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「システムは簡単に異常をきたすのです。何か恐ろしいことが起こってからでは、手遅れなのですよ」


CV:豊崎愛生

(※初登場前から月川ちりのロゼッタパクトにて声のみ先行登場)

概要編集

プリパラの女神・精霊のファララ・ア・ラームガァララ・ス・リープジュリィジュルル)の妹。

色味や目つきを除けば容姿はジュリィに瓜二つ。本来は神アイドルグランプリを司る姉をバックアップする陰の存在で、姿を公にするまで運営側の赤井めが兄ぃにも存在を知られていなかった。

生真面目でルールや形式を重んじる性格のため、自由奔放な姉にはいつも困らされている。


アイドルになりたいジュリィの策に巻き込まれる形で赤ん坊の姿にされ、パラ宿のプリパラに落ち月川ちりと行動を共にしていた。彼女もジュルル/ジュリィ同様普段は赤ん坊の姿だが、こちらは女神としての人格がそのまま残っているため、通常時と遜色ない意思疎通が可能である。その反面パクトから出る事はできないため、実体化に必要なサイリウムタクトを姉から奪い、自身がグランプリを執り行う事を目論んでいる。

神アイドルグランプリが不慮の事故で阻害される事を誰よりも恐れており、ジュリィに取って代わろうと画策しているらしいが…。


赤ん坊の姿でも女神の人格が残っていた為、ちりの元ママ役で有った。


プレイキャラとしては神6弾より登場。これに先立ち、ジャニスが着用している黒系の神コーデが神5弾にて登場した。

アイドルタイムシリーズの開始に伴い一度外されたが(トモチケとしての召喚は可能)、タイム5弾から再登場する。



内面と動向(ネタバレ注意)編集


真面目でルール重視のタイプであるため悪人ではないのだが、彼女の場合その思想が極端な節が存在する。

彼女はアイドルを「愚かで不完全な存在」と称し、「放っておけばミスをし、つまらぬことで悩み、調子に乗って自ら堕落していく」と思うあまり、自分が女神として、プリパラアイドルの全てを管理すべきと考えている。特にパクトの持ち主であるちりに対しては彼女の才能と神アイドルの素質を見込んでおり、かなり贔屓している模様。

アイドルであるべき人間を選ぶ」という選民思想はかつての紫京院ひびきに通じるものがあるようだ。


そのため「みんな神アイドルになれる」という姉の思想はジャニスにとって神アイドルを軽んじる発言であり、ジュリィの性格も相まって姉より自分の方が優れていると一方的に決めつけている。同じ妹キャラでありながら「長所を理解した上で兄や姉の上を目指す」というスタンスののんウサチャとは異なり、姉の性格を長所として理解しようとしていなかった。


124話にてタクトを渡すようジュリィに直談判するも「理由は自分で気づいてほしい」と彼女に断られてしまったため、ジャニスはノンシュガーを神アイドルグランプリで優勝させてタクトを奪おうと計画していた。

しかしこれまでずっと自分に従順だった当のちりに初めて逆らわれ断られたため「女神パワー」と称す怒りによる力でパクトごと動き、ノンシュガーにくっついて行くことに。


転機編集


127話、「プリパラのちりならわかってくれる筈」と再度ちりにタクトを奪うことを要請するが再度断られたためちりを見限り、その後他のチームにも声をかけたが誰にも賛成してもらえず、最後は自分で強引にタクトを奪うことを考えるまでになった。

しかしノンシュガーの即座に思いついた中で完成度の高いメイキングドラマ、パワーアップしたダンスから成り立つライブを見て感銘を受け、ジャニスはノンシュガーが優勝した時自身がタクトを奪えば優勝式を邪魔する考えに行き着いてしまった。

ジャニスは彼女なりにノンシュガーを指導し成長を見守り、ノンシュガーもジャニスのアドバイスが励みになっていた。ジャニスは根本的な部分は悪人ではないため、情が移った故の躊躇と言えるだろう。


結果的にタクトを奪うことは保留にするが、プリパラの秩序を守ることはまだ諦めず、生まれた感情に迷いを見せつつ、ノンシュガーとは別行動を取り始める。

これに加え128話では「約束より大切なものがあるのでは」と新たな考えが生まれているが、本人は新たに生み出された考えに自身で混乱している様子。

そして129話にてうっちゃりビッグバンズの神チャレンジを妨害するも、ちゃん子の張り手で突き飛ばされタクトの奪取は未遂に終わる。この際、天空のエレベーターを動かしてから姿を現した初登場時とは異なり、大勢の観客がいる状態で現れたため、遂に素性までとはいかなくても存在が露見してしまった。


真実編集


ジュリィ復活によるライブの後、強引にタクトを奪おうとしたジャニス。しかしその最中タクトに触れたことで、女神としての情報が全て脳内に流れてしまい、神アイドルグランプリ終了後、女神はジャニスに代替わりしジュリィは消滅する運命にある事を知ってしまう。


あれだけタクトの奪取に固執していたジャニスだが、プリパラの女神システムにより、ジャニスは既に次期女神であることが決定していた(ジュリィがこれまでタクトに触れさせなかったのは、タクトそのものが女神としての記録媒介であったため)。ジャニスが次期女神と知らせることは、システムの定めにより禁じられていたのである。

更にジュリィの消滅は本来彼女が辿る道ではなく、ジュリィが「女神が地上に降りてはいけない」というルール=システムの根幹を破った事で起こる不具合を自分で一手に引き受けたため。


ジュリィが自らの身を犠牲にしてまで地上に降りたのは、ルールと秩序だけを重んじるジャニスが今後のプリパラを統べる事を案じていたからであった。

赤子化こそ、ジュリィが「アイドルになりたい」という夢を消滅前に叶えたいがゆえのエゴであったものの、ジャニスが共に赤子化し、ノンシュガーを通じてアイドルに情が移るようになったのは全て姉の策の内であった。


「何もかも、私のせい…」と、明かされた真実により自身の行いを後悔したジャニスは謝罪。しかしそれでもなお、ジュリィには自分の夢を叶えられ妹と和解できたと優しく返された。

「お姉様、私、このグランプリを成功に導くまで、精一杯サポートします!」

ジャニスは涙ながらに宣言し、消滅の運命にあるジュリィの為にも全力でサポートする道を選ぶ。

面会したノンシュガーには謝罪とこれまでの礼を述べ、涙と共に別れを告げたのであった。


127話中盤まではその展開から本作の3期ラスボスで間違いないと思われていたが、127話の終盤から立った改心フラグを経て第130話にて改心&和解したことにより、彼女のラスボス説は実質ミスリードに終わることになった…はずだった


その後はジュリィと共に神アイドルグランプリを取り仕切り、お忍びで姉妹共々ソラミスマイルとノンシュガーの激励に一度出向いたり、ジュリィの本心を指摘していた。137話終盤、神アイドルグランプリファイナルを制したソラミスマイルの前に、最後の試練としてジュリィと共に姿を現す。

つまりジャニスは、ジュリィと共に「敵役」ではなく「越えるべき壁」として本作のラスボスになったのである。

続く138話にて本編でのライブシーンが解禁され、完璧なハーモニーで歌い上げ、ソラミスマイルの歌に反応しジュリィと共に歌に加わる。

無事自身達を超えて神アイドルになったソラミスマイルを祝うのも束の間、遂にジュリィの消滅の時が訪れてしまう。タクトを渡されプリパラを任されるも、「姉を守れずしてアイドルを守れる訳がない」と、自らジュリィの救出に向かった結果システムに飲み込まれてしまう。

光を失ったタクトを手にソラミスマイルは歌い始めるが、神アイドルの力だけでは女神たちを救うことはできなかった。しかし、仲間達、そしてプリパラを愛する全ての人々と力を合わせ、ついにジュリィとジャニスは救出されるのだった。

神アイドルグランプリ終了後は正式に女神に就任し、女神の職務に専念するため、らぁら達と別れることになる。


続編『アイドルタイムプリパラ』では編集


引き続き天空にいるようだが本作では長らく姿を見せず、音沙汰の無い状況だった。


無印134話で見せたお忍び姿がヒツジ隊のメンバー・瑠衣に似ていたため視聴者からちょっとした話題になったり(単なる偶然だったが)。


また女神就任から三ヶ月経たずでパラ宿のプリパラが崩壊した13話では、頭を抱えているであろう彼女を心配する声が挙がった。

アイパラワンドロ 13話その2


ジャニス本人は満を持して終盤の48話にて登場。再び実体化した姉と共に、パックとの戦いで眠りについたらぁらの危機に駆けつける。

パパラ宿における神アイドル同等のランク・「ゴッドアイドル」の称号を授けるための降臨であり、女神が地上に降りてはいけないルールを破った影響で一時的に赤子の姿にもなっていた(但し今回は実体化している)。またこの際ノンシュガーとの再会を共に喜んでいる。

とあるチームのゴッドアイドルチャレンジをジュリィと共に認め、3人にゴッドアイドルの称号を授けた後はマイ☆ドリームに後を託し天空へと戻っていった。


続々編『アイドルランドプリパラ』では編集

0話から時の精霊と並んでめが兄ぃ会議に参加しており、アイドルランドへのアップデートの際「たくさんの夢と笑顔と、友情がより一層輝くように」と願って承認したが、イガイガ虫が原因となって、プリパラが切り離され、多くのアイドルがプリパラの記憶を失う事態になってしまう。


8話では本来女神が地上には降りてはいけないルールのはずなのに何故か普通に降りており、ファララと共に無茶をしようとするガァララを止めた。


10話ではイガイガ虫に覆われたユメ目に時の精霊と力を合わせキラキラを与えるも、自身は力を使い果たして赤子の姿(前作同様今回も実体化している)になって落下しまうが、間一髪のんが受け止めた。


そして12話、力を使いすぎてしまったせいで、元に戻るまでに相当な時間を有することになってしまい、女神の職務ができなくなってしまった。その間、ファルルを女神代行に任命した。


注意編集

pixiv内で単に『ジャニス』と検索すると他のイラスト(項目の1関連)も大量にヒットしてしまうため、「ジャニス プリパラ」で検索するのが望ましい。


中の人について編集

演じる豊崎愛生は過去に同じ森脇真琴監督作品の『ジュエルペットきら☆デコッ!』にて大宮ぴんく役で主役を務めた他、『プリティーリズム・レインボーライブ』の蓮城寺べる役の戸松遥2と共に声優ユニット「スフィア」のメンバーとしても知られる。プリパラのメインである「i☆Ris」の先輩にあたり、アニメ紅白等の同じステージで共演した事もある。

同じ豊崎のキャラである『しゅごキャラ!』のスゥ、『ヒミツのここたま』のメロリー、後の『ミュークルドリーミー』のみゅーは何れもと居候しているのだが、双子の姉のジュルル(ジュリィ)が真中家に居候をしていた為なのか、ジャニスは月川ちりの実家に居候していた為、豊崎が主人公宅に居候しないパートナーを演じたのは珍しい。

また、プリティーシリーズでは阿澄佳奈伊藤かな恵が出演をしているため、『しゅごキャラ!』の主人公の日奈森あむとその彼女のしゅごキャラ役の女性声優の中で唯一ミキ役の加藤奈々絵のみだけが唯一プリティーシリーズに出演をしていない声優となった。


関連イラスト編集

ジャニスC91用女神ジャニスジュリィとジャニス女神姉妹


関連タグ編集

ジュルル ジュリィ プリパラ女神姉妹

月川ちり ノンシュガー


プリティーシリーズラスボス編集

天羽ジュネジュリィ&ジャニス→パック

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