概要
2019年から制作が開始された特撮ウェブドラマ。
主にYouTubeのウルトラチャンネルで配信されるウルトラシリーズの作品。
シリーズの特徴
国際色豊かな展開
海外版権問題を解決し、2010年代後半から本格的に英語圏や巨大市場であるアジア・中国圏への展開に力を入れ始めている円谷プロは、当作品制作にあたり英語と中国語の吹き替え版も製作している。ほかにも解説の字幕に英訳が添えられていたり、事前のコマーシャルもすべて英語になっている。
英語版の声優は日本在住の外国人ナレーター、外国人声優が起用されている。
作品の配信尺
いままでのファイトシリーズはテレビ放送の都合もあり、「約3分間」を売りにしていたが、ネット配信のため、3分以上の尺に伸びている。そのため、全話合わせると実質的に劇場版レベルの長編になっているといえる(ソフトの収録時間は『ニュージェネレーションヒーローズ』は約60分、『大いなる陰謀』は約90分)。
なお、実際にはキリの良いところで区切っているため、長い回もあれば短い回もある。
撮影方法
以前のファイトシリーズ同様、ミニチュアなどは用いない全編グリーンバック撮影。また『ファイトビクトリー』『ファイトオーブ』では人間キャラクターが登場することもあったが、今作ではオリジナルキャスト及び声優によるアフレコのみで登場しない。これは海外展開に当たって、外国語吹き替え版を製作するという意図もある。
そのため変身シーンやインナースペースは登場しない。タイプチェンジ時の演出もカットされているが一部では変身アイテムを使用した演出がある。
評価
元々海外畑な上にアクションやフォームチェンジを多用することに定評がある坂本監督の作風や歴代ウルトラ戦士が勢揃いするというゴージャスな展開が相性が良く、英語版の製作や字幕をつけられるyoutubeの機能をフルに生かすことで海外の視聴者への配慮なども完備した結果国内外で非常に高い評価を受け、公開後約10カ月で累計4000万回再生を突破し、中国国内に至ってはなんと1億回以上の再生を記録した。
続く第2弾の『大いなる陰謀』では良くも悪くも今まであまりフィーチャーされてこなかった海外ウルトラマン達やネオス、アンドロメロス、ジョーニアス、ジャスティス、メビウスなど、前作以上に幅広い年代のキャラクターの登場が決定され、更にはベリアルやトレギアといった闇に堕ちたウルトラマン達の背景も掘り下げられることが判明している。
作品一覧
- 『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』(2019年)
- 『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』(2020年)
展開時期は不明だが、『大いなる陰謀』完結後に、同作の続編にあたる新作を制作予定であることが告知された。