概要
徳島県徳島市寺島本町東にあるJR四国の駅。高徳線(徳島線・鳴門線直通含む)と牟岐線が乗り入れる。
駅の北東側に徳島運転所が所在する関係で、改札口は現時点では南口のみ存在する。
駅番号は、高徳線がT00、牟岐線はM00、徳島線はB00である。
当駅を高架化する計画はあるが、現時点では着工されていない。
駅表示のパネルは阿波踊りの駅。
1993年竣工の駅ビルクレメントプラザはホテルと商業施設複合の地上18階地下1階の県内最大級の高さを誇る。
一方、立派な駅ビルに反して駅裏は古びた跨線橋がそのまま駅ビルに刺さってるだけのホームと車両基地のみである。
駅周辺は歩道橋が多く、市街地に出るには歩道橋を渡る必要があり、同時に当駅周辺は四国で最も交通渋滞が激しい場所である。鉄道が弱く、(路線バスを含め)自動車が強いのは車社会が定着している地方の特色そのものといえる。
駅構造
佐古方に切り欠き式ホームを備えた単式ホームと、島式ホームがそれぞれ1面2線ずつある、合計2面4線の地上駅。
※特急停車駅については「うずしお」「剣山」「むろと」を参照のこと。
「駅舎側から見て正面が2番乗り場で、その向かって左の切り欠き式ホームが1番乗り場」という特徴を持った駅構造を持つJR線の駅として、同じJR四国管内では琴平駅、他社管内では高尾駅(JR東日本)や伊賀上野駅(JR西日本。ほかに伊賀鉄道も乗り入れる)の例がある。
利用状況
- 2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は8,129人である。
- JR四国では高松駅に次いで2位。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 8,328人 | 16,656人 |
2009年(平成21年)度 | 7,868人 | 15,736人 |
2010年(平成22年)度 | 8,153人 | 16,306人 |
2011年(平成23年)度 | 8,328人 | 16,656人 |
2012年(平成24年)度 | 8,219人 | 16,438人 |
2013年(平成25年)度 | 8,338人 | 16,676人 |
2014年(平成26年)度 | 8,067人 | 16,134人 |
2015年(平成27年)度 | 8,158人 | 16,316人 |
2016年(平成28年)度 | 8,187人 | 16,374人 |
2017年(平成29年)度 | 8,112人 | 16,224人 |
2018年(平成30年)度 | 8,129人 | 16,258人 |
関連項目
南海電気鉄道・・・系列の南海フェリーが徳島港~和歌山港を結んでおり、徳島港まで当駅から連絡バスが出ている(かつては小松島港発着だった)。南海の1路線として、南海各線の駅との連絡切符も販売されているのが特徴。また、当駅には南海バスによる明石海峡大橋経由の高速バスも乗り入れ、さらに地元の徳島バスも南海系列であるなど、徳島は南海電鉄との縁がかなり深い。