プロフィール
年齢 | 43歳 |
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身長 | 172cm |
体重 | 62kg |
好きなもの | キャブの音、煙草 |
嫌いなもの | 豆腐、でかい車 |
得意技 | ドリフトしながら居眠り |
搭乗車種 | |
車体色 | クールグレー・メタリック(ゲームArcade Stage ver.3までと同時期に展開されていた各種グッズ)→ソニックブルー・マイカ(アニメFourth Stage以降) |
ナンバー | 群馬52 が 13-600 |
CV | 石塚運昇/平田広明(新劇場版) |
概要
主人公藤原拓海の父親であり、英才教育を兼ねて拓海にハチロクでのドライビングテクニック(豆腐配達)を叩き込んだ人物である。
(ちなみに、初めて車を運転させたのは中学の時であり無免許のまま公道を走らせているので、れっきとした犯罪行為である)
拓海が与えられたハチロクの特性を理解して乗りこなすセンスを持っている事を把握してからは、本人に一切知らせずに度々ハチロクのチューニングをいじって乗りこなせるかどうかを見て楽しんでおり、自分好みの走りのスタイルになるように誘導していた。
拓海の得意技である「溝落とし」も既に自身で編み出して身に付けており、「限界以上の速度でコーナーを曲がる」手段どまりであった拓海と違い遠心力を利用して「コーナーで減速した後の立ち上がりで加速する」手段としての技術を確立しており、後に口伝している。
ちなみに拓海にドライビングを教えている理由について、「あいつが速くなっていくのが面白いだけ」「そのうちあいつが自分でやりたいことをみつけて、俺にはできなかったことを成し遂げてくれればいい」と語っている。ようは文太なりの教育である。
ハチロクの状態も熟知しており、タイヤの減り方を見ただけで拓海のドライビングの変化を把握していた。作中では拓海がハチロクを二度エンジンブローさせているが、そうなるであろう事も事前に察知していた(一度目は既にエンジンが限界を迎えている事を把握しており、二度目もいくらデチューンしていたとはいえ乗用車用より耐久性の基準が緩いレース用エンジンを酷使した場合長くは保たないであろう事をふまえた発言をしている)。
普段は実家である「藤原とうふ店」を営業しているが、元はラリースト。
かつては「自他共に認める秋名最速」「伝説の走り屋」と言われて、その腕前は現在でも衰えておらず、ドリフト中にハンドルから手を放して、煙草を取り出し火をつける(アクセルワークだけでドリフトの軌道制御をしてカーブを曲がる)という離れ業を難なくやってのける。
「秋名山の下りならシューマッハよりも速い」「ポルシェが相手でも勝てる」と豪語し、拓海すら「へたくそ」と言い切る神業の持ち主であり、事実、秋名の下りで拓海をぶっちぎってみせた。拓海を負かした数少ない人物(もう一人は須藤京一)であり、彼が秋名で戦って勝てなかった唯一の相手でもある。
乗っていた車の性能に差がありすぎるという面はあるが、それを差し引いても腕の差があることを拓海も認識し、GT-Rやランエボをも打ち破ってきた拓海にはショックな出来事となった。その後ショックから一時期スランプ状態に陥っていたものの負けた相手が文太だと知った後は納得したのか吹っ切れた(その直後にハチロクより大幅に性能で上回るインプレッサに乗ることを課され、再度スランプ状態に追い込まれたが)。
昔馴染みに拓海のバイト先であるガソリンスタンドの店長・立花祐一や現役時代からハチロクの整備やセッティングを任せていた自動車整備工の鈴木政志がおり、どういう伝手かは不明だがグループAレース用に使用されていた高回転エンジンを入手するなど謎の人脈を持っている。親子二代で勝負を仕掛けてきた現役時代のライバルも登場している。
豆腐屋をやっているが豆腐嫌いで、拓海に継がせたいとは全く思っておらず自分の代で店を閉めるつもりでいる。妻に関しては、消息(死別or離婚)や人物像などは全く語られていない。
拓海からは「クソ親父」「バカでサイテーで下品で速いドライブ」など口汚く言われることもあるが、中学生に車の運転させたり、ハチロクをぶつけてゲンコツ食らわせたり、拓海に技術や配達について無理難題を押し付けるなど人遣いの荒さからは致し方ないところ。
ただし拓海のハチロクがエンジンブローした時レッカーで駆けつけ、助手席で静かに涙を流す拓海の頭を撫でてやって「お前のせいじゃない」と声をかけてやったり、拓海に「身体に気をつけろ」と言われてちょっと嬉しがったり、現役時代のライバルである小柏健に「俺も息子の自慢したくなった」と張り合うような父親らしさを見せるシーンも多い。また茂木なつきが家に押しかけてきたときはクリスマスパーティーに乗ってあげている。
ゲームにおける文太
原作で最強クラスの走り屋なだけあり各種ゲーム作品でも事実上のラスボスとして登場する事が多いが、原作がまだ第一部連載中(=インプレッサはまだ原作未登場)の時期に発売されたセガサターン版とプレイステーション版では拓海が乗っているのと全く同じ外観とセッティングのAE86トレノを用意しバトルを仕掛けてくる。
その上セガサターン版ではキャラ崩壊が激しく、拓海が負けると「豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえってんだ!!」などと罵声を浴びせて来たりと原作では考えられない台詞を多数嘆いてくる。
アーケードゲーム頭文字D_ARCADE_STAGEシリーズでも5まではラスボスで登場。インプレッサに乗って拓海を打ち破ったプレイヤーの前に立ちはだかる(ちなみに家庭用版を除いて勝っても負けてもエンディングは見ることが可能でコンティニューは一切できない)。
(6 AA・7 AA Xはストーリーモードの仕様変更に伴い、高橋涼介と藤原拓海、7では乾信司がラスボスになった)
また、8 インフィニティでは原作完結に伴いストーリーモードが一新されたため、ラスボスに復帰した(当初、ニセプロジェクトD編で止まっていたがアップデートでストーリーが追加され、完結編となる「藤原とうふ店編」まで追加され、そのシナリオに文太が登場する)。
また、ver.3以前に存在した「文太に挑戦!」なるモードが登場し、文太がプレイヤーと勝負をするモードになっている。STREET STAGEを除き、負ければポイント没収(STREET STAGEは勝っても負けてもカードがもらえるし没収されない)でしかも、レベル1でも初心者殺しの強さになっている。しかも特定のコースと難易度ではクリア不可能となるほど。また、コンティニューは一切できない。
6AA以降では仕様を変更して復活。ストーリーモード「公道最速伝説」Another編(7AAXではReberth編)をクリアすると登場するLegend編において登場し、リターンマッチに全て勝利、LegendゲージをMAXという条件を満たせば、「文太に挑戦!!」となって文太が登場、勝利すれば次の職人の領域に進むことができるが負ければLegendゲージが減らされる仕様になっており、ポイントは没収されることはない。また、文太はLegend編のみにしか登場しない(これは6AAXにのみ番外編で登場した健二、ニセプロジェクトD、舘智幸、一度も登場しない坂本、末次トオルも同様である。)
余談
- 彼が経営する「藤原豆腐店」は、「藤野屋豆腐店」という名で実在していた。もちろんハチロクを配達に使っていたりするわけではなく、ごく普通の町の豆腐屋であった。『頭文字D』のブーム中は、ファンが頻繁に訪れて厚揚げを買っていったという。実写版のロケ地としても使われ、その際は看板の文字を「藤原豆腐店」と書き換えたが、撮影終了後も文字を戻すことなく営業を続けていた。2006年に店主の高齢により閉店。さらに2007年には、道路拡張工事のため取り壊しが決まったが、ファンの尽力により、「おもちゃと人形 自動車博物館」に移設・保存されることになった。
- TVアニメ版のプロトタイプとも言えるマガジンCDブック版(所謂ドラマCD)では後のTVアニメ版と同じく石塚氏が声の担当をしているがTVアニメ版よりも若干愛想の良い演技であり、特に客と通話する際の応答が大きく異なる。
- TVアニメ版ではホットバージョンと共に同作の監修を務めた土屋圭市氏とは同氏のアマチュア時代のライバルで現在も親交ある設定であり、TVシリーズ第一期では拓海vs涼介戦の前に土屋氏が文太に電話をかける一幕があるほか、ドラマCD「ドリキン青春グラフィティー」では拓海と樹に土屋氏の元に会いに行かせる一幕がある。
関連イラスト
関連タグ
小柏健 - 現役時代のライバルのひとり
土屋圭市 - 現役時代のライバルの一人の設定、かつ実在人物。