概要
無印から主人公を続投した山野バンの新たなLBXであり、アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。
テロ組織「ディテクター」及び裏で世界征服を目論むLBX管理機構「オメガダイン」への対抗策として、山野博士が極秘に開発していた3機の新型LBXのひとつであり、他の2機同様Σオービスの合体元でもある。
アキレスやオーディーン、後のイカロス・ゼロといった他のバン機と比べると、そのデザインは正統派の騎士を強く意識した様なものとなっている。
アーマーフレームには新素材を採用しており、突出した能力こそ無いものの、バンのLBXらしい攻守に優れたオールラウンダーとなっている。
また、特殊モードとして「K(ナイト)モード」を搭載。使用時は機体が黄色く発光した状態となり、機体の周囲には球状のバリアが展開される。
数ある特殊モードの中でも特に防御に秀でており、ゲーム版では近距離攻撃を無効化し、遠距離攻撃に至っては弾いてしまう。さらには機動力アップのおまけまで付いてくるという豪華仕様となっている。
常に誰かを守る為に戦う、バンに相応しい特殊モードである。
基本装備は、薙刀「エルシオンハルバード」と、盾「エルシオンシールド」。
他にも、ペルセウスの基本装備である剣「ペルセウスソード」や、両手銃「キラーガトリング」等、様々なカテゴリの武器を使いこなす。
必殺ファンクションは、輝く十字越しに閃光を纏った槍を投げつける「ホーリーランス」。使用時は機体に天使の様な翼が生える等、その演出はかなり荘厳なものとなっている。
また、ペルセウスの武器を手にした際は、剣タイプの必殺ファンクションである「ストームソード」や「コスモスラッシュ」も使用した。
名前の由来は、ギリシャ神話に登場する死後の楽園「エリュシオン」。
同作には、A国の軍事衛星「パラダイス」や、楽園追放の物語で有名な「アダムとイブ」の名を冠するAI等、本機以外にも楽園、或いはそれに関係した人物の名称を持つものが複数登場しており、その多くがメインストーリーにおいて重要な役割を持っている。
ゲーム『爆ブースト』では、エンディング後にショップに追加されるボーナス機体として、ペルセウス、ミネルバと共に先行登場した(ただし、ペルセウスは『BOOST』でさらに一足早く登場している)。
ショップではNGフレームしか入手出来ないが、同じくエンディング後に解禁される「アルテミスレジェンド」の戦利品として、MGフレームを入手する事が可能である。
派生機体
勇者エルシオン
ペルセウスカラーの青いエルシオン。
ゲーム版限定の機体だが、主題歌CDの特典としてプラモデル化されている。
『W』では大空ヒロの専用機として設定されており、彼に使わせると専用のセリフが流れる。
エルシオン・ディード
こちらもゲーム版にのみ登場。アキレス・ディードカラーの黒いエルシオン。
PSP、PSVita版『W』では、特典パスワードでのみ入手可能なレア機体だった。
『装甲娘』において
本名は「ヒナヤマ コウ」。CVは白石晴香。
そそっかしい部分もあるが、困っている人を見ると放って置けない心優しい少女。
必殺ファンクション及びEXスキル(特殊モード)は本家と同じ「ホーリーランス」と「K(ナイト)モード」。
ホーリーランスには原作には無い敵へのデバフ効果と味方へのバフ効果が追加されている。
また、こちらのKモードは機動力アップこそ持たないものの、一定時間あらゆる攻撃で自身が受けるダメージを0にするという、非常に強力なものに仕上がっている。
ただし、発動条件は「味方が戦闘不能になった時」とやや厳しめであり、NEOアルテミス以外での発動は難しいかもしれない。
ちなみに、旧版での必殺ファンクションはホーリーランスでは無く「超プラズマバースト」だった。
山野バン繋がりなので全くの無関係では無いものの、ホーリーランスを差し置いてまで選ばれた理由についてはもはや知る術は無い。
超プラズマバーストに関しては、ミゼレムクライシス版ではアキレスのACCM(アシストファンクション)という形で登場している。
しかし、性能面だけで言えば現状はデクー改(何故かMG黄)の「超放電式ミサイル」の下位互換であり、上方修正が待たれる状況にある。
関連タグ
ダンボール戦機W LBX ナイトフレーム 山野バン Σオービス
歴代バン機:AX-00 / アキレス / オーディーン / イプシロン(ゲーム版及び漫画『ダンボール戦機外伝』のみ) / エルシオン / イカロス・ゼロ / オーレギオン / オーディーンMk-2 / アキレスⅡ