徳島県三好市、美馬市、那賀町にまたがる標高1,955の山。
四国山地の一部である剣山地の主峰で、徳島県最高峰。
また愛媛県の石鎚山に次ぐ四国2位の高さを誇る。
山名の由来は、山腹の神社に安徳天皇の剣を納めた伝説によるものという説がある。
山頂周辺は「平家の馬場」と呼ばれる笹に覆われたなだらかな平原となっている。
北斜面の石灰岩層地帯には搭状の岩が多く、古来より修験道の行場となっている。
剣山国定公園の中心にあり、日本百名山にも選ばれている。
山自体は市街地から全く離れた奥地にあるが、舗装された国道2本が標高1,420mの登山口まで通じており、さらにそこから1,750mまで15分で結ぶリフトが冬季を除いて運行されている。
そのため初中級者でも比較的登山がしやすく、山頂には有人の山小屋が2軒ある。