「惚れるっていうのは何もかもひっくるめて飲み込んでやるって事なんだ!そういうのが愛とか恋というもんじゃねぇのか!?」
声優・俳優 | 西村知道/志村知幸(新劇場版)/ケニー・ビー(実写版)、金尾哲夫(実写版吹き替え) |
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搭乗車種 | トヨタ・カムリ(SV40前期)/実写版:ホンダ・ステップワゴン(RF1後期) |
ボディカラー | ダークグリーンマイカ(TVアニメ版)/スーパーホワイトII(新劇場版)/ブラック(実写版) |
好きなもの | 走り好きな若者たち |
嫌いなもの | RV車のブーム |
ナンバー | 秋名52 ろ 5-204(新劇場版) |
概要
藤原拓海や池谷浩一郎達が働いているガソリンスタンドの経営者で拓海らからは「店長」(原作第二部後半からは「社長」。理由は後述)と呼ばれる。
このGSは原作ではエッソ、実写版ではENEOS、新劇場版ではゼネラルであるがTVアニメ版ではFourth Stageまではオリジナルデザインの『GS』(Fifth Stageからはエッソをもじった『ESSA』)である。
拓海の父文太とは走り屋仲間でもあった親友で、43歳の妻子持ち。
ドラテクはそれほど高くなかったが知識と経験が豊富で、拓海のドリフトに対するプロレベルの回答を瞬時に理解できていたり、各車種の特性や戦闘力、左足ブレーキ等のテクニックを拓海や池谷達に詳しく解説したりしている。
拓海達や池谷たちを息子のように温かく見守っている。
中里毅からのバトルのオファーを勝手に引き受けてしまい困り果てた武内樹の為に、昔文太を唆していたのと同じ方法で拓海がバトルをするように一肌脱いだ。
佐藤真子に対して勘違いをし待ち合わせをしていたにもかかわらず会うのを尻込みしていた池谷に対しても、大人としての経験に基づいて「お前は女心がわかっていない!」と発破をかけて出発させた。
また文太がハチロクのエンジンを載せ換えた時に拓海に対して意図的にポテンシャルとその扱い方を隠している事を知った際は、友人の整備士の鈴木正志に連絡を入れて拓海達のために文太には黙って必要な計器を持って来させた。
走り屋を引退した現在はカムリに乗っているが現役時代の愛車は不明。
現役時代に文太の最大のライバルだった小柏健とも面識があり、小柏カイが拓海とバトルする為にGSに訪れた際には名字を聞いて真っ先に正体に気付いていた。
文太と同様に喫煙者であるが、アニメでは喫煙シーンが少なく次第に吸わなくなっていった。
ゴルフが趣味で、若手プロゴルファーである上原美佳の正体にいち早く気付いた。
余談
TVアニメ版での扱い
TVアニメ版第一期では何度かお忍びギャラリーとして秋名山へ訪れた事があったが、拓海vs中里毅とのバトルの際にはたまたま近くにいた涼介のおっけか女子の集団の中に入ってしまい涼介に夢中で祐一の存在を無視し押しくらまんじゅう状態になっており「癖になりそうだ…」と喜んでいるのも束の間、涼介の移動と共に集団も移動し始めたが、その際に一緒に着いていきながら「キャー、涼介様ぁ~」という迷言を残している。
前述の様に第一期では出番が増えた反面、Fifth StageとFinal Stageでは逆に原作でいた筈の場面で殆ど登場せず、Final Stage最終回終盤になってようやく登場し、エンディングでも文太と共に居酒屋で呑んでいる様子が描かれている。
呼称の移り変わり
原作第二部後半からは『社長』と呼ばれているが、これは第二部連載中に現実のエクソンモービル系のGSがブランド再編し直営店のエッソ及びゼネラルは全てセルフ店になりフルサービスの直営店はモービルに統一したので、フルサービス店でエッソブランド=フランチャイズ店という設定が確立した為(その後合併などを経て2018年以降はほぼ全ての店舗でENEOSブランドに統一されている)。
声優関連
新劇場版で祐一役の志村知幸は、これ以前にOVA『頭文字D Extra Stage』で佐藤真子の一時的な恋人となる宮原役を、TVアニメ『頭文字D Fourth Stage』では元暴走族リーダー=高橋啓介の元舎弟役を演じていた。
その他
- 実写版ではイツキと親子の設定にされており、彼に手を焼きつつも甘やかしている様子であった。また、この実写版では愛車がステップワゴン(RF1後期)になっており、この車はイツキからは「戦車」と呼ばれている。
- GBA用ゲームソフトの「頭文字D AnotherStage」では名前が明記されておらず「店長」として登場している。