概要
血継限界とは『NARUTO』に登場する特殊な能力のことで、基本的には血の繋がりによって次の世代に伝えられる。
その種類は大別して二つの系統があり、三大瞳術(白眼、写輪眼、輪廻眼)や君麻呂や大筒木カグヤの屍骨脈のような特異体質タイプと、木遁や氷遁のように異なる二種類のチャクラを同時に発生させて新たな属性のチャクラを生み出す性質変化タイプに分けられる。
後者には「血継淘汰」(けっけいとうた)と呼ばれる上位種が存在し、こちらは異なる三種類のチャクラを同時に発生させるというもので、現在確認されているものは塵遁のみ。
また、性質変化タイプの血継限界を二種類持っている者もおり、五代目水影照美メイは溶遁と沸遁の二つの血継限界を持っている。
上述の通り、血継限界を得る資格があるのはその術者の血縁者のみだが、必ずしも能力が発現するわけではない。
逆に外科手術などの方法で術者の体の一部(細胞や眼球など)を自分の体に移植することにより、血縁者でなくとも血継限界の能力を獲得することも可能である(ただし、大抵の場合何らかのリスクが伴う)。
血継限界を持つ忍は、その強大な力と希少性ゆえに、その能力を欲する者達、特に他里の忍から狙われることが多い(日向ヒアシと弟の日向ヒザシのエピソードなどが典型)。
また、白の一族(雪一族)のように周りから忌み嫌われて迫害されたり、うちは一族のように戦時中は重宝されても後に悲惨な運命を辿ったりする場合も少なくない。場合によっては豪商や権力者に囲われて奴隷の様に扱われる事もある。
なお、輪廻眼のみ特定の血筋に現れるのではなく、完全な突然変異によって発生すると言われていたが、後に写輪眼が行き着く最終形態(現段階で確認されている内では)であるということが判明した。