「私はソラ。ウルトラの父よりあなたたちを出迎えるように仰せつかりました」
CV:潘めぐみ
概要
ウルトラマンフェスティバル2018ウルトラライブステージ第一部「Brother~勇者たちの絆~」に登場した、光の国の女性科学者。
プラスの感情を力に変換して光る「ウルトラフラッシュ」の開発者であり、「よく褒められる」と自負する美しい歌声を持つ。
その反面戦う力には乏しく、そのことにコンプレックスを覚えている。
作中での動向
光の国を訪れたジードとMCのお姉さん、そして観客たちを出迎え、案内役を務める。
ウルトラフラッシュの実験として皆で「ウルトラマンの歌」を歌うなど楽しい時間を過ごすが、直後にエンペラ星人が襲来。
宇宙警備隊の一般隊員たちが嬲り殺されるさまを目の当たりにしたうえ、ジード・ロイヤルメガマスターをも一蹴したエンペラ星人に「貴様のいう声の力とやらでこの窮地を抜けてみせよ」とせがまれるも恐怖で立ち竦んでしまい「つまらぬ女だ。力の無い者に価値などない。貴様は消す価値もない虫ケラだ」と蔑まれ、立ち向かう意志を失ってしまう。
しかし諦めずにウルトラ戦士を応援するお姉さんと観客に心動かされ、白い鎧を纏って戦場に立ち、熱唱しながら舞い踊る。
「みなさんに教えられました。私は…私にできることをします。私にしかできないことを!」
「戦う力のない者には価値がない…私もそう思っていました。でも違った!私になかったのは戦う力じゃない…戦う勇気だったのよ!私には私の戦いがある。だからお願い…みんなの力も貸して!」
その歌声は故障したウルトラフラッシュを復活させるのみならず、ロッソとブルを戦場に導き、ウルトラ戦士たちの勝利に大いに貢献した。
戦いの後は「人にはそれぞれ役割があり、一人一人がそれぞれにできることをするのが大切である」と悟り、光の国へと帰っていった。
「人には、それぞれ役割があるんですよね。戦う人、サポートする人…そして、応援する人…何ができないじゃなくて、何ができるかが大切なんだって思えたんです」
ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀
まさかの映像作品デビューが決定。
ウルフェスのオリジナルキャラが原典にも登場した事例は過去にもあったが、ウルトラ戦士にこのケースが適用されるのは今回が初である。
ウルトラマン80、ユリアンと共に惑星カノンで活動している様子が描かれる。
今作で初めて防御技であるシールド・フルールを披露した。
容姿
『ウルトラ銀河伝説』でウルトラベビーを抱いていたブルー族の女性や、すかがわ親善大使のピアニーにそっくりだが、白いブーツを履いている点が異なる。
戦場に立つ際には、前面に虹色の宝石が埋め込まれた白い胸鎧を纏う。右肩からは薄緑色のヴェールが垂れており、彼女が歌い踊るたびに華麗に翻る。
余談
彼女が着用した白い鎧は、1997年のウルフェスにて「光の妖精ファーラ」という役どころの女性が着用していたものの流用である。実に21年越しの再利用となった。
ステージ終盤で彼女が歌う楽曲『ヒカリニナレ』は、2016年からウルフェスに楽曲提供をしている真鍋ひでたかにより作詞・作曲された本ステージ用のオリジナル曲である。エンペラ星人が歌い上げた『暗黒の宴』ともども音源化を望む声が多く、「ウルトラマンフェスティバル ライブステージ ソングコレクション 2009-2019」に収録された。
『ウルトラマンZ』のボイスドラマ第16回では、「何年か前に歌の力をエネルギーに変える装置っていうのを科学技術局で研究してたって話だし…」という台詞があり、彼女の存在が間接的ながら仄めかされている。
担当声優の潘めぐみ氏は、『ウルトラマンジード』ではペガッサ星人ペガを、『怪獣娘』では湖上ランを、『ULTRAMAN』では北斗星司を、『UGF』ではウルトラマンジャスティスを、『かいじゅうステップワンダバダ』でケムちゃんをそれぞれ演じており、何かとウルトラシリーズやその派生作品と縁が深い(彼女自身も“ファンめぐみ”と呼称されるほどのウルトラシリーズの大ファンである)。ウルフェスのステージではこれ以外にも女性のマグマ星人役を演じている。
関連タグ
超時空要塞マクロス 戦姫絶唱シンフォギア:彼女の歌が戦いを左右する展開に、これらの作品を想起した観客もいたトカ、いないトカ。