CV:宗矢樹頼
概要
仮面ライダーアギトのテレビスペシャル「新たなる変身」に登場するカブトムシ型の超越生命体。
個体名はスカラベウス・フォルティス。個体名の意味は“屈強な甲虫”。身長220cm、体重168kg。
頭にある角の先端から小さな針を発射してターゲットに突き刺し、任意の時間差で「サイン」を合図に灰化して殺害するという不可能殺人を行う。刺さってから灰化までは数分ほどのタイムラグこそあるものの、一度刺さってしまえば相手は跡形もなく灰化し崩れ落ちる。
しかも射程もそこそこ広く(描写からすると数十m以上)、刺さった際も多少痒みを覚える程度で灰化が始まるまで自覚症状も全く現れない。
犠牲者の意識は完全に灰化するまで残っており、自分の体が崩れ落ち、風に吹き飛ばされていくところを目の当たりにし絶望しながら死亡することになる。
武器は「義憤のモルゲンステルン」というメイスと「無明のポプロン」という盾。
カブトムシの怪人とあってか防御力も高く、アギトのライダーキックとG3-Xのケルベロスの掃射を受けてもボディには傷一つつかず、ケルベロスファイヤーを受けても一瞬ひるんだ程度のダメージしか受けない。パワーも強くバーニングフォームと互角の戦闘を行い、余りある力を暴走させて恩人の国枝に襲い掛かってしまった津上翔一を自暴自棄にさせた。
その後はギルスとG3-Xを倒したが、国枝の助言で迷いを振り切った翔一が新たに変身したシャイニングフォームによる怒涛の連撃を受け、シャイニングクラッシュを喰らい爆死した。
この怪人との戦いで指摘されたG3-Xのパワー不足が後の仮面ライダーG4の開発に繋がった。
余談
カブトムシがモチーフの生物の針の発射。こちらは命中しても灰化は起こらない。