鳴門線
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なるとせん
JR四国の鉄道路線又は徳島バスの路線系統の一つ。
本記事では1について記載する。
路線名 | 鳴門線 |
---|---|
路線区間 |
|
路線記号 | N |
ラインカラー | 赤紫 |
路線距離 | 8.5km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 |
|
最高速度 | 85km/h |
非電化区間 | 全線 |
単線区間 | 全線 |
閉塞方式 | 自動閉塞式(特殊) |
保安装置 | ATS-SS |
運転指令所 | 高松CTC指令室 |
第一社鉄道事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
池谷駅と鳴門駅を結ぶ四国旅客鉄道(JR四国)の鉄道路線の一つで、地方交通線。全線徳島県鳴門市内を走行する。
殆どの列車が高徳線徳島駅まで直通運転を行う為、路線系統上は徳島駅〜鳴門駅間の路線として扱われる。また、起点は池谷駅だが列車運行上は高徳線にあわせて池谷駅・徳島駅方面を下り・鳴門駅方面を上りとしている。
高徳線高松駅方面との接続は悪く、特急うずしおに乗り換える場合30分から1時間程度の待ち時間が発生する場合がある。
途中駅では一切列車交換が出来ない。
日本国有鉄道(国鉄)時代に「赤字83線」に選ばれる程の赤字路線だが、現在に至るまで廃止を免れている。これは特定地方交通線選定までに徳島駅方面の通勤・通学需要の増加により、利用者数が国鉄の廃止基準を上回った為である。しかし民営化後はモータリゼーションの進行や徳島バスの路線網充実により利用者が減少している。
- 1916年(大正5年)7月1日:阿波電気軌道の路線として古川駅〜撫養駅(初代)間開業。古川駅、中原駅、吉成駅、勝瑞駅、市場駅、池谷駅、立道停留場、金比羅前停留場、撫養駅(初代)開業。
- 1924年(大正13年)1月1日:天理教前停留場開業。
- 1926年(大正15年)月日不明:天理教前停留場を教会前停留場に改称。
- 1926年4月30日:阿波電気軌道が阿波鉄道に改称。
- 1928年(昭和3年)1月18日:ゑびす前駅〜撫養駅(2代)間延伸に伴い全線開通。撫養駅(初代)をゑびす前駅に改称。撫養駅(2代)開業。
- 1933年(昭和8年)7月1日:阿波鉄道が国有化され鉄道省の阿波線となる。ゑびす前駅を蛭子前駅、中原駅を阿波中原駅、市場駅を阿波市場駅に改称。立道停留場・金比羅前停留場を駅に変更。
- 1935年(昭和10年)3月20日:高徳本線全線開通に伴い吉成駅〜池谷駅間を高徳本線に編入。池谷駅〜撫養駅間を撫養線に改称。古川駅〜吉成駅間廃止。古川駅、阿波中原駅廃止。
- 1948年(昭和23年)8月1日:蛭子前駅を撫養駅に、撫養駅(2代)を鳴門駅に改称。
- 1952年(昭和27年)3月1日:鳴門線に改称。
- 1961年(昭和36年)4月15日:阿波大谷駅開業。
- 1971年(昭和46年)4月1日:高徳本線阿波市場駅廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物営業廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴いJR四国が第一種鉄道事業者として継承。
- 1989年(平成元年)4月10日:一部列車でワンマン運転開始。
- 2006年(平成18年)3月1日:駅ナンバリング導入。
- 2006年6月1日:臨時快速「鳴門きんときライナー」運行開始。
- 2006年11月30日:臨時快速「鳴門きんときライナー」運行終了。
優等列車は沿革の項で記載した徳島駅〜鳴門駅間ノンストップの臨時快速「鳴門きんときライナー」が2006年に平日限定で運行されたが、開業時より通常は全列車が普通列車として運行されている。但し平日のみ運行される鳴門駅6時52分発の池谷行は、種別こそ普通だが途中駅を全て通過する。
運行頻度は概ね毎時1本。途中駅発着の列車は設定されていない。上述した平日のみ運行の鳴門発池谷行ノンストップの列車及び折り返し池谷発鳴門行を除き、全て徳島駅まで直通する。また一部は徳島駅を跨いで牟岐線との直通運転を行う。牟岐線直通列車は鳴門駅〜桑野駅間に1往復と牟岐発鳴門行1本の計3本が設定されている。
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