ズルテン「何を!? 青の勾玉があれば、腹痛ぐらいすぐ治るってんだ!」
登場話:第17話「子供になった先生」
概要
かっとび暴魔ズルテンの旧友である暴魔獣。胸部に当たる部分に山姥を思わせる醜悪な顔が付いており、頭部に当たる側面からも白髪が生えている他、腰から下がスカートのようになっているという何ともおどろおどろしい姿をしている。両腕に勾玉の数珠をつけている他、全身に波紋の如く水色のストライプが走っており、全体的に見ると土偶にも見える。
右手に着けた赤い勾玉から人間の年齢を奪ってエネルギーとする能力の持ち主で、年齢を奪われた人間は子供から赤ん坊へとみるみる変貌し、年齢に比例して記憶まで失った挙句、やがて消滅してしまう。だが、ドロロボーマ自身も年齢を奪い過ぎると腹痛を起こしてしまうらしく、その場合は左手に着けた青い勾玉で治癒できる。ちなみに青い勾玉には奪った年齢を元に戻す効果がある為、赤い勾玉とセットで人間から奪った年齢のエネルギーを体内で調整する装置である事が窺える。
年齢を奪うだけが能ではなく、巨大戦では自在に姿を消して翻弄したり、破壊弾を放って攻撃したりという技も披露している。
活躍
山奥で2万年間封印されていたのをズルテンの手で解かれ、現代に復活。
旧友のよしみで彼の頼みを聞き届けると、その晩にゲームで遊んでいた某所の一家を襲って両親を子供に変えてしまう。
翌日も人々を襲い、彼等の年齢を食っていくとズルテンから「この世にはもっともっと美味い奴がいるぜってんだ」と聞かされる。
その後、担任の山口先生から河原の掃除を言い渡された洋平をズルテンの差し金で襲撃し、赤い勾玉で子供にしようとするも咄嗟に山口先生が彼をかばった為、代わりに彼女を子供にしてしまう。その瞬間を見ていなかった洋平がドロロボーマの青い勾玉を蹴り飛ばし、ズルテンに山口先生の居場所を尋ねる。
その直後、ターボレンジャーの残る4人が駆けつけたため、ドロロボーマはズルテンや彼の召喚したウーラー達と共に交戦。子供になった山口先生を連れて洋平が逃げると、レッド達もその場から撤退した。
一方、年齢を食い過ぎたせいでドロロボーマは腹痛を起こしてしまっていた。その醜態をラゴーンに叱責されジャーミンには「まったくズルテンの友達らしいわ」と馬鹿にされると、負けじとズルテンは上記の台詞で抗議。だが、肝心の青い勾玉を前のターボレンジャーとの戦いの中で紛失してしまったため、ズルテンと共に遊園地で洋平を振り回す子供の山口先生を拉致。
コンクリート置き場で在り処を尋ねるが、相手は知らないと白を切る。「何言ってる!土手で拾ったはずだ。それを壊されると子供にした大人が元に戻ってしまうんだ。さぁ、早く返せ!」と迫るドロロボーマだったが、そこへ洋平が現れて山口先生を救出。
この時、青い勾玉は彼女が持っており、壊すと大人が元に戻る事を知られてしまうが、執拗な追跡によってドロロボーマは2人を追い詰め、勾玉を取り返す一歩手前まで漕ぎ着ける。
だが、そこへレッド達が加勢に現れて赤の勾玉を破壊された挙句、青の勾玉の情報まで共有されてしまう。そして洋平がブルーターボに変身すると、ウーラー兵を嗾けて戦闘に突入。
ブラックがズルテンの相手をする中、レッドのGTクラッシュによってウーラー兵を一掃される。そしてドロロボーマもブルーもコンビネーションアタックによってJガンを叩き込まれた末、Vターボバズーカで撃破される。
直後にズルテンが法螺貝から放った暴魔再生巨大化光線を浴び、ドロロボーマを巨大化再生を果たす。そしてターボロボとの巨大戦では自在に姿を消して相手を翻弄し、破壊弾で攻撃するも、結局はターボシールドで破壊弾を防がれてしまい、そのまま高速剣を突き刺されて爆散した。
ドロロボーマの死後、残った青い勾玉を力がターボレーザーで破壊したことで、山口先生は元の姿に戻るのだった。
余談
モチーフは山姥メイクのおばちゃんらしい。
声を演じた依田氏は劇場版のジャシンボーマと第9話のトリツキボーマの声を演じており、続く第33話のノッペラボーマや第40~41話のワタリドリボーマ、そして第50話のフーインボーマの声も兼任している。
関連タグ
PPチープリ、幼化サイマ獣ザイレン、バックトゥ忍者オクト入道、臨獣クレーン拳ルーツ、エンビィ・チルダ:後の平成シリーズにおいて人間の年齢を奪って若返らせる能力を持った後輩達。ただし、ドロロボーマのように生まれる以前の状態に戻す程極端ではない。