「大封印はこの俺が破る!」
「まだ生きていたとは……飛んで火にいる夏の虫とは、お前達の事だ!!」
CV:依田英助
登場話:第50話「恐るべき大封印」
概要
暴魔獣の1体。金と黒の鎧に身を包んだ竜人と言うべき姿を持ち、鍵に似た赤い剣で武装している。
封印破りの名人として知られ、劇中では108匹の暴魔獣が眠る「大封印」を破るべく、流れ暴魔のヤミマルとキリカの2人をその為の儀式の生け贄に捧げようとするも、ターボレンジャーに妨害された末にヤミマルを救わんとしたドラグラスから討たれた。
主な能力として鎖で相手を拘束する「鎖封印」が有り、本人も「二度と逃れる事は出来ない」と豪語するだけあってその拘束力はかなり強力。また、炎を放って攻撃する事も可能。
活躍
大地震と共に復活すると、上記の台詞と共に大封印の解除を目論み、それを阻止せんとするターボレンジャーと交戦。其処へ現れた暴魔城からの援護を受けて撤退すると、ネオラゴーンから改めて大封印の解除を命じられると同時に、儀式の生け贄に流れ暴魔の2人を捧げる様に告げられる。
ネオラゴーンの命の下、ヤミマルとキリカの元へズルテンにウーラー兵と共に率いられて現れると、自らの鎖封印で2人を拘束。そのままドラグラスに2人を連れて行かせると、駆け付けたターボレンジャーも同じ様に鎖封印で体の自由を奪い、撤退した。
その後、採石場で2人を磔にすると、火炙りと言う形で儀式の生け贄に捧げる事で大封印を解こうとする。「貴様等は燃え尽き、その命がこの玉に吸い取られた時、大封印が開くのだ!!」と豪語し、自身の水晶球に2人の命を吸収しようとするフーインボーマ。
だが、其処へ鎖で縛られながらも力達5人が駆け付けた為に攻撃するも、力の立ち回りによって水晶球を蹴り飛ばされ、それが自分に命中して破壊され、その際のダメージで自身の鎖封印も解除されてしまう。
「例えこの身を封印されたとしても、正義に燃える心までは封印できないんだ!」と叫んで5人が変身すると、ズルテンの嗾けたウーラー兵を全滅させられるも火炎攻撃で吹っ飛ばす。
だが、負けじとやぐらを組んだ5人のコンビネーションアタックを受け、怯んだ所へVターボバズーカを叩き込まれて敗北する。
直後にズルテンの暴魔再生巨大化光線で巨大化すると、ヤミマルに阻まれたレッドを覗く4人の操縦するターボラガーと交戦。バトルボールを受けて怯むも、負けじと鎖封印で拘束する。すると其処へネオラゴーンを裏切ったドラグラスが現れた為に火炎で攻撃するが、火達磨にされても怯む事無く突撃して来るドラグラスの特攻を喰らい、フーインボーマは爆散した。
しかし、死の間際に自分の残された命を剣に注ぎ込んで捧げた事で大封印を弱め、しかもその大封印はターボビルダーの真下にある事が判明した。
余談
『百化繚乱[上之巻] 』によると、デザイン画の段階では剣の色は黒く、名前も「フウインボーマ」だった。デザインには錠前を入れつつも、最後だからと言う事で竜をモチーフとした模様。
声を演じた依田氏は第9話のトリツキボーマや第17話のドロロボーマ、第33話のノッペラボーマ、そして第40~41話に登場したワタリドリボーマの声を兼任していた。
次回作の『地球戦隊ファイブマン』ではオオカミルギンやイカタマギン、そして銀河魔神剣サーベルギンの声を担当する事となる。
関連タグ
結界忍者ケッカイ坊:『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場するセキュリティ破り繋がりの怪人。但し、封印に対してこちらは結界を破る上、第1話に登場する等、フーインボーマとは対称的。