曖昧さ回避
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概要
株式会社キューブ所属。
1944年9月20日、中国天津市の生まれ。戦後に帰国し佐賀県佐賀市で育つ。
妻は女優の音無美紀子。娘の麻友美、息子の健太郎も俳優として活動している。既婚者でありながら美紀子と交際したことが一時期スキャンダルとなったが、のちに前妻と離婚して美紀子と結婚。現在も仲の良いおしどり夫婦として有名である。
なおゲイという噂が流れたことがあるがこれは誤り。1992年度・芸術祭賞に輝いた舞台『蜘蛛女のキス』でゲイの囚人を演じたことが原因と思われる。
時代劇への出演が多く、若い頃は鋭い目つきなどから悪役が中心だった。渋みのある美声から声優としても活躍しており、ハリソン・フォードの吹き替え声優として名高い。
担当作
ハリソン・フォードの吹き替え |
特に『インディ・ジョーンズ』シリーズの主人公であるインディアナ・ジョーンズは彼の当たり役として知られ、日本テレビ『金曜ロードショー』で担当して以降、東京ディズニーシーのアトラクションでも演じていたが、2009年の映画第4作『クリスタル・スカルの王国』では諸般の事情から内田直哉に変更。これに対しファンからは「4作目も村井さんで新録して欲しい」と要望が高まっていたものの、ルーカスフィルムはその意見とは真逆に内田版をオフィシャル化し新録不可にしたとされており、さらに過去作も内田版で新録。往年のファンから大顰蹙を買うことになった(もちろん内田氏に罪はないものの、長年務めていた彼自身とファンの双方の気持ちを考えると批判は致し方無いと言える)が、「村井さんバージョンが作られないのは残念だが、内田さんも上手いしハマっている。質の低いタレント吹替ではあるまいしクレームするほどではない」といった擁護の声も少なからずあった。
そんな中で2014年公開の映画『エクスペンダブルズ3/ワールドミッション』では豪華俳優陣を長年担当したフィックス声優陣がキャスティングされる中で、村井も約10年ぶりにハリソンの吹き替えを担当し、ファンを歓喜させた。
そして2023年、最新作にして完結編『運命のダイヤル』の公開を機に『クリスタル・スカルの王国』の村井版が新録・放送され、さらに『運命のダイヤル』の劇場公開版も担当することとなり、ファンはもちろん、本人も6月7日に行われた公開記念イベントなどで喜びや感謝を語った。
また7月5日、吹替声優陣が登壇した公開記念舞台挨拶にてサプライズでフォードからのビデオメッセージが上映され、
「こんにちは國夫さん、1作目から参加していただき本当に感謝しています。日本語版インディを演じるあなたの声を聞けてうれしかった。長旅に付き合ってくれてありがとう。いつかお会いしたいです。いまはさらなる活躍をお祈りしています」
と第1作からのシリーズへの貢献に感謝と、お墨付きの言葉が寄せられた。これに胸を抑えて感涙し、
「感激です。(シリーズが)終わったとしても次の作品でもフォードの吹替をしたい」
と抱負を語り、喜びを噛み締めた。
これにより晴れて本人公認となったほか、同年の声優アワード「外国映画・ドラマ賞」を受賞した。
(参考:
また『インディ・ジョーンズ』以外では、かつて日本テレビが製作した『スターウォーズ』シリーズの吹替版におけるハン・ソロを担当している。こちらは磯部勉版が公式とされているが、「日テレ版」「(ルーク・スカイウォーカーを水島裕が担当していることから)水島ルーク版」などと呼ばれ、古いファンの中にはこちらを愛好する層も多い。
イラスト未確認
ミライマン@クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃
ダンテ@天才バカヴォン
ナレーション@500日のサマー