店長。温厚な性格で笑顔の描写が多い。
『あんていく』は自殺者の遺体を密かに回収、食肉として加工し、喰種たちに提供する互助組織でもあり芳村はそのリーダー的存在でもある。
『あんていく』は普通の喫茶店としても営業されており、人間の客も来るが、当然ながら店員はみな喰種である。
人を直接殺さずに比較的手を汚さない方法として、自殺者の肉を提供をしているが、
「あんていく」は20区の喰場(人間を捕食する場所)の管理を行い配分する側面を持つ。
芳村自身も無益な殺生は行わないが、甘い人物ではない。
半喰種となった金木研に喰種としての生き方を色々伝授した。主に四方蓮示と行動している。
本作中において謎が多い人物とされている。カネキが喰種捜査官(白鳩)である亜門鋼太朗と戦闘した際も、近くのビルの屋上から観察していた。隻眼の王の正体についても確信がある描写が見られる。
その上、カネキと神代利世との一件についても何かしら知っている模様(しかし意図的にカネキには教えていない)。アオギリの樹のタタラ曰くカネキに『お前はちょうど芳村の盆栽のようなもの。枝が伸びれば矯められる』と述べている。このことからカネキに関して芳村本人が裏で工作している可能性も示唆される。
赫子
赫子は羽赫。
関連項目
ネタバレ注意!
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実は「隻眼の梟」の偽者。
実の娘である本物の隻眼の梟、エトを庇うため、自らが隻眼の梟を装った。
功善という名を持つ。若き頃ただ人間と喰種を食らい続ける日々を送っていたが彼の強さを見込んだ強大な組織「V」にスカウトされ、掃除屋として働く。衣食住が整った生活には満足していたが心は満たされることはなかった。
やがて人間の女性・憂那と恋に落ち、芳村が喰種であることを承知の上で二人は結ばれ、二人の間には半喰種の子供が産まれる。
家族三人の幸せな生活は長くは続かず、憂那はVの謎を追っていたジャーナリストで組織の重大な秘密を掴んでいた事が発覚。Vの命令に彼は逆らえず最愛の妻を殺してしまう。
これが最後の掃除屋としての仕事となったが、それでも組織の縁が切れず守るべく赤ん坊を24区に預けた。憂那の形見の手帳を持たせて。
時が流れ、やがて芳村は「隻眼の梟」と呼ばれる喰種を知る。
組織にも気づかれていたその喰種は既に喰種対策局を襲撃し致命傷を負っていた為、自分の子供だと確信した芳村は助けるべく偽者の「梟」として捜査官と戦った。
カネキを救ったのは子供と同じ人と喰種の間にいる者として理解できる唯一の存在であるから。
いつかカネキに子供を救ってほしいと願い、子供があんていくに来るのを待ち続けている。
しかし喰種捜査局が「梟討伐作戦」を開始。
カネキに内密に報告を受けるも、逃げもせず周りの喰種達を守るべく古株の入見と古間と共に大量の捜査官達の前に立ちはだかる。
激しい戦いの中でジューゾーの左足、黒磐の左手を奪うなどその強大な力を見せつけるも、法寺の「赤舌(チーシャ)」による一撃を食らい、戦闘不能に。
「憂那…―――私の願いはとうとう叶わなかった」
討伐隊に梟討伐完了の知らせが広がる中、篠原達の前に現れたのは…人の形を成さない隻眼の怪物であった。
「 おと~~さん♥ 」
突然乱入してきた彼の娘、「隻眼の梟」であり「アオギリの樹」を統括するエトによりその身柄を回収された。
最終回の描写からするに、かつてのリゼのように「赫包のドナー」として嘉納の研究施設に囚われている模様。