概要
長野県中西部にある松本盆地の中心都市(特例市)。1907年(明治40)に市制化し人口約24万人。
旧称は信府。市のキャッチフレーズは「文化香るアルプスの城下町」。
日本の大きな都市の中では最も標高の高い場所に位置し、市役所付近で標高約600mである。
西に飛騨山脈(北アルプス)、東には美ヶ原高原、南東には木曽山脈(中央アルプス)、南西に赤石山脈(南アルプス)といった標高2,000~3,000m級の山々に囲まれている。
槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの名高い山々や一大山岳リゾートの上高地も市内にあるため、登山や観光も非常に盛んである。山間部を中心に温泉も多い。
農業ではコメ、ブドウ、リンゴ、モモ、スイカの産地としても知られ、1960年台以降は工業団地が進出して、電機、食料加工品、精密機械メーカーの工場も多い。
太平洋戦争の空襲を免れたため歴史ある文化財が多い文教都市でもある。現存天守閣である名城松本城などで有名であり、国立信州大学の本部がある。