概要
ラインリバー大陸の南の海に浮かぶ小さな島。
魔王ハドラーが勇者アバンに討伐された後、邪悪な意思から解放され善良な存在となったモンスターたちがひっそりと棲みついていた。
人語を話せる鬼面道士ブラスが長老的存在としてまとめており、赤子だったダイは船の難破でこの島に流れ着き、モンスターたちを真友として腕白ながら健やかに育った。
デルムリン島の魔物たち
デルムリン島に住む魔物は以下のモンスターたちである。
新アニメでは原作連載当時存在しなかったモンスターも追加されている。
種族は原作カラーページ及びアニメ版の配色から判断。
※☆は漫画版・1991/2020版で全出演。
種族が確定している魔物 | 備考 | |
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あばれこまいぬ | 2020年版 | |
あばれザル | 1991年版 | |
アルミラージ | 2020年版 | |
いたずらもぐら | 2020年版 | |
いっかくうさぎ | 1991年版 | |
エンプーサ | ☆ | |
オーク | 2020年版 | |
おおありくい | ☆ | |
おおがらす | 2020年版 | |
おおくちばし | ☆ | |
おおさそり | ☆ | |
おおなめくじ | ☆ | |
おおねずみ | ☆ | |
おどるほうせき | ☆ | |
おばけキノコ | ☆ | |
かえんムカデ | 漫画 | |
ギガンテス | 漫画・2020年版 | |
ギズモ | 2020年版 | |
キメラ | ☆ | |
きめんどうし | ブラス | |
キャタピラー | ☆ | |
キャットフライ | ☆ | |
キラーパンサー | 2020年版 | |
ぐんたいガニ | ☆ | |
ごうけつぐま | ☆ | |
ゴースト | ☆ | |
ゴールデンメタルスライム | 愛称は「ゴメちゃん」。 | |
ゴールドマン | ☆ | |
ゴーレム | 2020年版 | |
コング | 漫画 | |
さそりばち | ☆ | |
サーベルウルフ | ☆ | |
しにがみ | 漫画・2020年版 | |
じんめんじゅ | 1991年版 | |
じんめんちょう | ☆ | |
スライム | ☆ | |
スライムつむり | 2020年版 | |
ダースリカント | 漫画 | |
だいおうイカ | ☆ | |
タップペンギー | 2020年版 | |
どくイモムシ | ☆ | |
ドラキー | ☆ | |
どろにんぎょう | 2020年版 | |
トンブレロ | 2020年版 | |
バシリスク | ☆ | |
バピラス | ☆ | |
ひくいどり | 2020年版 | |
フロッガー | ☆ | |
ベビーサタン | 2020年版 | |
ホイミスライム | ☆ | |
マッドオックス | ☆ | |
マドハンド | 2020年版 | |
マーマン | ☆ | |
マリンスライム | ☆ | |
マンドリル | ☆ | |
ももんじゃ | 2020年版 | |
リップス | 2020年版 | |
ドラゴン | 1991年版/2020年版 | ※2020年版では、ゴメ救出作戦時に登場 |
種族が確定できない魔物 | 備考 | |
アニマルゾンビ系 | 漫画 | |
最終決戦後加入した魔物 | 備考 | |
クロコダイン | 元魔王軍百獣魔団長、現アバンの使徒のバックアッパー兼タンク役、チウ曰く「先代獣王」 | |
チウ | 元拳聖ブロキーナの弟子、現獣王遊撃隊隊長、自称「二代目獣王」 | |
ヒム | 元ハドラー親衛騎団兵士、現獣王遊撃隊隊員12号 | |
獣王遊撃隊の面々 | 獣王の笛でチウの部下・仲間になった魔物たち |
デルムリン島の歴史
50年前まではパプニカ王国の洗礼の地でもあったようなのだが、事情を知らない人間側からはモンスターだらけな怪物島と恐れられ、人の行き来は絶えて久しい。
ロモス王国からでろりんらニセ勇者一行が乗り込んできた一件で、住人のモンスターたちが危険な存在ではないと知られるようになった。
そんなモンスターたちも、大魔王バーンによる邪悪な魔力を受けて再び凶暴になりかけたが、アバンの破邪呪文「マホカトール」を結界にして難を逃れている。
その後、ハドラーを遥かに上回る大魔王バーンの軍勢からも目をつけられ、ブラスを拐われるといった災難にも見舞われたが、ロモス王国の兵士団が護衛として滞在するようになる。
その兵士たちは勇者の養父であるブラスの警護を誇り、チェスを一緒に楽しむなど、人間社会との友好関係が築かれた。
バーン打倒後経緯こそ全く描かれていないが、物語の最後にはクロコダイン、チウ、ヒム、獣王遊撃隊の面々もそこに住み着き、仲良く平和に暮らしているようである。
過ちを素直に認め謝罪できるほど人格面に大変優れているクロコダインと、ロモスでの遺恨をいつまでも残さない非常に寛容な彼となら、和解し合うことは想像に難くないであろう。
複雑な立場とは言えバーン撃破のために尽力した彼らが、平和になった後は人目を避けるようにして人気が少ないモンスター島に身を寄せたことは、もしも実父バランのように人間たちに疎まれたなら、愛する人間のために悪を討った後地上を去るとためらうことなく宣言したダイの意思にも通じるものがあるようにも思えるが、彼らにはそのような悲壮な様子は全くない。
むしろ、身を取り敢えず落ち着ける安定した場所として単に選んだだけなのかもしれない。
余談
ダイ大の元になった最初の短編漫画『デルパ!イルイル!』が初出であり、島名は同作タイトルでありモンスターを出現させる呪文でもある「デルパ」と、機械に悪さをする妖精と言われる「グレムリン」の組み合わせなのか。
「グレムリン」はDQシリーズに登場するモンスターのモチーフにもなっているが、「善良なはずのモンスターが凶暴化して騒動を起こす」という展開のハリウッド映画のタイトルとしても有名なので、こちらを意識しているのかもしれない。
ジョーカー3プロフェッショナルではこの島の名を冠した特性「デルムリン島の奇跡」が登場した。
50年前までは儀式のために人間が出入りしていたため、怪物島になったのはここ数十年と思われるが詳細は不明。