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概要

平安時代に鬼舞辻無惨を診察した医者が、無惨に投与した薬に関係する植物の名称。

どのような植物なのか、それが人体にどのような効果を及ぼすものだったのかはその医者のみが知っていたようだが、当時無惨は病が治らない事に腹を立てて治療の途中でその医者を殺してしまった為に、彼に対する治療は中途で終わる事になってしまった。
結果、無惨は超絶的な力を持ちつつも、日光を浴びれば死んでしまう鬼へと転じる事となる。

後に無惨は、自身に使われた薬には青い彼岸花と呼ばれる植物が使われていたという事を医者の資料から知ったものの、それ以上の事は何も分からず、何としてでも太陽を克服して完璧な生物へと至りたい彼は、この花こそがその鍵を握るとして、1000年以上それを探し求め続ける事となる。

自身のみならず、猗窩座を初めとする上弦の鬼達にも捜索を命じて数百年にも渡ってこれを探させているが、彼等でもどれだけ捜索しても見付けられない事から、その希少性が窺える。

余談

一見すると「青色の彼岸花」は希少種にも思えるが、実在してはいない
ネット上の画像には特に鬼滅の刃のヒット以降は「青色の彼岸花」というものが時折挙げられているが、それらは本物の彼岸花に色彩加工が加えられたもの(画像の色彩加工であったり、切り花を花染色剤で青く染めたりしたもの)であり、いずれも自然種ではないのだ。

なお、ヒガンバナ科に属する「アガパンサス」などは水色に近い色合いをしているが、全体的に紫寄りであって青とは言い難い(尤もアガパンサスは南アフリカ原産なのだが)。
また、同じヒガンバナ科ヒガンバナ属に「リコリスブルーパール」という品種もあり、こちら上記のアガパンサスより確かな青味が出る。尤もこちらも真っ青にはならず、やはり紫色やピンクっぽい水色といった具合いであり、しかも光の当たり方で色合いが違って見える。

ちなみにこんなに繊細で見つけ難い植物が存在するのかと思う人もいるかもしれないが、現実にも同じような超希少で栽培方法も碌に確立されていない植物は実在しており、例えばユウレイランという花は数年に一度どころか、数十年に一度しか花を咲かせないとされている。
他にもハワイの一部地域のみに咲き、現在の地球上には20本程しか存在しないとされているコキア・コウケイという花なども存在する。

関連イラスト

鬼舞辻 無惨
青い彼岸花



関連項目

鬼滅の刃 鬼滅の刃用語一覧
鬼(鬼滅の刃) 鬼舞辻無惨
善良な医者 嘴平青葉 
彼岸花 / ヒガンバナ

ネタバレ注意

以降、最終話までのネタバレを含む為に注意





















時が流れ現代となった最終話の第205話で遂に登場。
植物学者の嘴平青葉が発見して、研究の為に独自に採取していた。その後は研究の結果1年に2~3日、日中にだけ花を咲かせるという生態が判明した。
しかも、花を開いているのは昼間の内のほんの数分から数十分の間だけで、その時の環境によっては開花時期が来ても花をつけない時もあるなど、非常に繊細な植物でもある。花を閉じている状態では、大きな土筆のようにしか見えない。
つまり太陽が弱点の無惨たち鬼では、1000年かけても発見出来ないのも無理はなかったのである。

資産家の養子などで人間社会に紛れていた無惨自身の他、人間を操れる下弦の壱、人間社会でも多数の人間を動かせる地位にあった上弦の弐、人間との交流が多い上弦の陸の片割れの女辺りなら間接的に探し出すか情報を入手できた可能性も一応はあり、実際に無惨はこれらの伝手を使って、人間も利用して情報収集を行い、医者の出身及び活動地域だった東京周辺を中心に捜索していた(ちなみに無惨が作中で見せた芸妓の女性の姿が、人間を利用して青い彼岸花を探す為の姿だった)。
しかし、科学技術が発達して情報化社会と化した現代で、漸く発見されたレベルの希少な花であった為に、基本的に人伝てで調べるしか無かった平安~大正時代で探し出すのは結局不可能だった様である。

この花には全く新しい未知の成分が含まれている事が判明しており、国外の研究者からも注目を集めていたのだが、その育成には極めて精密な水質と土壌の管理・調整が必要な非常にセンシティブな代物であり、最終的には青葉が研究の途中で管理ミスを犯してしまった事により保管していた青い彼岸花が全て枯れてしまった。
しかも元の限られた群生地に生えていた野生の花も、近隣の花が採取された影響で全滅してしまった上に、種子や苗株からの栽培にも失敗した事から、青い彼岸花は地球上からは絶滅してしまったと思われる。
人為的ミスによって貴重な植物が永遠に損失してしまった事には、海外の研究者達からも批判が殺到しており、管理責任者だった青葉もこの件が原因で研究所をクビになった。

結局、研究が本格化する前に現物が全滅してしまった為に、この植物が具体的にどのようなものだったのかはそれ以上明らかになる事もなく物語は完結したが、後の解説などでは本当にこの植物こそが無惨を鬼へと変えた薬物の原料だった事が示唆されている。
もし、研究の結果この植物に含まれていたであろう人間の体を細胞レベルで変質させる物質の存在が突き止められたとして、それが野心や悪意ある者に知れ渡り、そしてその物質を基に人間や動物を怪物に変容させる技術が開発され、今度は事故などではなくもっと邪悪な意図で、鬼のような化け物が生み出される事態になっていたかもしれなかった事を考えると、この花の秘密は永遠に秘密のまま歴史の闇に消えてくれたことはむしろ人類にとっては幸運だったとも言える。
なおファンブック弐では無惨が滅び、その起源たる青い彼岸花も失われた事で、「二度と鬼が現れる事はない」と明言されている。

更に竈門炭治郎の母・竈門葵枝はこの花の咲く場所を知っており、実は幼い炭治郎にも一度だけ見せていた(開花時期が年単位で不定期な為に弟妹達は未見)事が発覚した。その開花場所とは竈門家にも非常に縁深い、継国縁壱の墓の近くである。
実際に5巻の炭治郎の走馬灯の中にも彼岸花が登場しているが、漫画なので色は不明(アニメでは未登場)。

つまり無惨は、実は本編第一話で青い彼岸花の発見」「日の呼吸の完全根絶」「太陽を克服できる鬼の素体の発見」という、全ての目的にニアミスしていた事になる。
よって本作は一歩間違えれば第一話で無惨の完全勝利が確定し、物語が最悪の形で終わっていたかもしれないという危険性を孕んでいた訳である。

余談だが、上述したユウレイランについては、イングランドでは1800年代に初めて発見されて採取され、後に展示会に出品された際に職員のミスで枯らしてしまった事で、次の発見までに20年以上の歳月を待たなくてはならなくなったというエピソードがある。
青い彼岸花の末路も、こういった実話がモデルなのかもしれない。

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