書籍版
コミカライズ版
原作 | ナカノムラアヤスケ |
---|---|
漫画 | まお(4巻まで)、荒井空真(5巻以降) |
レーベル | モンスターコミックス |
既刊 | 6巻(2024年現在) |
概要
正式なタイトルは『勇者伝説の裏側で俺は英雄伝説を作ります ~王道殺しの英雄譚~』
田舎育ちの青年が、不思議な槍を手に入れたことから英雄として成り上がっていく異世界ものファンタジー作品。
ちなみに、メイン画像を見て分かる通り主人公の(ロマンス的な意味で)相手となるヒロインは全員巨乳であるという特徴がある。
あらすじ
神に選ばれた少年が運命に導かれ、お姫様や仲間と共に聖剣を手に入れ魔王を倒すための旅に出る。
どこにでもある、ありふれたおとぎ話。
けれども、もし『勇者』が生まれた裏側で『英雄』が現れたらどうなるのか。
お姫様や仲間が勇者と出会う前に『英雄』と出会ってしまったら。
勇者の持つ『聖剣』に匹敵する『伝説の武器』を英雄が手に入れてしまったら。
これは、世界を救う宿命を背負った勇者と魔王の戦い……ではなく、勇者と同じ村に住んでいた青年『ユキナ』が、ひょんなことから手に入れた喋る武器『グラム』と共に、勇者伝説の裏側で『英雄伝説』を紡ぎ出す物語。(以上、小説家になろうの作品ページより引用)
登場人物
- ユキナ
本作の主人公(メイン画像奥の黒髪の青年)。ド田舎な村の出身でその村人として一生を過ごすはずだったが、同郷のレクリスが勇者に選ばれたことと、そのレクリスが王都に移る際の同行人として推薦されたことから、王都に長期間滞在する事になる。
そして、傭兵(対厄獣専門の冒険者のようなもの)として活動する上で不思議な槍を得たことから、ユキナが主役の英雄伝説は幕を開ける事になる。
- アイナ・アークス
本作のヒロインその1(メイン画像→の赤髪の美少女)。チンピラ集団に絡まれていた所を王都での滞在生活を始めたばかりの頃のユキナが偶然発見して救出した美少女。華奢な身体ながら女として出ている所はキチンと出ており。チンピラに絡まれていた所を助けてもらった上に王都観光という名目で野デートや別れ際にペンダントをプレゼントしてもらった事から、好意を寄せるようになる。
丁寧な言葉遣いに加えて自分の名前などをユキナに明かせないころから市井の人間ではないようだが……
- キュネイ
本作のヒロインその2(メイン画像←のセクシーな恰好をした美女)。ユキナたちの滞在する王都ブレスティアの路地裏で昼間は医者、夜は娼婦を営んでいる女性。ユキナが王都での目的の大半である娼婦宿を訪れた際に見かけたことから惚れこみ追いかけて声をかけ『初めての相手』になってもらうとするもそのための額がちょっとやそっとじゃ届かない額であった(キュネイが『娼婦の中でも最高級に位置する極上の女』及び『無償無条件で相手をしては今までに自分を買った客に申し訳が立たない』という事情もある)ため、ユキナは金策の為に傭兵家業に奔走することとなる。
- ミカケ
本作のヒロインその3。異国の僻地の出身である狐の獣人である『銀閃』の二つ名で知られる腕利きの二級傭兵。ユキナが初心者狩りの如く弱い厄獣モンスター《ビックラット》を狩り続けていたことから、『腰抜けの槍使い』として見下していたが、コボルトキングをはじめとする厄獣の群れに手負いとなり絶体絶命の窮地に陥ったとことを、そのユキナに窮地を救われ英雄に相応しき活躍を見せたことから、態度を改め彼の従者となる。
- レリクス
主人公と同じ村で生まれ育った同年代の青年。
容姿、性格、能力いずれも申し分なしの完璧超人であり、王都の教会の者達によって勇者に任命された(生まれた時から右手に勇者の証である『聖痕』という痣があった)ことから後々復活することになる魔王に対抗するための戦力として王国所属の勇者となる。
余談
前述の通りコミカライズ版も連載されており最初はまお氏が作画担当を務めていたのだが、21話をもって作画担当が荒井空真氏に変わると作品の評価はガタ落ちになってしまう。それというのも、まお氏と荒井空真氏の作画は似ても似付かず作中上では同じ登場人物を描いていても、印象が大きく異なるレベルであった為である(簡潔に言うなら過半数多数の読者からコレジャナイ判定を受けるレベルで作画が変わった)。そのため各漫画アプリ(ニコニコ漫画、がうがう)等のコメント欄でも落胆したり、作品を見限るコメントが多々見られている。
関連タグ
もどして:本作が掲載されている各漫画アプリではこのコメントがお約束になっている。
バウムクーヘンエンド:『本来だったら勇者(レクリス)とくっついたりパーティー入りするヒロインが全員他の男キャラ(ユキナ)に取られてしまった』という点ではまさしくこれに該当する。